小屋裏の片付けをしていて懐かしい品が出てきました。
長女か長男にと、買ってもらったものだと思います。
何年前になりますか。
長男がまだこちらいた頃の話。
ある日の夜中。多分午後11時過ぎだったと思います。
階段下の物入れの中にある何かを探しました。
何を探したのかは思い出せません。
あいにく、その物入れには電灯はありません。
廊下の灯りを頼りに、何かを探したのです。
その時にこれが物入れの中にあったのには気付いていました。
その後、私はお風呂に入り、そして、上がって
「裕也、次入って」と告げました。
程なく長男は階段を下りて行ったのですが、
直ぐにドタドタとあわてて階段を上がってきました。
「怖わか~っ。誰いか、おいの名前ば呼びよる。ひゃ~ぁ!!」
皆の顔が引きつりました。
ン? あぁ~っ!
私はすぐに気づきました。
すぐに降りて物入れの中にある写真の品のスイッチを切りました。
「裕也、こいバイ。しゃべりよったとは」
「なんね。そいね~。あ~怖かった~」
「さっき、スイッチば押してしもうたとやろう」
「なんねぇ、ちゃんと切っとってよ~」
皆大笑いでした。
物入れの奥を探すため、一端これを廊下に出して、またしまう時にスイッチが入ったんでしょう。
この玩具には名前を入力すると、その名前で呼びかけてくれる機能があり、
そして、さらに
スイッチを切り忘れた時の為、ある一定時間ごとに呼びかけて知らせてくれるのです。
多分私がお風呂に入っている間も数分毎(多分5分か10分ぐらいかな)に呼んでいたんだと思うのですが、
階段下物入れの中ですから、扉で音が弱められたこともあり私にはもちろん、2階にも聞こえてはいなかったのです。
もちろん、1階の両親は既に床に就いて聞こえていなかったはずです。
いやぁ、想像すると面白いですね。
その時間だと当然暗いのですが、距離はありませんので通常、廊下は電灯はつけません。
1階は足元灯が一つあります。
長男が階段を下り、足元灯だけの薄暗い中、
洗面脱衣室の引き戸に手をかけたその時(実際はどのタイミングだったかは確認してませんけど)
「 ゆ ・ う ・ や ・ くん あ そ び ま しょ 」と
物入れの中から少しこもった声で誰かが呼びかけた訳ですから。ハハハ。
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