我家の長男の大学合格に、たくさんの「おめでとう!」をありがとうございました!
「おめでとう!」を聞いているうちにジワジワと喜びがあふれてきて、感謝の気持ちで一杯になりました。
さて、今日は、高校、大学生のお嬢さん、息子さんをお持ちのお母さんのバースデーのお菓子です。
今まで、ご家族のバースデーのためにChemin♪のお菓子をたくさんオーダーくださったMさま。
今回はご自身のバースデーケーキをオーダーくださいました♪
チーズケーキがご希望のMさまにぴったりのチーズタルトをお作りしました。
Tart au Fromage(ディアーヌのチーズケーキ)
この美しく優雅なチーズタルトを愛したのは16世紀、フランス国王アンリ二世の愛妾として知られる「ディア-ヌ・ド・ポワチエ」です。
アンリ二世には、カトリーヌ・ド・メデシスというお后様がいましたが、美しく聡明で、母親のように優しいディアーヌだけを一生涯愛したといわれています。
19歳も年下のアンリ二世を虜にしたディアーヌは絶世の美女として有名です。
「60歳にして30歳に見えた」といわれるその美貌と若さの秘密・・・
それは、規則正しい睡眠・シェール川の水で顔を洗うこと・チーズを食べること
ロワール川の支流であるシェール川の水はそれは美しい水だったそうです。
濃厚で上品なチーズクリームを香ばしいタルトに詰め、あくまでもレア(半生)に焼きます。
冷めたら、表面に生クリームを流し、格子状の模様をつけて金箔をのせました。
この格子模様は、生クリームに薄いカードやナイフを当てて、そっと持ち上げて作ります。
生クリームが固すぎても柔らかすぎても美しい模様はできません。
Mさま、お誕生日おめでとうございます。(ブログの記載が遅くなりましたが・・・)
いつまでも美しく、若々しくありたい♪女性なら誰でもそうありたいものです。
月の女神の名を持つ絶世の美女にちなんだチーズケーキに、私も密かに願を掛けてみました♪
ディアーヌのお話に戻りますが、居城であったシェール川のほとりの「シュノンソー城」はとても美しいお城です。
アンリ二世が馬上槍試合の不慮の事故でなくなったあと、ディアーヌは正妻のカトリーヌにシュノンソーのお城を追われて故郷に戻ります。
シュノンソー城の新しい城主はカトリーヌとなり、彼女は自分好みの新しい庭を造ったそうです。
今でもシュノンソー城には、ディアーヌの庭とカトリーヌの庭があります。
二人の女性の人生を思うと二つの庭を持つ美しいお城。
いつか訪れてみたいなぁと思います。
では、またね♪ See You~!