コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

いろんな意味での 出逢い

2009-11-05 00:20:48 | 日常雑感

前回書いた「真宗カウンセリング・ワークショップ」での思いもいろいろ整理されてきているので、おいおい書いていきたいと思いつつ、日々いろんな出来事や刺激があって、そちらも楽しんでいます。

「いま・ここ」と言う感覚は、まさに一期一会のものであって、時間と共に変化していきます。
なかには”記憶”として、我が身に蓄積されていくものもありますが、その多くは薄れていくあるいは変質していきますね。

と前置きはこのくらいにして、この「ワークショップ」の翌日の話題を。
ただ、別の話ではなく、私にとってはこの出逢いも「ワークショップ in 福岡」のひとつだったりします。

日曜日の夕方にワークショップを終え、残った仲間と食事と振り返りをしたあともう一泊して、月曜日に下関で知人と会いました。

この方とはネットでご縁があり、一度東京での結婚式の際に初めて対面し今回が2回目。
でも、その間もネットを通じてのご縁があるので、ずっとつながっている感じはあります。

今回、福岡で「ワークショップ」を開く事が決まったときに、「ご一緒できるかな」と言う予感がありました。
この時点で、私にとっての「ワークショップ in 福岡」はこの方込みで膨らんでいます。
参加者が決まっていく過程でお申込があったのですが、諸事情で今回は不参加となりました。
そこで、ワークショップの翌日の予定の関係と、その翌日が祝日だったので、都合があえば会おうかなと。

そんな思いからお互い連絡を取り合い、時間を合わせる事が出来ました。


最初の待ち合わせは、関門海峡大橋のふもとの公園。
ちょうど前日から天気が崩れだし、この日は朝から風が強い。
現地へ移動する車中で、
「Yさんと会うイメージは穏やかな日差しの中っていうのがあるけど…」
と。
実際は、空は晴れているものの(雲の動きは速かった)、風が強く波も荒れている。
「まぁ、これはこれで、Yさんとはこういう環境で会う何かがあるんだな」
と。

ところが電話がかかって来て、前の予定の都合で、ここまで来ると時間が短くなるので、別の場所にこれますか?と。
待ち合わせ場所を聞いてナビに従い向かった先は、少し山手に入ったお寺。
ちょっと肌寒かったんで、近くの喫茶店へ。
ここがまた回りを緑に囲まれた木造のいい雰囲気で、ガラス越しに陽の光が。
まさに「穏やかな陽射しの中での出逢い」というイメージどうり。

うーん、予感と言うか、イメージっていうのはつながっていくんだなぁと。

ほんの2時間足らずでしたが、「このやり取りを結論まで」って言うものじゃなく、話題の途中でフッと違う話題に切り替わっても、思いつくままのやり取りを楽しんだ感じです。
それはとても心地いい感じで、言葉として流れているものは流れているものとして、それとは別にお互いの通ってきた歴史を通じて、”共有できるなにか”を感じながらの関係です。

Yさんの取り組んでいる様々なことのお話を通じて、新しいものをこの胸に吹き込んでいただいた感じもあります。
Yさんの問いかけに答える事で、自分の中にいただいているものを言葉にさせてもらうこともありました。

Yさんに出逢い、Yさんを通して私に出逢い。

最初の予感も含めて、すべて意味のあることだったんだなという感覚にあふれています。

もちろん、この日・この時間の単独のものではなく、ワークショップから続いているからこそです。
そうやってたどっていくと、お互いの存在をも知らないずっと昔からのそれぞれの出逢いの蓄積が、この一瞬に交わったとでも言いましょうか。

そんなことを感じています。

ある意味、”ご縁”として収めることもできます。
でも、そんな言葉を超えたものを感じることもありますよね。

こういう雰囲気のことだけじゃなく、話題としてもすごく書きたいものもあるんですが、今日はそういう気分じゃないかな。
また、他の事とも絡み合って、この日の話題を書くこともあるでしょう。