今回も先回と似たような品物です。
34.7㎝x24.4㎝、高 28.7㎝。幕末ー明治。
この品も、青空骨董市で、野口センセー一人で入手しました(先回と同じ値段、店は別)。正式な名称はわかりません。形状から小茶棚としました。
相当に使い込まれていて、あちこちが傷んでいました。特に、天板に穴が多くあり、このままでは使い物にならないので、木工パテで埋め、塗料を塗って仕上げました。平滑になるまで、塗りー乾燥ーペーパー磨きを繰り返したので、2か月ほどかかりました。ここまで手をかけたので、野口センセーもご満足でしょう(^.^)
四方を、ぐるっと竹細工で覆っています。
正面:
横面:
背面:
もちろん、上面も竹、デザインが美しい。
おまけに、先回の品と同じく、引き出しになっていて、小物がごっそり入ります。
瀬戸急須(幕末ー明治)、古染付笛吹人茶碗(中国明末)、鼈甲水牛角茶たく(明治)、京焼鶴香合(江戸後期-明治)
こんな具合におもてなしをしたら如何。
煎茶にも流儀があって、それぞれ作法が決まっているようです。しかし、もともと煎茶は形式とは無縁、自由に生きようとした文人が隠遁生活で嗜んだものです。
ですから、ハチャメチャ蒐集家の無手勝流手前でもOKでしょう(^.^)
お煎茶は、朱泥の急須でいれるといちばん美味しいような気がします🐻🍵✨
こがんかんなら、このお道具のある空間にピッタリの南画を持っていそうですね⤴✨
先回のブログのリコメでも書きましたが、おっしゃるように常滑の朱泥の急須急須でいれるのが一番味が良いです。理由はよくわかりません。一説には、土の成分の関係とか。それにくわえて、漉し穴や器形、注ぎ口などの造りがうまい具合になっているのでしょう。
南画はありすぎて、選択に困ります。ま、どれでも気分は文人(^.^)
だいたい、相場は決まってしまうのですね。
でも、これには「塗りー乾燥ーペーパー磨きの繰り返し」作業の手間代が付加されているわけですね。
煎茶を出すにも、単に盆の上に急須と湯飲み茶碗を準備して出すのではなく、このような設えを利用して出せば、おもてなしという感じになりますよね(^-^*)
どんどん普及させれば、遅生さんは、煎茶道・故玩館流元祖となりますね(^_^)
不思議なもので馬子にも衣装、道具だてのおかげで、不味いお茶も何とかなりますね。そうそう、茶葉に凝った時期がありました。今思うと懐かしいです。おかげで、味の素入りの葉は見分け(味分け)がつくようになりました(^.^)
ただ、流派を打ち立てるにはカリスマ性が必要ですから、逆立ちしても不可能です(^^;
ままごと遊びそのものですね(^.^)
それは知りませんでした。
知らぬが仏で、案外、喜んで飲んでいるのかもしれませんね(~_~;)
今でも、一瞬、美味しいと感じるお茶は、疑ってみる必要があります。とにかく、やけに美味しい(^.^)
茶には、元々、うまみ成分のグルタミン酸が含まれています。それが増強されたと思えば、喜んで飲めます(^^;
見分け方:茶葉から染み出す成分よりも早く水(低温でも)に溶けますから、水出しをしてみて、すぐに味がつく場合はアウトですね(^.^)
水牛角茶たくに興味あるある!です。
ぜひ今度記事にしてください🙏
ちょうどさっき、水牛角茶托のブログをあっぷしました。