犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

井上尚弥vsドネア(ドナイレ)

2022-06-08 23:03:36 | 日々の暮らし(2021.2~)
 フィリピンで人気のあるスポーツは、バスケットボールとボクシングだそうです。

 先の大統領選では、元プロボクサーで6階級を制覇したフィリピンの英雄、マニー・パッキャオが立候補しました(落選)。

 現在、最も人気があるボクサーは、フィリピンの閃光、ノニト・ドネア

 パッキャオには及びませんが、5階級を制覇しています。

 6月7日のWBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦で、日本のモンスター、井上尚弥の相手がこのドネアでした。

 D(娘の夫、フィリピン人)も楽しみにしていました。

 アマゾンPrimeでライブ中継があり、テレビにつなげて観ようとおもいましたが、ケーブルが見当たらなくて、ノートパソコンの小さい画面で観戦しました。

 私は最近のボクシングはあまり見ないのですが、大阪にいたときに、行きつけのバーでボクシング好きの青年から、井上尚弥がいかにすごいボクサーかを聞いていたので、ネットで過去のKOシーンなどを見たことがあります。

「井上は強いから、早い回でKO勝ちするんじゃない?」

「いやドナイレ(フィリピンではドネアではなくドナイレと発音するらしい)も強いですよ。ドナイレが勝つと思います」


 二人は2年半前にも対戦していて、そのときは12回判定で井上が勝ちました。年間のベストマッチといわれるほどの激闘だったということです。

「でも、ドナイレは年でスタミナがないから、長い試合になると難しい。6回でドナイレがKO勝ちすると思います」

 ドネアは39歳だそうです。

 試合開始早々、ドネアの左フックが井上の顔面にヒットします。

「ほら!」

 初回からかなり激しい打ち合いでしたが、終了間際、井上のストレートが決まり、ドネアがダウン。

「ああ!」

 Dが悲鳴を上げます。

「イノウエ、強いね!」

 2回は、一方的な展開で、ドネアは見ていても気の毒なぐらいめった打ちになってダウン。レフリーが試合をストップし、井上の2回TKO勝ちで終わりました。

「ドナイレ、もう引退かな」

 試合後、ドネアが井上に「ありがとう」と日本語で声をかけていたのが印象的でした。

 ドネアは大の親日家だそうです。

 その前日には、サッカーの日本対ブラジル戦を、Dもいっしょにテレビ観戦しましたが、フィリピンではサッカーはあまり人気がないということで、Dはオフサイドの意味も知りませんでした。

 アメリカの植民地だった影響かもしれません。


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