遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

トイレ美術館9 ハリキイチロ『つばき』(油彩、6号)

2023年11月15日 | 絵画

少し毛色の変わった油絵です。

 

 

ハリキイチロ『油彩 つばき』6号。板。昭和。

個人的には、気に入っている絵です。

かなり力量のある画家だと思います。

描かれているのは薔薇かと思いましたが、裏を見ると「つばき」でした。

「ハリキイチロ」とサインがあります。

この人物についてはわかりません。

ひょっとして、前衛美術評論家、針生一郎(はりういちろう)が若い時に描いた?

二つの絵画が、交感しています(^.^)

 

 

 


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4 コメント

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1948219suisenさんへ (遅生)
2023-11-16 19:31:47
近縁の方に前衛画家が2人もおられたとは、すごいですね。こういう類の絵は、わかるわからないを超えたマグマのようなエネルギーがまずもって問題となるのではないのでしょうか。
当時の前衛芸術は、既成の概念を破壊して新たな芸術を創造しようというムーブメントで、時代の雰囲気とマッチしたものだったと思います。
時代が変わって、今はそのような熱気はどこにもありませんね。
それに、何が前衛で何が後衛なのかもわからなくなっています。
まあ、遅生のように遅れて生きている人間は、トラックを何周か遅れてトコトコ行くランナーのようなもので、気がついたら先頭のように見える場合もあるのかも(^^;
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Unknown (1948219suisen)
2023-11-16 15:15:22
私には父方、母方、いずれにも前衛画家がいたのですが、私自身はイマイチ前衛がわかりません。父方の前衛画家は普通の絵を描けば売れるのに、なぜわざわざそのような絵を描くのだろうと思っていましたが、東京芸大を卒業する時その作品を大学が買い取ったと聞けばうまかったんでしょうね。母方の前衛画家は具体美術協会という団体に所属していてウィキペディアにも名前が載っているくらいですが、私にはわかりませんでした。だから、この絵もイマイチわかりませんが、先日の写真のように巧い絵に個性が乏しいとすれば、個性はありますね。失礼なコメントになっていたらお許しください。m(_ _)m
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Dr.Kさんへ (遅生)
2023-11-15 16:53:36
針生一郎は、その昔、アバンギャルド全盛のころは、大御所だったです。
時代が変わりましたね。
彼が自分でも絵を描いていたとすれば、大発見ですが・・・(^.^)
似たケースですが、岐阜県美術館の前館長が若い頃(芸大院生?)に描いた能面の油絵をもっています。お見せしたら、懐かしそうでした。
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遅生さんへ (Dr.K)
2023-11-15 14:20:46
私は、不勉強で、針生一郎については知りませんでした(><)
ネットで調べてみましたら、戦後の美術評論の御三家の一人に数えられるほどの著名な美術評論家だったのですね。
それほどの人物ですから、自らも絵を描いていたことはあり得ますね。
「針生一郎=ハリキイチロ」はあり得ますね(^_^)
そであれば、これは、貴重な作品になりますね(^-^*)
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