goo blog サービス終了のお知らせ 
goo

お扇子




お扇子...好き。なぜか知らん、あの形状にすごく惹かれる。
コレクションしたいほど。


でも、なかなか好みの柄や色に出会うことがない。
日本の伝統的な色や柄が大好きなのになぜだろう?


....



先日入った白昼の和食店で、お扇子の携帯常時必須を痛感し(なにしろ暑かった)、ネットでも選べることだし何本か送ってもらおう、と思ったのだが...


まず、女性用として作られているものは、わたしにはデザインも色も甘すぎる。
なぜにピンクを中心にパステル系、ほんわかとした花柄がそんなに多い?
ピンク色も、うさぎさんも、花柄も、キラキラも、その要素自体がアマアマなわけでは決してないのに、お扇子をデザインしている人の手にかかると、なぜにほとんんどが安っぽい風呂敷の柄か、カルチャー・センターの生徒の作品のように化けてしまうのだろう?


例えば俗悪な薄いピンクの背景にシルバーのキラキラが入っていて、ウサギさんがぽわぽわと描かれているのものなどは全然趣味ではないけれど、赤みの少ないきりっとした茶系の無地に、金色でウサギのシルエットをワンポイント、などというのならば素敵だと思う。墨色に銀のウサギのワンポイントもいい...。

桜柄でも、安直なピンク地にデッサンが狂ったような花柄(しかもしおれたネギのような曲線入りや、稚拙さをごまかしたいとしか思えないぼかし入りだったりして)は好まないが、紋や螺鈿の文様のようなくっきりした柄ならば好みである。


さらにお扇子には上等の房がついているべき。この場合の房は絶対に上等でなくてはならない。安物の巻きの甘い房ほど、うら悲しきものはない(笑)。


ネット上で探していて、まあなんとかこれだっら、と思うのは決まって男性用。龍や、風神雷神、トンボや、幾何学模様のように美しい野菜の「切り口」..,
それでももっとあっさり作れんかい?と。


無難に賣扇庵の無地で手を打つか。

どなたかおすすめのお扇子屋さんをご存知でしたら、ぜひ教えて下さい。





これは10年以上前に自分で描いたお扇子。
サモトラケのニケのイメージ(笑)。
房は取れてしまったけれど、現在も愛用中。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )