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Brugge Style
風呂場の星空
風呂場で本物の星空...
は残念ながら見えない。
わが家の風呂場は家屋が古いこともあり、「ただの部屋」風。
いや、ただの部屋に後年バス・タブなどを入れた、と言う方が正確か。
他の部屋と同じ、白いフレンチ窓に、白い漆喰の壁と天井。
そんなところにライト・グレーのシンクが2つ、同色の大きいバス・タブ、巨大な鏡。
中国の黒いアンティークたんす、タオルかけ用の黒いバンブー製のはしご、ロイド・ルームの黒の藤の椅子2つ、鉢植えの胡蝶蘭。
うむ、ますます普通の部屋。
この風呂場、広さは文句なし、でも大きな問題が。
ワタクシの掃除の仕方が決して悪い訳ではなく(笑)、換気扇がない故、気を緩めると漆喰の天井にぽつりぽつりと...
カビが!!
特に冬場はセントラル・ヒーティングをつけっぱなしにしているので、暖かい空気と行き場のない水蒸気のせいで。掃除の仕方が悪い訳ではなく(笑)!
カビキラーなどを使うと、壁の素材までもが流れてくるし...
....
昨夜風呂につかっていると、ふと天井のカビの点々が星空のように見えたのである(笑)。
それがとてつもなく美しく見えた。
カビなんかに見とれるなよ、と自分に言い聞かせながら、でもワタクシが俳人ならばここで奥行きのある句をひねるのだがなあと、湯に浮かびながら指を折り続け、結局何も創作できなかったものの、すっかり暖まった、というオチ。

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