「(業種がちがうので)自分じゃうまく説明できないんで、同行おねがいします。」
とある塗装屋さんから頼まれた。
内容を尋ねると、サッシに関することだと言う。
ただ、事態はすこしややこしかった。
依頼主は、ご主人が外人さん(英語圏出身)で、奥様が日本人。
彼が言うには、
「こちら側が説明したことを奥様がご主人に英語で話すんですが、
ご主人が多少建築を理解されてる方なもんで、
奥様に専門的な言葉・内容で話をされるんだそうです。
ところが、奥様はその内容が専門的で理解できなくて、
ご主人の言わんとするところをうまくこちら側に伝えることができないと困っておられるんです」
との事。
つまり、英語が話せるサッシ屋さんがいれば一番いいんだけど、そうもいかず・・・。
塗装屋さん、サッシ屋さんと一緒に訪問。
打ち合わせは上で説明したような形となった。
ご主人の質問内容を奥様がこちらに伝える。
こちらがそれについて、まず奥様にご理解いただけるように説明し、
奥様がそれをご主人に伝える。
最終的に、ご主人が「 OK 」と発したなら話に決着がついたという事で次に。
ご主人に少しでもご理解いただけるように、紙に書いたり、身振り手振り、
そして、知ってる英単語を一つ程混ぜて皆で説明。
英単語を出したりすると、逆にご主人が「ハイ、ワカリマス」なんて返してくれて、
なんか可笑しかった。
その内、お互いにやり取りの要領を得てきたからだろうか、ご主人から次々に質問が出てきた。
ある程度は分かってもらえたようだ。
それにしても、お二人の会話があまりに流暢すぎて(早すぎて)聞き取れないのである。
単語のひとつふたつは分かるのだが、そこまでだ。
私は英語を何年勉強したんだろう。情けないわ。
やっぱ言葉は「聞いて、しゃべる」をやらないとダメなんだね。
つくづくそう思った。ハハハ。
↓ランキング参加中。ご面倒ですが、ポチッと頂ければ励みになります。