生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

大学評価・学位授与機構小論文試験の過去問。

2015年12月13日 22時59分41秒 | 大学評価・学位授与機構
本日試験が行われたばかりなのですが、一つの区切りとして、過去に私が受験した分野の過去問を掲載しておきます。

無論、機構の試験は一人一人オーダーメイドなので、決して同じ問題は出題されないのですが、大体の雰囲気というものを知っていただきたいので公開しておきます。私のように何度も受験するマニアックな方もいるにはいるのですが、ほとんどの方が、唯一の学位を求めて受験するはず。そうなってくると、情報をほとんど公開していない機構の小論文試験は、不安の種でしかないことでしょう。その不安の解消に、ちょっとでもお役に立てればと思っております。



○【文学/心理学分野】(2006年6月受験)「産業カウンセラーの現状と今後の課題」
問1:管理職がカウンセリング、メンタルヘルスケアを行う上で必要なスタンスについて述べよ。
問2:産業カウンセラーがカウンセリングを行う上で守るべきルールについて述べよ。


○【経営学】(2006年12月受験)「ビジネス・キャリア制度の現状と今後の課題」
問1:OJTについて、企業、働く人それぞれのメリットとデメリットについて述べよ。
問2:ビジネスキャリア制度の必要性と普及しなかった理由を述べよ。


○【教育学】(2007年6月受験)「生涯学習に果たす大学通信教育の役割と今後の課題」
問1:大学通信教育は成功することもあれば、失敗することもあるが、成功するためのポイントを述べよ。
問2:大学通信教育を進めていく上での課題と改善点を述べよ。


○【商学】(2007年12月受験)「新しい信用状統一規則と今後の課題」
問1:信用状取引の仕組みについて、「売買契約」から「手形代金決済」までを図に表し、説明せよ。
問2:信用状の法的性質について、一般の保証状と比較して内容を述べよ。


○【社会科学】(2008年6月受験)「銀行員のための労働環境整備とコンプライアンス遵守の経営」
問1:「銀行にカウンセリング室を設置する」という内容に対して、どのような体制を構築し、どのような手当てを行っていくか。
問2:銀行における煩雑な業務とタイトな人員について、どのように課題を解消し、また、解消の実現可能性について自分の意見を述べよ。


○【社会学】(2008年12月受験)「生涯学習社会の現状と今後の課題」
問1:生涯学習の対象の一類型として「退職者」がいるが、退職者が生涯学習を実施する背景とその理由を論ぜよ。
問2:資格の社会的意義と学歴についてその類似点と相違点を論ぜよ。


○【学芸/科学技術研究分野】(2009年6月受験)「技術大国日本における「トヨタ生産方式」についての考察」
問1:トヨタ生産方式の特質をフォード方式とを比較して簡潔に述べよ。
問2:トヨタ生産方式は一般企業においても適用可能な普遍的な方式だと考えられる。そのことについて、業種を超えて適用できるか。自動車産業以外の業種を取り上げ考察を加えよ。


○【教養/地域研究分野】(2009年12月受験)「日本の中の韓国・朝鮮文化」
問1:あなたは学修成果で渡来人のことについて、日本全国の事例を簡単に上げているが、特に興味を持った事例について日本の社会や文化に与えた影響を考察しなさい。
問2:今日の日本の韓国文化について、過去の韓国文化と比較してどのような違いがあるか答えなさい。また、そのようになった背景についても答えなさい。


○【経済学】(2010年6月受験)「外為決済システムの現状と今後の課題」
問1:「内国為替決済システム」と「外為決済システム」の基本的相違点を述べよ。
問2:あなたが提唱する「グローバル決済ネット」のメリットとそれを構築するための困難について自分の見解を述べよ。


×【栄養学】(2010年12月受験)「摂食障害とカウンセリング-栄養バランスの重要性とカウンセリングの果たす役割について-」
問1:カウンセリング及び栄養カウンセリングとは何か、説明しなさい。また、栄養カウンセリングを行う上での基本的な態度について考察しなさい。
問2:行動療法と行動療法の代表的技法について説明しなさい。


○【文学/歴史学分野】(2011年12月受験)「旧石器時代の小平・国分寺 -我が街の古代を探る-」
問1:あなたは学修成果で東京都の旧石器時代の遺跡についてまとめているが、旧石器時代の石器や遺構について、どのような種類があって、どのような分類があって、また、どのような用途であったかを総合的に述べなさい。
問2:あなたの学修成果には、旧石器時代の人々の生活についてまとめられているが、どのような環境で、どのような集団で、また、どのような生活がなされていたか、次に続く縄文時代とも比較し述べなさい。


○【学芸/国際関係分野】(2014年6月受験)「企業の国際化における銀行の役割と今後の課題」
問1:いわゆる「BIS規制」とは何か。
問2:あなたの「企業の国際化における銀行の役割と今後の課題」のレポートにおいて、明らかにしたいことは何か。論理に注意して述べなさい。


○【工学/社会システム工学分野】(2014年12月受験)「新BIS規制とオペレーショナルリスク」
問1:あなたは新BIS規制への対応としてオペレーショナルリスク管理ツールのシステム開発を提案しています。しかし、あなたの提案以外でも新BIS規制への対応は可能です。あなたの知っている他の対応について内容を取り上げ、その対応の問題点を述べてください。
問2:あなたの提案した工程分析データベースはオペレーショナルリスク管理ツールの中心といえるものです。どのようなデータをどのような形式で取り出すのか具体的に述べなさい。また、他のシステムと比較して、あなたの提案の優位性を明らかにしなさい。


×【学芸/比較文化分野】(2015年6月受験)「漢字文化における日中の比較と異文化コミュニケーション」
問1:あなたはレポートの第2章で「日中における漢字文化の比較」を問題として取り上げていますが、「漢字文化」の概念の定義を述べ、その概念に沿って、日中の漢字文化の共通点と相違点を具体的に説明しなさい。
問2:漢字の成立について、殷の「甲骨文字」と、それ以降の漢字の連続性について比較し、具体的に説明しなさい。


?【理学/総合理学分野】(2015年12月受験)「我が街小平市から探る植物と大気環境」
問1:あなたは学修成果において「光化学オキシダント」についてのべていますが、その内容に関して以下の問いに答えなさい。
(1)「光化学オキシダント」の定義について述べなさい
(2)「光化学オキシダント」の測定方法について説明しなさい
(3)「光化学オキシダント」の主要成分とその化学式について主なものを上げなさい
(4)「成層圏のオゾン」と「対流圏のオゾン」について、その消滅・生成の機構と大気環境に与える影響を述べなさい
問2:あなたは学修成果の第1章において「小平市における植物の現状」を報告していますが、その内容に関して以下の問いに答えなさい。
(1)「光化学オキシダント」が植物に与える影響とそのメカニズムについて述べなさい。
(2)あなたは学修成果において、オゾンが「小平市の植物に悪影響を与えている」としているが、オゾンが小平市の植物に与えている影響について、具体例を示しなさい。
(3)あなたが実際に観測した小平市の植物の観察結果から、「光化学オキシダント」が植物に悪影響を与えているとしているが、それが証明できる根拠を具体的に述べなさい。

※○は合格、×は不合格、?は結果待ち
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おかげさまでアクセス650万件!

2015年12月13日 22時13分07秒 | アクセス
気がついたら、アクセス件数が6,500,425件となっておりました!

これも、ひとえに、皆さまのご愛顧の賜物と深く感謝しております。ブログ開設から4,131日で訪問者数は1,269,624人ということですので、一日平均、アクセスが1,573件、訪問者数が307人となっております。いただいたコメントについても7,377件を日数で割ると1日1.8件。自分の返事を勘案すると、1日約1コメントを頂戴しているという計算でしょうか。

600万件が7月19日ですので、約5ヶ月強ぶりの御礼ということとなります。書き綴った記事は12,155件。概ね・・・つまらない記事。生涯学習とは無関係の、日常の些末な出来事が中心になっております。本当に申し訳ございません・・・

とはいえ、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるということわざもあるので、たくさん書いていれば、一つ、二つは、どなたかの役に立つ記事も書けるのかもしれません。感受性の高い読者の方々の優れた読解力を信じて書き綴っております。

そろそろ、大学院の話は終結を迎える予定ですし、機構の話は既に終結してしまいましたし、今後は、軽い生涯学習に関する記事を書き続けていくことでしょう。私としては、大学院であろうと、大学であろうと、短大であろうと、その他の教育機関すべてにおいて、生涯学習はできると確信していますので、個人的には今までの流れで継続していく予定です。

ただ、現状、一つ一つ自分の学びに決着をつけているところなので、苦しい反面、一つ終えるごとにホッとした感動を覚えます。早く楽になりたい・・・それが偽らざる気持ちといえるのかもしれません。
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放送大学多摩学習センター

2015年12月13日 15時18分15秒 | 放送大学
機構の試験が終了してから、問題を思い出すために、まずは放送大学多摩学習センターの自習室に行くこととしました。

そこで、問題を書き留めてから、今回の試験のために借りていた書籍4冊を図書室に返却してきました。その図書室の利用時間が変更となるようです。注意しないといけませんね。
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試験終了・・・

2015年12月13日 14時18分11秒 | 大学評価・学位授与機構
今回の試験は冷静に受験することができました。

「試験開始」の合図の後、しばし、手を合わせて「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と合掌してから解答を開始。無論、解答を書いている時間は必死でしたが。

とりあえず、目をつむって問題を取り出して、目を開けてみると・・・「驚きの大問2問の小問7問」でした!今まで大問2問が普通で、小問が入ったのは初めて。問題が多すぎて確実に覚えていないものの・・・内容は以下の通り。

1.あなたは学修成果において「光化学オキシダント」についてのべていますが、その内容に関して以下の問いに答えなさい。
(1)「光化学オキシダント」の定義について述べなさい
(2)「光化学オキシダント」の測定方法について説明しなさい
(3)「光化学オキシダント」の主要成分とその化学式について主なものを上げなさい
(4)「成層圏のオゾン」と「対流圏のオゾン」について、その消滅・生成の機構と大気環境に与える影響を述べなさい
2.あなたは学修成果の第1章において「小平市における植物の現状」を報告していますが、その内容に関して以下の問いに答えなさい。
(1)「光化学オキシダント」が植物に与える影響とそのメカニズムについて述べなさい。
(2)あなたは学修成果において、オゾンが「小平市の植物に悪影響を与えている」としているが、オゾンが小平市の植物に与えている影響について、具体例を示しなさい。
(3)あなたが実際に観測した小平市の植物の観察結果から、「光化学オキシダント」が植物に悪影響を与えているとしているが、それが証明できる根拠を具体的に述べなさい。

う~ん・・・これって、ダメってことでしょうか。そもそも、「定義を述べなさい」と言う質問は、定義がわかっていない可能性が高いからするべき質問。前回の不合格レポートも、そうでした・・・「測定方法」っていうのも、レポートに書いていない内容だし、「化学式」なんて書けやしない。無論、「オゾン」=「O3」ぐらいは書けましたが。書けないというか、質問の趣旨を十分吟味する時間がありませんでした。

他の不合格者の方々がこれと同じレベルぐらいの出題とすれば、不合格の理由は簡単、既に、レポートを書いた段階で不合格が決定しているものと推測されます。書けないことはないでしょうが、実際、出題者の意図する回答を、寸分たがわず書くことは困難です。加えて、何問正解すれば合格というボーダーもないし、勝敗は決定しているとしか思えません。

とはいえ、私の心は晴々としています。本当に機構にはお世話になりました。最後に、総合理学の洗礼を受けることができてよかったです。これで、ひとまず、機構との闘いは終了。都合7年半に渡る挑戦でした。都合12勝2敗1結果待ち。これが現状の私の戦績です。
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今回の試験は・・・

2015年12月13日 14時12分28秒 | 大学評価・学位授与機構
今回の試験は人数が多いため、午前と午後に分かれています。

午前は10時から入場可能となっています。


午前は195人ということでしょうか。そして、午後は202人ということでしょうか。


単純に合計すると、397人ということとなります。東京でこの水準だと、全体でも1,000人いくのかしら?
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機構へ!

2015年12月13日 13時45分47秒 | 大学評価・学位授与機構
機構の小論文試験を受験しに行ってきました。

試験会場は、もちろん、機構本部。東京で受験すれば、「聖地」を訪れることができます。特に、今回は12月の試験と言うことで、「東京」「大阪」「福岡」の三都市で試験が開催されています。

10時15分ごろ到着したので、全体としては遅い方となってしまい、機構前には受験生がまったくいません。皆さん、会場に入場してしまった後なんでしょうね。
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いよいよ!

2015年12月13日 05時41分25秒 | 大学評価・学位授与機構
いよいよ、機構の試験日となりました。

これが、当面、最後の機構の試験となります。なんせ、来年度は大学生になる予定だから。大学院生は受験資格があるものの、大学生は受験ができないのが機構の試験。無論、武蔵野大学大学院で「留年」となってしまうと、受験機会が生まれるのですが、それだけは回避したいな、、、と思っています。

まだ、今日の試験が残っていますが、でも、これで、ようやく解放されるのかと思うと、安堵の気持ちの方が大きいです。今日も含めて、受験回数15回。そして、合格12回。合格も、不合格も、今となってはいい思い出です。

今回も、頑張るつもりですが、それ以上に、最難関と呼ばれる理学の中の、これまた最難関と呼び声の高い総合理学を「記念受験」することが本来の目的。いったい、どのような問題が出ているのか、何が最難関の要因なのか。例え不合格でも、今後、私が学位研究をしていく上で、非常に有益なデータを入手することができます。

特に、不合格者に返却される「資料」には、合格者にはわからない情報が満載されています。何が不合格の原因なのか、何故先生は不合格にしたのか。それは、正直、単なる「運不運」の差ではないかと、おぼろげながら思い始めています。

単位の仕分けミスはともかく(といっても、単位の判定も微妙な点があり、これも不合格者を誘発する原因になっているのですが)、小論文試験は、「取り上げたテーマ」や「問題の所在における採点者との認識の相違」あるいは「採点者との思想の相違」等々により、同じレベルの受験生でも「合格」「不合格」が分かれることもありえます。

一般の大学生なら、ゼミの先生との交流や、口頭試問でのやりとりにより、修正されるべき事象も、機構の試験では、最初から最後まで「勘違い」し続けると、能力があっても不合格となってしまいます。というか、先生の出題の意図を取り間違えただけで、不合格となる制度。それでは、いったい、単位の積み上げには、何の意味があるのでしょうか。

現状、多くの大学で卒業論文を書かなくても卒業が認定され、学位が与えられています。にもかかわらず、機構では、124単位をそろえた上に、卒業と言う認定をもらえない上に、小論文まで課すことが、本当に正解なのでしょうか。

とはいえ、先発性の利益と申しましょうか、私自身の優位性を保つためには、これからも、機構の試験は単位を充足するだけでなく、レポートを課し、小論文試験もさせて、より、受験しにくくする方が追随する人を避ける上で好都合なのですが(笑)。といいつつも、昔と違って、今や、大学全入の時代で、「お金」と「時間」があって、「大学のランク」を気にしなければ、多くの人々が普通に取得する「学士」の学位。機構だけ、ハードルを上げる必要はないのでは・・・と考えています。

もう少し、海外の事例や、今は無きCNAAの制度を紐解いて、あるべき学位制度を研究していきたいと思います。さて、そろそろ、試験の準備をしないと!
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