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oxford 再び








今回も一泊して見どころはじっくり見学して来た。

子供のためにはファミリー・ツアーなるものにさえ参加。
39カレッジ中、ガイドブックには紹介されていない、見学可能でかつ唯一見学無料のカレッジ(Keble College。しかし最近のわたしはやたらと「無料だから!」ということを強調していますね...英国の物価高がどんぶり勘定すらできないわが身にもしみているのです)に連れて行ってもらえたり、見落としてしまいそうなポイント(例えばトルキンが「指輪物語」を書いたパブとか、ヘンリー八世が火あぶりを執行した場所に残るプレートとか)を教えてもらえて満足。次回はプライベートでガイドさんをお雇いしたい。  

最近、ゴールデンウイーク前でブルージュに関するご質問を受けることが多く、わたしは一介の元住民にすぎないが13年住んだ経験を生かし、分かることはできるだけ分かりやすくお答えしようとあらためて思った。それにやっぱりこれを作ろうという気持ちもまだ捨ててはいないのだ。


帰宅して写真を並べて気づいたのは、わたしはかなりいや重症であるほどに石造りの建物と装飾が好きだということだった(ちなみにKeble Collegeはヴィクトリア期に建設されたれんが造りのカレッジ)。








そしてクライスト・チャーチ前の「アリス・ショップ」。
オックスフォードにしか出せ得ない魅惑の小さな店。ブルージュのタンタン・ショップとは縁もゆかりも濃さが違うんだなあ。
品物ひとつひとつを取り上げてみるとそう大したものは置いていないのだが、トータルで見ると完全な夢世界であり、ついには店そのものが欲しくなる。
憎いなあ。
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把酒問月




能作という錫のものつくりをしている会社からNIMI氏作品、片口/月。

おお、李白の「把酒問月」?

青天有月来幾時 我今停杯一問之
大空に月が有りてから幾時だろうか 
私は今盃を月に停めて問うてみよう
(ヘボ訳で申し訳ありません)

紹介文には酒仙のことなどは全く書かれていないものの、月が酒杯に優雅にあしらわれている由来を夫にムキになって説明してしまった。

でもまあ、酒と言えば月ですよね。ビールならば太陽かもしれないが。コロナとか(笑)。

もしかしらルバイヤートにも同じような飲んだくれと月とサーキィの詩があるかも(こっちは葡萄酒かな)...また調べてみよう。



偶然、ここでも紹介した小野里奈さん作品の錫のバスケットも能作さんで取り扱いがあり、錫バスケットの贈主と片口の贈主は別の友人なのだが、二人ともすごくセンスがよく、こういう共通点がうれしくなった。

錫大好き。
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ケーキも海峡を越える




ブルージュに里帰りしていた夫と娘が帰宅。
わたしは英国レジデンスカード申請中でパスポートが手元にないため、ひとりで留守番していたのだ。


車のトランクからは、ソーセージ数種類、パテ、ハム、生ピザの生地、パン、シロップ漬けさくらんぼ、マヨネーズ、マスタード、チーズ、ワッフル、ビール、ワイン、常備薬にトイレットペーパー(笑)出てくるわ出てくるわ!
闇市の品揃え。在英ベルギー人名探偵、エルキュール・ポワロが買い物に来そうだ。


わたしが特に頼んだのはアカデミーのケーキとヴァン・ムーランのクッキーだった。
アカデミーのケーキは写真で見てもちょっと崩れているが、ドーバー海峡を越えた後もなんとか形をとどめ、新鮮なまま届いた。
手前がココナッツとパイナップルとパッションフルーツ、後ろがマンゴー。両方ともイースタースペシャルとか。味は非常に繊細でまるで和菓子の趣だ。

他にも定番のエクレアやチェリーのタルト、チョコレートケーキも。


食は大陸にあり、と。
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英国と言えば...ナショナル・ギャラリー








昨日からの続きでナショナル・ギャラリー。
世界屈指の絵画美術館でありながら無料(寄付受付あり)という気軽さがあり、命の洗濯をしにしょっちゅう通う。

英国には文句がいっぱいあるが(笑)、美術館博物館の展示の手法、知識、技術、システムだけは世界でも抜きん出て優れていると思う。少なくとも一般客であるわたしはそのような印象を受ける。
収蔵されている作品に対する一般客へのガイドさえも比較的くわしく(たぶんすべての作品2000点以上にオーディオガイドの説明がついている)、これもまたイギリス経験主義のすべてを説明し尽くす欲望のひとつなのだろうかと思ったりする。


一昨日はティツィアーノの特別展を目的に行った。「ダイアナとカリスト」は必見。

イースター休暇中の2週間前とはうってかわって館内はとても空いていて、常は人だかりがしている例えばダヴィンチの「巌窟の聖母」前に誰もおらず、真っ白の壁とのコントラストがあまりにも普通でかえって強烈だった。

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the national cafe で3時に







プラスティックのお皿さえかわいい...
ここの特別製?


と思ったらIKEAだった。
うむ、なぜこんなに素敵に見えるのだろう。
何のマジックだろうか。



ナショナル・ギャラリー内のナショナル・カフェ。
ギャラリーには他にもダイニングルームなど飲食施設があるが、ここは見学の合間合間はもちろん、オフィスが同じくウエストエンドにある夫との待ち合わせによく利用する。

分かりやすいのでロンドンが初めての人との待ち合わせにも使える。
今回は仕事で来た友人と。

Peyton&Byrneのケーキ(何種類かはとってもイケる。ケーキスタンドがそれこそ絵画的でかわいらしい)が食べられるし、また開放的でかつシック、全体が醸し出す雰囲気もよく居心地がいい。



おすすめです。


待ち合わせ、好き。時間や空間やらががらっと変わるから。

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