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フィリピンに住む娘からのLINEです。
「昨日から、うちの部屋のWi-fiが止められた。管理人がネット料金を3月から滞納していたらしい」
「それはひどい!」
娘の部屋の管理人というのは、大家さんとは別で、店子から家賃を徴収したり、その中から公共料金などを払ったりする仕事を請け負っている人。
Wi-fiが使えなくなったことを大家さんに言ったら、管理人の料金未払いが発覚したのだそうです。
「でも、携帯は使えるの?」
「コンビニで携帯用のロード(チャージのフィリピン式の言い方)できるから、携帯は使える。100ペソで何日間かはもつ」
「パソコンが使えないんだ」
「D(娘の同棲相手)が英語のオンライン授業できないから、とっても困る」
Dは、日本人相手にオンラインで英語を教えていて、コロナ禍における唯一の収入になっているのです。
「でも、こっちに住んでる日本人が、買った洗濯機がいつまでも届かないと思ったら、大家さんが着服してたんだって。抗議したら、新しい洗濯機が届くまで、毎日洗濯物を洗って、畳んで持ってきてくれたらしい」
「着服って、お金を?」
「いや、洗濯機を自分のものにして、使ってた」
「ありえない!」
「フィリピンあるあるだよ」
【犬鍋のたぶんこうだったんじゃないか劇場】
「昨日から、うちの部屋のWi-fiが止められた。管理人がネット料金を3月から滞納していたらしい」
「それはひどい!」
娘の部屋の管理人というのは、大家さんとは別で、店子から家賃を徴収したり、その中から公共料金などを払ったりする仕事を請け負っている人。
Wi-fiが使えなくなったことを大家さんに言ったら、管理人の料金未払いが発覚したのだそうです。
「でも、携帯は使えるの?」
「コンビニで携帯用のロード(チャージのフィリピン式の言い方)できるから、携帯は使える。100ペソで何日間かはもつ」
「パソコンが使えないんだ」
「D(娘の同棲相手)が英語のオンライン授業できないから、とっても困る」
Dは、日本人相手にオンラインで英語を教えていて、コロナ禍における唯一の収入になっているのです。
「でも、こっちに住んでる日本人が、買った洗濯機がいつまでも届かないと思ったら、大家さんが着服してたんだって。抗議したら、新しい洗濯機が届くまで、毎日洗濯物を洗って、畳んで持ってきてくれたらしい」
「着服って、お金を?」
「いや、洗濯機を自分のものにして、使ってた」
「ありえない!」
「フィリピンあるあるだよ」
【犬鍋のたぶんこうだったんじゃないか劇場】
ある日、大家さんの家に新品の洗濯機が届く。
「洗濯機? ああ、うちの洗濯機、古くなってたから、ダーリンが新しいのを買ってくれたのね。なんてやさしいんでしょ」
夜、大家さんのご主人が帰宅。
「洗濯機ありがとう!」
「えっ、洗濯機? おれは買ってないけど…」
「あら、おかしいわねえ」
「ま、いいんじゃない。もう使い始めちゃったんだろう?」
一週間後、店子から電話。
「あのう、洗濯機が届かないんで販売店に聞いたら、とっくに届けたって言うんですけど、知りませんか」
(あっ、あれだ!)
「あら、そうなの? 洗濯機がないと困るでしょう。いいわ、洗濯物、うちに持ってきなさい。届くまで洗ってあげるから」
数日後、娘からまたLINEが来ました。
「土曜日には使えるようになるって言われて、期待してなかったけど、やっぱり今朝になって、「来週中には」って言われた」
「文句言えば?」
「フィリピンって、クレーム言う人本当にいないからね。何があっても、仕方ないね~で終わる。だからみんな平和に過ごせるけど、だからいつまでたっても生活が向上しない(笑)」
その2時間後。
「隣の家の人が、うちのWi-fi使っていいよって言ってくれた!」
近所の人とは仲良くしていて、ふだんから野菜を肉をあげたりもらったりしているらしい。
日本ではもはや失われつつあるご近所づきあいが、今も生きているのがフィリピンです。
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