お菓子作りを始めて20年近く。お菓子教室を金沢で始めたころから、本格的にお菓子作りの道具類が増えてきました。
最近では、製菓とシュガークラフトの両方のお道具類とともに、ラッピング用のリボン、BOX、ペーパーが増えて整理に一苦労しています。ヾ(_ _。)…
そうそう、お菓子作りをする人はどんな道具を使っているんだろう?って興味ありませんか?私は、とっても興味がありました。
お菓子作りの道具で一番あこがれたのは、「型」でした。美しいお菓子の形を作り出す型の数々は見ているだけで楽しくなります。型のお話はまた次の機会にするとして、今日は、今、私のお菓子作りになくてはならないお道具たちを紹介いたします。
まずは、「クイジナート」の泡立て器。もう10年以上も愛用しています。羽がワイヤーで速度は7段階。全卵の泡立てもフレンチメレンゲ、イタリアンメレンゲもこの細いワイヤー状の羽のおかげで、私の技術以上に思うような「きめ」「こし」「かたさ」に仕上げてくれます。
そして、最近購入した「クイジナート」のフードプロセッサー。もちろんお料理にも威力を発揮するのでしょうが、これはお菓子専用です。お料理用は結婚してすぐに買った国産のフープロで我慢しています。
でも、すごい!クイジナートのフードプロセッサー!クッキー生地、タルト生地を作ってみましたが、本当にめちゃくちゃ腕が上がった気分です。早いし、理想的な生地の状態に仕上がります。
今は東京にお店が移ってしまいましたが、「イデミスギノ」の杉野シェフが神戸でお店を開いておられたころ、フードプロセッサーを使ってまるで魔法のように、タルト生地、パイ生地、クリームを作っているのを見て、いつかは「クイジナートのフープロ」と思っていました。
そして、それらの下にある灰色の物体が、これまた強い味方!「大理石」のめん台です。お菓子教室を始めたころに、ほんの少し角がかけている理由で売り物にならず、どういうルートかは謎ですが、旦那さんが無料で調達してくれたものです。厚さ2センチ、本当ならどこかの大きなビルの床か壁に収まるはずだった大理石君。今は、タルト、クッキー、パイ生地を冷たいままのしたり、型抜きしたりするために欠かせません。
アメやシロップを煮るのに活躍するのが、銅鍋。200度の温度計。熱や酸に強いシリコンのゴムベラや、しなりと薄さが製菓にもシュガークラフトにも活躍する「マトファー」のパレットナイフ。
そして、これももう15年以上使っているリング付きのボウル。大きいほうは卵やメレンゲのあわ立てからバターのあわ立てまで、大きさと形もとても気に入っています。リング部分を上手に使うと、生地のあわ立てから型に流すまで、とても楽にできます。
小さいリング付きボウルは、チョコレートを湯せんで溶かすときに大活躍。リング部分を持てば、火にかけてボウルが少々熱くなっても平気です。
こういった調理器具は結構お値段がはるのですが、使い勝手のいいものを選んで、大切に使えば一生物、末永くお付き合いできる強い味方になりますよ。