私のミャンマー語の先生は、2009年に初来日したそうです。最初の一年は研究生、その後2年間で修士を終え、いったん帰国。今回は博士課程で三年の予定とのこと。
「日本に来たときに驚いたのは、日本では電気が一日中使えること」
「ミャンマーは使えないんですか」
「ヤンゴンはまだましですが、地方では一日に電気が使える時間が限られているんです」
日本でも、東日本大震災のときは計画停電があったことが記憶に新しい。
「震災のときは帰国したんですか」
「留学生はみんな帰りましたが、私は日本に残りました。一度帰っちゃうと、ビザの取り直しなんかで大変だから。放射能が恐くて、避難したかったんですけれど、日本には知り合いもいなかったので、東京にいたんです。そしたら、担当教授が京都大学の友人を紹介するから、しばらく避難しなさい、と言ってくれたんです」
ミャンマーの韓流ブームの話は以前書きました。日本についで韓国の人気が高いようですが、中国についてよく言うミャンマー人には会ったことがない。
「国境に行くと、ミャンマー側は停電で真っ暗なのに、中国側は明るいんですよ。ミャンマーの天然ガスはみんな中国に行っちゃうんです」
外貨獲得のためにいたしかたないことかもしれませんが、水力発電所も国境近くに建設され、そこで作られた電気は中国やタイに売却される。ミャンマー国民は電気も使えず貧しいままという状況が長らく続いていた。それが、中国に対する良からぬ感情につながっているようです。
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