写真:×混血児、派出婦、私生児→〇多文化家庭子女、家事手伝い、婚外子女
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、大統領府に「宗教・多文化秘書官」のポストを新設しました。
しかし、初代の秘書官に任命したキム・ソンヒ氏が過去、SNSに「同性愛は精神病」とか元慰安婦の賠償要求は「遅れた花代」などと書いていたことが暴露され、任命から1週間も経たないうちに辞退するはめに(リンク、ハンギョレ5月12日社説)。
ところで、多文化という言葉は、日本語でも使いますが、外国人居住者の多い地域での「多文化共生」という用例が典型的です。
一方、韓国語では国際結婚を「多文化婚姻」と言います。
韓国民族文化大百科事典によれば「多文化家族」という言葉は、2003年、市民団体の提言によって、それまでの混血家族、国際結婚などを言い換えるようになったものだそうです。
韓国は、単一民族国家という民族主義、純血主義が他国に比べ強く、多文化家族は長い間、混血家族、混血児(ホニョラ)などと呼ばれ、差別を受けてきたが、20世紀末、世界化(=国際化)と移住による外国人の流入増加、国際結婚の急増などで多文化家族が新たに注目を集めるようになった。韓国の多文化家族は、われわれとは異なる民族や異なる文化的背景を持つ人々を含む家族を総称する用語である。「多文化家族」という用語は、2003年、30以上の市民団体より成る健康家庭市民連帯が、それまでの混血児、国際結婚、二重文化家族など、差別的な用語を「多文化家族」に置き換えることを推奨し、広く使われるようになった。
混血児は日本語でも差別的ですが、国際結婚は別に差別的とは感じられないと思いますがいかがでしょうか。
二重文化家族が差別的で、多文化家族が差別的ではない、というのも納得しがたい。
そもそも多文化という言葉がそぐわないと感じます。「多」はふつう3つ以上を指し、2つは指さない。両親の民族(国籍)が異なる家庭は2つの文化であって、多文化は不適切ではないでしょうか。あくまでも私の語感ですが。
日本語では、混血児を外来語のハーフに言い換えましたが、最近では、さらにダブル、ミックスと言い換えることが推奨されているようです。
ダブル〔double〕
⑤人種や民族のちがう父母の血を〈引くこと/引いた子〉。ダブルルーツ。俗に「ハーフ」とも言うが、「半分」の語感を避けて「ダブル」「ミックス」も使われる。「海外にルーツがある人」などとも言える。(三省堂国語辞典第8版)
韓国にいたとき、娘たちが通っていた日本人学校には日韓ハーフの子も多かったですが、上記の理由で「ダブル」を使うように指導されていました(2000年頃)。
犬に関して言うと、私の子どもの頃は「血統書付き」に対して、雑種という言葉を普通に使っていましたが、これも「差別語」だそうで、今はミックスと言うようですね。
実は私の娘のうち2人は多文化家庭を築いています。一人はフィリピン人、もう一人はスウェーデン人です。上の子には多文化家庭子女(ダブル)もいます。
多文化家庭にありがちな文化摩擦については、娘のブログをご覧ください。
フィリピンに恋して。
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、大統領府に「宗教・多文化秘書官」のポストを新設しました。
しかし、初代の秘書官に任命したキム・ソンヒ氏が過去、SNSに「同性愛は精神病」とか元慰安婦の賠償要求は「遅れた花代」などと書いていたことが暴露され、任命から1週間も経たないうちに辞退するはめに(リンク、ハンギョレ5月12日社説)。
ところで、多文化という言葉は、日本語でも使いますが、外国人居住者の多い地域での「多文化共生」という用例が典型的です。
一方、韓国語では国際結婚を「多文化婚姻」と言います。
韓国民族文化大百科事典によれば「多文化家族」という言葉は、2003年、市民団体の提言によって、それまでの混血家族、国際結婚などを言い換えるようになったものだそうです。
韓国は、単一民族国家という民族主義、純血主義が他国に比べ強く、多文化家族は長い間、混血家族、混血児(ホニョラ)などと呼ばれ、差別を受けてきたが、20世紀末、世界化(=国際化)と移住による外国人の流入増加、国際結婚の急増などで多文化家族が新たに注目を集めるようになった。韓国の多文化家族は、われわれとは異なる民族や異なる文化的背景を持つ人々を含む家族を総称する用語である。「多文化家族」という用語は、2003年、30以上の市民団体より成る健康家庭市民連帯が、それまでの混血児、国際結婚、二重文化家族など、差別的な用語を「多文化家族」に置き換えることを推奨し、広く使われるようになった。
混血児は日本語でも差別的ですが、国際結婚は別に差別的とは感じられないと思いますがいかがでしょうか。
二重文化家族が差別的で、多文化家族が差別的ではない、というのも納得しがたい。
そもそも多文化という言葉がそぐわないと感じます。「多」はふつう3つ以上を指し、2つは指さない。両親の民族(国籍)が異なる家庭は2つの文化であって、多文化は不適切ではないでしょうか。あくまでも私の語感ですが。
日本語では、混血児を外来語のハーフに言い換えましたが、最近では、さらにダブル、ミックスと言い換えることが推奨されているようです。
ダブル〔double〕
⑤人種や民族のちがう父母の血を〈引くこと/引いた子〉。ダブルルーツ。俗に「ハーフ」とも言うが、「半分」の語感を避けて「ダブル」「ミックス」も使われる。「海外にルーツがある人」などとも言える。(三省堂国語辞典第8版)
韓国にいたとき、娘たちが通っていた日本人学校には日韓ハーフの子も多かったですが、上記の理由で「ダブル」を使うように指導されていました(2000年頃)。
犬に関して言うと、私の子どもの頃は「血統書付き」に対して、雑種という言葉を普通に使っていましたが、これも「差別語」だそうで、今はミックスと言うようですね。
実は私の娘のうち2人は多文化家庭を築いています。一人はフィリピン人、もう一人はスウェーデン人です。上の子には多文化家庭子女(ダブル)もいます。
多文化家庭にありがちな文化摩擦については、娘のブログをご覧ください。
フィリピンに恋して。
20年前、私が韓国で勤務していた時、土日の休日出勤に子どもを連れてきて、空いている席で勉強やお絵かきをさせているというのはありました。
でも平日に子どもを連れてくるというのはありませんでした(学校があるから当然か)。
フィリピンの文化はフレンドリーな印象を受ける一方で、ちょっとどうかなと思う点も。その辺はまた。