さてさて、久々大高ネタ。
今回もカズに登場してもらおう。
私は彼に関して又は彼との思い出を多く記憶しているようだ。
それは、当時彼の型破りな行動にある種の憧れをもっていたからだろう。
魅力ある男だった。
私のみならずきっと多くの仲間がそう感じていたに違いない。
ネタ的には、彼から「頼む、やめてくれ~」とストップが掛かりそうだが、
現在ドクターとなった彼の地位・信頼を多少なり揺るがすことはあれど、
失墜させることはなかろう。
それどころか、彼と仕事を共にされている方々は「羽○野先生らしい」と思われるに違いない。
より一層、好きになるのではなかろうか。
私の記憶の範囲での話なので、記憶違いもあるだろう。その辺はカズ本人のコメントによる修正を期待する。
3年2組の時の事。
カズは当時から頭が良かった。
彼が3年進級時に(2年は何クラスだったんだっけ?)アッパークラスに入れなかったのは、
1年次・2年次のクラスメイトやクラブ仲間が彼に真面目に勉強をさせなかったからではないだろうか。
いやもしかすると、アッパーで十分やって行けたはずなのだが、多少破天荒なところがあったため、
周りへの影響を考慮した学校側の処置だったかもしれない。
まぁ、しかし、3年2組(理系・普通クラス)になってしまった訳だからしょうがない。
というか、私達数人と同じクラスになってしまったのが不幸だったと言った方が良いのだろうか。
不運だったのか幸運だったのかの判断は彼に任せるが、私は良かったんだと思う。
あの日があったから、今がある。
そう言いたい。
大高では朝補習が日課だった。(午後補習もあったけど)
これは強制ではなく、任意だったと思う。
だから、朝補習に参加する意思表示の為のアンケートみたいなのがあったんじゃなかろうか?
(参加します) (参加しません) みたいな。
進学校だから当然皆が(参加します)に〇をしたはずだ。
ところがどういう理由かカズは(参加しません)に〇をしたらしい。
この辺が彼らしいところと言える。
しかし彼は職員室に呼び出されたのである。
「お前だけ"受けん”に〇しとるぞ。受けろ!(多分こんな風)」と諭されたのだろう。
教室に戻ってぼやいたのである。
「なんやぁ~。補習は任意じゃなかとやぁ?」って。
それを聞いた我々は多分腹を抱えて笑ったに違いない。
また、
彼はよく授業中も居眠りをしていた。
彼の居眠りは、ウトウトなんてものじゃなく本格的なもので、
こんなんだったり
こんな風だ。
しかし、彼の事をよく理解する英語の佐田先生(だったと思う)は、あえて注意はしなかった。
先生曰く「羽○野は、あげんして寝とらっけど、重要ポイントの時は目を覚ますけんなぁ」と。
彼はハム無線をしていたからか?当時から(今もそうなのかは知らないが)英語に堪能だった。
時折先生は「羽○野、お前やったらどげん訳すや。ちょっと前にきて(黒板に)書いてみろ」
と言い、
カズが英訳したのをみて、先生が「なるほどのぉ」
何て事もよくあった。
(あんまり褒めてばかりじゃ面白くないね。さて、本題にいきませう)
あまりに眠りが深いので、起きてうつ伏せた顔を上げるとよだれが糸を引いて垂れるのである。
机の上にもしっかりとよだれが溜まっている。
特に、夏はよだれと汗とでベトベトなのである。
これを皆が茶化すので、彼は口元にタオルを敷いて寝るようになった。
まぁ、寝ているだけならいいのだが、
ある日こんなことがあった。
それは自習中だったか?、通常授業中だったか?
教室後方がオナラの臭いで汚染されたことがあった。
休み時間に入り、近場にいた数人が「犯人は赤〇幹〇だ」と声を上げた。
身に覚えのない本人は否定した。
実は、皆は発生源が誰か分かってながらわざと彼を犯人扱いしたのだ。
本当の犯人は赤〇の後ろで寝入っていたカズだったのである。
騒ぎで目を覚ましたカズは、事の次第を聞きニカッと笑った。
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