神殿が建て替えられてから、皆が手水を済ませてお祈りをするようになった。
皆、当然のごとく順序で並ぶ。横入り、追い越しなどしない。
これこそ、日本人なんだと思う。
小学生の頃(40年以上前)の元旦は、街は本当に静かだった。
普段の休日より車は通らない。人もそれほど見なかった。
その静けさ故、『元旦』が来たんだと感じていた。
「元旦には女性は出歩かないものだ」などと母が言い、
親類への年始の挨拶も2日にしていた。
2日と言えば”初売り”だ。
中学・高校当時は確かジーンズショップ「バイソン」が最も早い開店だったんじゃなかったろうか?
年々早くなっていき、最終的には確か、2日午前0時の開店だったような。
高校当時、本町アーケードの初売りに友達と午前3時に待ち合わせて出かけた事もあったなぁ。
もちろん、自転車でね。
最近は「正月」という感じが薄れてしまった。
元旦から初売りをする店が増えた。
それに伴って道路を走る車も多くなった。
しかし、大晦日まで営業し、翌日が「初売り」。
なんとなく気分が乗らない。
今日とて、私にとってはいつもより車の多い休日のような感じだ。
何時の頃からだろうか?フロントグリルにしめ飾りをしている車が消えたのは。
以前には〇〇族の車がしめ飾りをしているのを見たことがあったが、今ではそれも見ない。
車用のしめ飾りが無くなった訳では無い。ネットで検索したら通販している。
独身時代は初詣に出かけることは無かった。
初詣に出かける様になったのは結婚してから。
家族もそれぞれ、親類もぞれぞれで一同には会さない。
最近では、初詣が唯一『正月』気分を感じることができることになってしまった気がする。
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