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rainy peony






イングランドでは芍薬の季節は雨の季節だ。

毎年、ベートーヴェンを聞かせるなりして(笑・冗談ですよ)育つのを楽しみにしている芍薬の株、今年は特に花がたくさんついて喜んでいたのに、やはり雨雨雨...雨続き。
しかもイングランド南部ではめずらしい大雨。このままでは多くの花が完全に咲く前に痛んでしまう...

さらに、今、コンサヴァトリー(英国では温室風のリビングルームとして多くの家にある)が工事中で、窓から常に花を愛でていられないため、思い切って切り花にして花瓶に活けた。

夫が大判の黒い傘を広げる下で、一本一本にはさみを入れていると、何かの儀式でも行なっているかのようだった。

花びらの間に雨をたくさん含んでいて、テーブルがみるみるうちにびしょびしょになった。
咲いている花だけでざっと40本はある。

写真ではこの量の花の奥行きと水分と香りと、アウラを記録できないのがとても残念だ。

少しお隣に持って行こうかな、ざっくり薄紙に包んで。
残りはできるだけお客さんに見てもらおう...

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