7月、西日本で数十年に一度という豪雨が降りました。
近所でもあちこち土砂が崩れた場所があり、晴れてからも恐ろしさが増すようです。
このたびの豪雨で亡くなられた方のご冥福と被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
予定していました「おうちカフェ藍はな×Chemin♪七夕和紅茶会」はやはり大雨の中でしたが、みなさまお越しくださり、無事に催され、そして全員無事に帰宅し終了いたしました。
御茶会は藍はなさんの七夕らしい設えと特製点心で始まりました。
藍はなさん特製七夕の点心
下の段左は「トマトの飲むサラダ」・・・透明なのに!!濃厚なトマトの味わいでした。
美しくて美味しいお料理が涼し気に盛りつけられて💖
どれもひと手間かかっていて感動♪
焙じ茶のたなばた梅醤そうめん
こちらは今回Chemin♪で提案させていただいた一品「焙じ茶の梅醤そうめん」
昨年の夏のお菓子教室でお出ししたメニューです。
ゆでたそうめんに叩いた梅干し、生姜、お醤油少々をのせて冷たい焙じ茶をかけていただきます。
焙じ茶は「日本茶カフェ 神戸チャイハーネ」さんの「紅葉(もみじ)」を使用しました。
お出汁は使っていないけれど、焙じ茶のほろ苦さ、香ばしさと梅や生姜、お醤油がよくあって、さっぱりと食べられて好評でした\(^o^)/
御茶会はお隣の広間でいたしました。
床の間には半夏生、白い桔梗・・まさに季節の花
そしてみなさまお一人ずつ短冊にお願い事を書いていただこうと墨やすずりもご用意
外は雨ですが緑が美しいお庭・・・御茶会の始まりです。
本日のお茶
熊本県水俣 お茶の坂口園 茶師 坂口和憲さんの手揉み煎茶 氷出し
使用茶器 絞り出し (静岡県 直透窯(志戸呂焼) 鈴木青宵作)
熊本県葦北 お茶のカジハラ 梶原敏弘さん 和紅茶2018年春 手摘み 香駿 ガラスポット
熊本県葦北 お茶のカジハラ 梶原敏弘さん 和紅茶2018年春摘み べにふうき ガラス蓋碗
熊本県葦北 お茶のカジハラ 梶原敏弘さん 釜炒り茶 伝承(水出し)
日本茶カフェ 神戸チャイハーネ 焙じ茶 紅葉(焙じ茶の梅醤そうめんに使用)
伝統の手揉み茶を継承しておられる若き茶師坂口さんの手揉み茶
炭火の焙炉の上で5時間、お茶の葉を揉み上げて作られます。
氷をのせて溶けた水で新茶が目覚める
その清らかな雫をいただきました。
手揉み茶、二煎目は湯を注いで♪
御茶会の最後にお茶の葉を小さなあられをふりかけて召し上がっていただきました。
梶原さんの紅茶、今回は品種茶「香駿」「べにふうき」の飲み比べ
前回の御茶会でも人気だった梶原さんのべにふうきはガラスの蓋碗で淹れました。
手摘みの香駿はガラスポットで
手摘み香駿の茶殻 美しいです。
実は御茶会での紅茶の写真がありません(笑)(写真は家で撮ったものです)
なぜならみなさん、お茶の味、香り、一煎、二煎の違い、茶杯に残った香りの楽しみ・・・
真剣にお茶と向き合っておられました(*^-^*)
そして「香駿のやさしい風味が好き」「私はべにふうきかな。香りが好き」などなど自由な感想が自然に飛び交う。
御茶会にお出ししたお菓子
七夕・・・二つ星ということで「2」という数字にちょっぴりこだわり、季節のものを使いました。
そら豆のパウンドケーキ そら豆コンポート添え
そら豆をコンポートにしてすりつぶしたペーストとそら豆をふたつ焼きこんでいます。
梅と和紅茶のふたいろゼリー
自家製の青梅の甘露煮のシロップで作った透明の梅ゼリーと和紅茶の赤いゼリーでふたいろ
梅ゼリーの中には青梅の甘露煮と完熟梅のジャムが隠れています。
甘露煮が彦星、オレンジ色のジャムは織姫さま
和紅茶の琥珀糖と金平糖
和紅茶で作った琥珀糖
金平糖は、星果庵 SHIOの金平糖(宇治園)
塩味の小さな金平糖。とてもかわいかった♪
お願い事を書いた短冊を飾って♪
雨の音を聞きながら、お茶をみんなで拝見したり、茶海をお隣の方へとまわしてお茶を注ぎ
場所、設え、人、お茶、お菓子、天候・・・すべてがそろって心地よい時間。
お越しくださったみなさんと記念の写真もたくさん撮りましたよ~(*^-^*)
忘れられない素敵な御茶会になりました。
藍はなさん、すばらしいお料理と設えでおもてなしくださって本当にありがとうございました。
坂口さん、梶原さん、チャイハーネの植木さん、どれも大変美味しいお茶でした。
そしてお越しくださったみなさまに心よりお礼申し上げます。