まだまだ酷暑が続いています。が、ほんのわずか、秋の気配も感じられます。
秋と言えば、ウデマメ(茹でマメのなまり。腕豆ではありません(^^;)。一般には、エダマメ。
いつもの中山道沿いの畑から数百m離れたもう一つの畑にやってきました。富有柿に囲まれた所です。
近年、柿農家の担い手が高齢になり、どんどん柿の木が伐られています。写真の左上は、昨年伐採された富有柿畑です。淋しくなりますが、消毒液がこちらの野菜にまで飛んでくることがなくなったのは幸いです(^.^)
例年のごとく、ジャガイモ跡に、黒大豆(右1列、晩生)と湯上り美人(左2列、中生)が入れてあります(マルチはそのまま利用)。
7月初旬に蒔いた晩生の黒大豆は、丁度開花の時期にあたっています。このところ、雨がふったので、実が入りそうです。晩生大豆は、種を蒔く時期が結果を大きく左右します。蔓ボケも今年は大丈夫みたい。あとは、虫との戦いですね。
6月中旬に種をまいた湯上り美人は、今が採りごろ。
水洗いして、ウデる(^^;のを待つのみです。
これまで、ウデマメはたっぷりのお湯で文字通りウデて(茹でて)いたのですが、昨年から、蒸し焼きにしています。この方法は、シルバー女性農業ユーチーバ、ひろちゃんで紹介されていました。試してみたら非常にgood。以来、ウデマメは、もっぱらムシマメで食べてます。
方法はいたって簡単。
軽く塩を振ったあと、コップ1杯の水を振りまきます。
あとは、中火で10分ほど蒸します。心配なら、途中でさし水OK。特有の香りが家中に充満します。
お湯の中へ旨味成分が逃げないので、大豆の味が満喫できます。特に、今回の湯上り美人は、味と香りが濃厚で、近年、好んで栽培されるようになりました。しかも、晩生種でないので、栽培が比較的容易。私でも、毎年、連作でびっしり実が入った湯上り美人が採れます。
このような品種のエダマメは、お湯で茹でるより、蒸し風呂で仕上げた方が良い味を楽しめます。湯上り美人は、サウナで御賞味あれ(^.^)
ところで、湯上り美人やだだ茶豆など味の濃い品種には、香り成分としてアセチルピロリンが多く含まれています。これは、ポップコーンの香り成分と同じです。しかし、このアセチルピロリンは、ワインのネズミ臭(日本では、マメ臭)とよばれる悪臭の原因物質と言われています。うーん、匂いは微妙なものですね。
ps. 一週間後に、同じ大豆を収穫し、同じように蒸し焼きにしていただきました。しかし、湯上り美人特有の味と風味はほとんどなく、通常のウデマメでした。
湯上り美人の賞味期間、短し。美人薄命(^^;