お肌の学校

敏感肌、トラブル肌と向き合って32年!シェルクルール化粧品 淳子先生の「お肌の学校」ブログです!

豆知識ー心の病気ー

2016-02-21 11:00:00 | Weblog

すさまじい気温差です!こんな気候がしばらく続くのでしょうか?自己管理、大切です!
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                                     □  2月19日 vol.0722           
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2月のCONTENTS 
 5日発行済み≫季節のお手入れー洗顔ー
12日発行済み≫ーお肌の悩み、質問 Q&Aー
19日発行   ≫豆知識ー心の病気ー
26日発行予定≫季節のトラブルーー
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≪豆知識ー心の病気ー≫  

すごい気温差ですね!半袖を着ている人がいたと思ったら次の日は雪ですよ!気温差20℃だそうでびっくりしましたね!その上花粉とPM2.5が重なり紫外線は2月中旬には急上昇です。2、3月はアレルギーの方にも皮膚トラブルの方にも結構ダメージがある時期になりますので体調、お肌の管理はその時の肌に合わせてケアしていってください!基本的には一年中の紫外線防止が大切ですので、もう一度見直してくださいね!

さて今回は、春を迎えるに当たり心の病気の勉強をしてみましょう。心の病気というと何?と思われる方も多いと思いますが、現代社会において心の病気はびっくりするほど身近にあります。例えば自閉症や学習障害、ひところ騒がれた青い鳥症候群、登校拒否症や引きこもり、五月病なども心の病気になります。調べてみますと心の病気はすごく範囲が広く、また身近にあると感じます。現代日本では「四大疾病」の癌、脳卒中、心臓病、糖尿病に加えて精神疾患が加わり「五大疾病」と言われるようになりました。なぜ「心の病気」がこんなに増えたのか?ということになります。その原因をいろいろ調べてみると「無意識の神経疲労」という考え方に当たります。日本において、高い水準の文明社会では肉体を酷使することが少なくなり、肉体的には楽になったはずなのに、科学的文明社会に適応するため「無意識の神経疲労」が蓄積され、大きなストレスを発生させているという説です。確かに情報量の多さは昔とは比べ物にならないですね!そしてストレスの蓄積、神経疲労、栄養バランスによって脳機能の低下が現れ、バランスが崩れていくというものです。そしてもう一つの説は2000年ころから日本で使われるようになった「SSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)抗うつ剤です。薬学関連領域分科会という会の研究報告に国際的にはSSRIの有効性が確認された適応は「重度のうつ病」「重度の強迫性障害」「重度のパニック障害」など、かなり重症の状況で使用されているのですが、日本では「軽いうつ状態」にまでその適応が拡大されているとのことです。そして有害反応について衝動性亢進、禁断症候群と依存性、性機能障害などが挙げられています。日本での処方を少し調べてみますと、副作用の少ない新抗うつ剤といわれ、普通に処方されているようです。ルボックス、デプロメール、パキシル、レクサプロ、ジェイゾロフトという処方薬名です。これら処方剤の離脱症状はめまい、頭痛、吐き気、手足のしびれ、朝起きられない、夜眠れない、自殺衝動、他殺衝動などがあります!これは恐いことですね!衝動とは願望ではありません!体が勝手に動くことなのです!しかし病院では結構普通に処方されているようですから考えさせられます。ちなみに睡眠・鎮静剤のデータでは、日本が18億錠で世界一位です。次にイタリアが7億2000万錠で二位、フランスが2億8800万錠で三位です。処方件数でも世界一位は日本で1億2千万件、二位は米国とフランスで2000万件というデータがあります。つい先日クマザサの会社の先生のセミナーを聞く機会がありましたが、同じような内容がセミナーで挙げられていました。改めて日本人の「病院第一主義」「先生の言うことは間違いない」という真面目さが悪い面でも出ているようです。

改めて勉強してみますと、自律神経失調症とは、検査で異常がない病気!確立した疾患概念や基準のない病気ということを考えなければならないと思います。基準を満たせば病名がついてきます!過呼吸症候群や逆流性食道炎、片頭痛等自律神経の不定愁訴(良くわからないときにつけられる病名)ということです。自律神経とは、悲しいと涙が出る、心臓が動く、汗を掻く等自分でコントロールできない自動的に働く神経のことで、生きていく上で重要な神経とインプットしましょう。

パニック障害は不安神経症から二分された病気で、急性の強い不安感と発作を繰り返します。これは私も経験がありますが、本当にコントロールが難しいです。でもたぶん軽かったのでしょう。新薬を使わずに改善しました。その時思ったのは、何でなのかわからない恐怖感!なぜだろう?でした。よく考えるとメカニズムのようなものがあり、そこで東洋医学の助けを借りて克服したんですよ!そこで中医学でのうつの考え方をお話ししましょう。中医学では「うつ症」と呼び、気・血・水の考え方では気の不足と滞りと考えます。“気の力がない”無気力な状態なのです。気が不足することを気虚といい、だるい、疲れる、眼に力がない、気力がないなどの症状が現れます。そして気の流れが滞ることを気うつといい、胸の詰まった感じ、喉がつかえる感じ、気が重いなどの症状が生まれます。これが東洋医学(中医学)におけるうつ症です。そして、これをコントロールしているのが“肝”(肝臓のことではありません)といわれています。“肝”はストレスに関係が深いとされ、“肝”を休息させストレスを解消させなくてはなりません。「気」は食物から吸収されますのでよく噛むことがが大切です。そして「肝」は血液と関係しますので食生活の改善はとても大切ということになります。気が滞っている時にいろいろやろう!という気持ちにはならないかもしれませんが、できるだけ日本人に合った食生活にしましょう。もちろんインスタント食品やファストフード、スナック菓子などはいけません!必ず味噌汁を取り入れた定食的な食事を心がけましょう。ジュースやコーラなども控えて日本茶、ハーブティー、落としたてのコーヒー、一番良いのは朝晩白湯を飲んでいただければ安心です。そして、なかなか眠れないかと思いますが、ゆったりとした夜の過ごし方をして横になりましょう。そして早く寝る習慣と早く起きる習慣を作りましょう。深呼吸を朝・昼・夜に各3回程行い、全身に気・血・水が廻っている想像をしてください。信頼できる薬局、病院で漢方薬を出してもらうのも良いかと思います。

今回は春に向かって“心の病気”の勉強をしてみました。現代病でもありますので、ちょっと簡単にまとめてしまいましたが参考にしてください。世界1位でも薬の錠数、しかも睡眠・鎮静剤では笑えませんから気をつけましょうね!
  
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
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