工業高校の「平成22年度選択授業に関する説明会」16:00~16:50 に行ってきました。
我が長男は現在2年生。
お便りが来ていたので出席に〇で出しておいたのです。
しかし、
よくよく考えると長男は「進学せんで就職する」と言ってました。
それで「必要ないかな」と思いましたが、行ってみることにしました。
管理棟視聴覚室には親御さんだけでなく生徒さん達も座っています。
私が座ると直ぐに長男が横に座ってきました。
「親が出席の生徒は時間があれば出席しなさい」だったらしいです。
長男は「進学せんとやけん、意味無い」とぼやいていましたが親子で聴くことに。
工業高校における選択制とは
①4年制大学、高専への進学希望者
②数学・英語を特に必要とする専門学校への進学希望者
③その他数学・英語を特に必要とする場合
上記進路を希望する生徒に対し、入試対策及び進学後の授業に対応できる学力をつけるため、専門科目の一部を履修する替わりに、数学と英語の授業を履修するものです。
第3学年が対象。
実は工業高校からも一部の大学へ進学が可能です。国公立大学、市立大学、専修などがあります。それは、あらかじめ大学側で人数枠(1名~3名が多い、10名もある)を取ってあるそうです。しかも、普通校と違って殆どが推薦入試(面接と小論文・作文)です。
そして、この推薦入試にも色々あるんですね。おもな選抜方式です。
一般推薦 : 公募推薦とも言い、出身学科に関係なく受験できる。併願できる場合が多い。
専門高校推薦 : 総合学科や工業高校に対し、普通科とは別に定員枠を設け募集する。
指定校推薦 : 過去に実績のある学校に対して枠を決め、優先的に合格させる。併願は不可。
有資格者推薦 : 電気工事士や測量士補などの資格を点数化し評価する。
スポーツ推薦 : 体育系部活動で実績がある生徒を優先的に募集する。実技試験がある。
AO入試 : 受験生の能力や適性、目的意識、入学後の学習に対する意欲などを、面接と志望理由書(自己推薦書)などを通じて判定する。
簡単に言うと、工業生は普通高の生徒のように学力試験を受けること無しに入学することが出来る大学がある、という事です。もちろん、それなりの学力・素行などが必要ですが。
ただし、先生方が仰るには
「大学に入学するのはやさしいが、入学後の数学・英語の教科が付いていけず、行詰まる生徒が多い。やはり学習時間の絶対量の多い普通校生にはかなわない。数学・英語がついていけなくなり退学する卒業生もいる」とか。
それで、『入学してからの苦労を少しでも軽くする意味でおこなっている』そうです。
現3年生の進路希望状況は
就職80%(民間企業73%、公務員7%)
進学20%(大学・短大10%、専修・各種10%)
昨年の進学実績は(選択授業選択者、非選択者の両方で)
国公立大学 4名(長崎大学3名、佐賀大学1名)
私立大学 28名
高等技術専門学校 4名
専門学校 17名
説明会終了後、担任の先生がいらっしゃったのでごあいさつ。
実は、今年は家庭訪問がなかったので初めて担任の先生にお会いしました。
私「本人はその気(進学)は無いようですけど」
先生「今からでも遅くなかですよ」
私「すこし発破を掛けます」とは言ったものの・・・。
本人はその気はないようです。
こればかりは本人が決めることですからね。
まあ、しかし、今日は勉強になりました。道は一本ではない!
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