今日は単純に「抱っこ」
保育園に子どもを迎えに行ったとき、先にいた別のお母さんが子どものいる部屋の入り口で、しゃがんで両手を広げるのを見た。
次の瞬間、部屋の中から子どもが飛び出してきてお母さんに飛びつく。
あまりの勢いにお母さんはしりもちをつくが、親子でニコニコ笑っている。
ただそれだけの光景が、私にはうれしかった。
ふと後ろを見ると、今度は別のお母さんがまだ生後半年くらいの赤ちゃんを抱っこひもで抱きかかえている。
赤ちゃんはもうまかせっきりで、幸せそうな顔をしている。
お母さんも笑っている。
ただそれだけの光景に、私もつられて笑顔になる。
前にカウンセリングの集まりで聞いたことがある話。
それに少し私の感じたことを加えたもの。
最初は子どもを包み込むように抱っこする。
子どもは親のふところで安心している。
次に、向かい合わせでお互いの顔が見えるように抱っこする。
子どもは親の顔を見て、目の前にいることに安心する。
まだ親と子だけの世界だ。
もう少し成長するとおんぶをせがみだす。
これは親と同じ視線で同じ方向を見ることになる。
親と一緒に、目の前の世界を知っていく。
さらに成長しだすと、肩車をせがむ。
これは親を超えて、親より遠くを望もうとする意思の表れだ。
もしかしたらこじつけなのかもしれないが…
私はこういう意味もあるんじゃないかなと思う。
どうせいつかは抱っこもせがまなくなるんですから、今のうちに精一杯抱っこしてあげましょうよ。
親子コミュニケーション 17 「いただきますの意味」
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