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Brugge Style
大邸宅 ブルージュの場合
昨夜は雨、夕食後、夫とひとつの傘を使ってブルージュを横切ったのはなかなかロマンティックだった。
今朝は唸るような大雨の後、快晴。
晴れ女だから...
かと思えば、お天気雨。
変わりやすい天気と、予定通り来ない職人さん(<明日会う予定の友達が、「レンガ職人さんが来るはずだったのに...」と、さきほど)はブルージュの名物である。
「忙しくなりそうな9月」と書いたのだったが、現実逃避に忙しい。
ブルージュに来ている。
そういえば。
今、仕事中の夫に付き合い、コーヒーを飲みながらホテルの地図室に座っており、直前の記事で「城」「宮殿」「大邸宅」の違いを考えてみたのを思い出した。
それにに鑑みると、宿泊中のホテルThe Notaryは「大邸宅」の部類に入る。
Notary とは「公証人」の意味であり、19世紀に同建物に居を構えた公証人一家から来ているという。
大邸宅:富裕層や貴族が、快適かる誇示的に住まうための豪華な私邸。居住の快適さや美観に重点を置いているといえよう。
住み心地の良さや豪華な室内装飾を備え、権力よりも、富と社会的地位を反映している。
13世紀からブルージュはその最盛期を迎え、ヨーロッパ一繁栄した都市と謳われた。
その栄華は、交易、金融、毛織物産業に支えられ、富裕な商人階級が経済的・政治的に大きな力を持っており、彼らは都市の発展を支えただけでなく、ヨーロッパ全体の貿易と経済に深く関わっていた。
そこで公証人は、なくてはならない存在であったろう。
わたしは部屋数の少ないホテルが好きだ。
こちらは9部屋。
向かいにある、こちらも馴染みのデュークス・パレス(Duke's Palace)は、136部屋。
14世紀に建てられたフランダース伯爵の住居で、後にブルゴーニュ公爵の住居となった。
プリンセンホフと呼ばれただけあって、諸プリンスの宮殿。
また晴れました。
また、柴に吠えられました(笑)。
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