遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

竹花入れ➅ 巨大花生け

2022年12月15日 | 花道具

これまで紹介してきたように、一口に竹の花器といってもいろいろです。中でも異彩を放つのは、やはり巨大花器でしょう。

以前、竹とは思えない大きさと形態の花器をブログにのせました。

今回の品物は、大きさでは先のトグロ花器を凌ぐ正統派(^^;)の花器です。

高 73.7㎝、底径(最大) 25.2㎝、口径(最大) 16.7㎝、重 3.75㎏。明治―大正。

 

見る角度を変えます。

少し傾いでいる姿が微笑ましい。

しかし、脚は、

まるで巨象(^.^)

この巨象の下腿には、大きな窓が二つ開いています。

木製の花止めもしっかり残っています。

さらに、頭の上にも花が挿せるようになっています。

すぐにでも、花を入れられます。

しかし、この巨大花器に一体何を入れたらいいのか、私には全く分かりません。これまた、ブログ読者各位に期待せねばなりません。

私ができるのは、

せいぜい、

竹くらべ(^.^) 

 

 


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6 コメント

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ゆりさんへ (遅生)
2022-12-16 06:29:42
ゆりさんも同じような花器を持っているのですね。
しかも、活用されていて素晴らしい。
やはり、こういうものには手本があるのですね。
どこかに、祖父が書いた活花手本集があったような記憶があります。ガラクタの山の中に埋もれているのでしょう。探してみます(^^;
伝統ものは何でもそうですが、型がありますね。まずそれを会得してからの創造でないと、我流ではお笑いになってしまいそうです(^.^)
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私の竹筒は (ゆり)
2022-12-15 20:13:38
こんばんは。

高さ60センチ位の二重切り(二重生け)です。
窓?は一つですが頭部にも活け(生け)られるようになっております。
お写真のものは三重切りのようですね(名前は流派で色々あり?)。

明治の終わりころの池坊のテキストには、私の持っている二重切りの竹筒の手本が載っております(現代と同じ活け方です)。

三つもあると、どう活けるんでしょう。バランスがムツカシイですね。
でも、一番上は使わずに下二段だけで活けるといいかもしれませんね~~
「二重切り」花器で検索されると、見本が出てきます。
活け花は豪快に活けられて見てください。昔は華道は男の嗜みだったのですから(*^^*)
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Dr.kさんへ (遅生)
2022-12-15 11:14:04
以前のトグロ花器は、おそらく、形の奇抜さで誤魔かしがきくでしょう。
ところが、今回の品は、正統派の竹花器ですから、それなりの活け方をしないとさまにならないと思います。手に余る品ですね(^^;

ほんと、大きいのは始末に困ります。
でも、大きなのがまだあるのですよ。これまた、いつかブログの肥やしに(^.^)
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水仙さんへ (遅生)
2022-12-15 11:08:13
この花器は大きいので、どこかのホールなどに置いたら良いかも知れませんね。
また、大きな開口部があちこちにあるので、一方向から眺めるのではなく、360度、立体的に活けたら、さぞかし立派になると思います。
でも、やはり何を入れたらいいんでしょうね。おっしゃるように、ただあれもこれもでは情けない。花、枝、葉を総合的に生かす技量が要りますね。
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遅生さんへ (Dr.K)
2022-12-15 09:47:58
「先のトグロ花器」よりも更に大きいのですね!
こうも大きくなりますと、使わない時の保管場所にも難儀しますね(~_~;)
ましてや、これに何を入れて飾ればいいのか、私には想像も出来ません(><)
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Unknown (水仙)
2022-12-15 09:08:49
おぉ、また見事な花器でございますね。生け花の教師であった亡き母に見せてやりたかったです。

やはり椿とか水仙が似合うと思われますが、花のデパートにならないようにまとめる力量が必要になるでしょうね。その要は葉の添え方になるでしょうか。

勝手なことを書いて失礼いたしました。m(__)m
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