今回は”心がけ”からは少し離れますが「しつけ 暴力 虐待」について書いて見ます。
ここ数年、毎日のように虐待のニュースを目にします。
しかも、直接的に死にいたる暴力や、虐待を知られることを恐れて放置することによる衰弱死など、極限まで至ってしまう例が少なくありません。
しかし、それは一部の人たちの問題でしょうか?
私は、それが家庭であろうが教育の場であろうが、子どもに手をあげることに反対です。
多くの方は「それはしつけとしてやっている」と思っているかもしれませんが、しつけと暴力の境目はあるのでしょうか…
どう考えても子どもは弱者です。
大人が手加減したつもりでも、子どもにとっては暴力であり恐怖です。
死に至るような虐待のうち、殺すつもりの行為もあれば、殺すつもりはなくても死に至らせてしまった場合もあるでしょう。
しかし、亡くなった命にとっては同じことじゃないでしょうか。
そして、”しつけ”がエスカレートして死に至らしめることが「絶対にない」と言えるでしょうか。
「ついつい手を出してしまう」ということに至るいろんな原因・問題もあるでしょうが、そうせずに済む方法を考えてみませんか。
「子どもに問題がある」場合のほとんどは、実は親の方に問題があります。
あと、「絶対に手は出さない」と言う人でも、言葉の暴力を犯している人はいませんか?
身体の傷と同様に、心の傷も後に残ります。
自分自身を振り返ってみてください。
相手は傷つけるつもりはなくても、ちょっとした一言が今も傷になっていることはありませんか?
私にも、親に言われた一言が今も尾をひいていることがあります。
「認めて欲しかったことが、認められなかった」
それ以来、回りの評価にビクビクすることが多いです。
身体の傷にしても、心の傷にしても、加える側が思っている以上に、受ける側が傷ついているかもしれないと言うこと…自分が受ける側の身になって一度考えてみてください。
このブログの主旨は、あなたを責めることではありません。
一度見つめなおしてみること、知らないと思っていたことを見直してみること。
その後でどうするかは、ゆっくり考えていきませんか。
親子コミュニケーション 0 「序章」
親子コミュニケーション 1 「同じ目線」
親子コミュニケーション 2 「ありがとう」
親子コミュニケーション 3 「きれい」