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antony gormley



Antony Gormley
Iron Baby, 1999, by Antony Gormley, in the courtyard of the Royal Academy



ロイヤル・アカデミーのコートヤードを歩いていると、ぎょっとする。

本物の赤ん坊ではない、と分かっていても、だ。

人間は、ある3つの点の配置具合を見ると、それを人の顔と認識するようプログラムされている(シュミクラ現象というんですね)らしいが、上の写真のような形状のものを見ると、反射的に「保護しろ」という信号を受信する...と思う。


こうのようにして、われわれの一枚続きの平坦な日常に深く切り込みを入れてくるものとしての「芸術」。

展覧会は「こんなんどうやって作るの?」という大型の作品が多く、とても楽しめた。その中で一番小さいこの鉄の赤ん坊が一番いい作品だと感じたのはわたしだけではないようだった。
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