父親の品物を整理していたら、古い楽譜が出てきました。
大正時代のハーモニカの楽譜、8種です。大正11年ー14年、大きさは(18.7ー19.1)㎝ x (16.0ー16.6)cm。
他に、バイオリン、マンドリンの楽譜もありましたが、表紙が面白くないので今回はボツ。
いかにも大正モダンの雰囲気の表紙です。
スパニッシュヨークはスペインの民謡?
印象的な絵です。
洋曲だけでなく、「小鍛冶」などという曲もあるのですね。
と思ったら、和曲が続きます。
アールデコそのものの表紙と「元禄花見踊」はミスマッチ?
「春雨」「三十三間堂」まであるのですから、意外性を狙ったのでしょうか。
他の和曲は、うって変わって和風表紙。
いろいろな曲がハーモニカの楽譜になっているのですね。
ところで、ハーモニカの楽譜はどうなっているのでしょうか。
うーん、何のことかわかりません。
たぶん、今もこの表記なのでしょう。
親爺の青春譜が残っていたわけですから、これを機会に、ひとつ、挑戦してみましょうか。
その前に、ハーモニカを探さねばなりませんね(^^;
大正のものですか!
デザインがいいですよね!味がありますよねー(^^)
ただ2枚目あたりの人が描かれた表紙は失礼ながら笑ってしまいました。かなりシュールというやつでしょうか(⌒-⌒; )
なんか千円札に載っている人みたいでした。
もう数十年したら更に価値が付きそうですよね(^^)
ハーモニカは知っている曲なら下手ですが何でも吹けますが、正しい奏法は全く存じません。
口の中に入る4穴や8穴、標準のC調、B調、(当然ですが)半音が出せるクロマティック
など、数だけなら10挺(ちょう)または丁くらいは持っています。
親父の遺品だけでも3~4挺ありましたので…。若い頃(カラオケのない頃)は、宴会に
持参していました。
色んな楽器の楽譜を見るのも面白いですね。
いきおい、いろんな要素がごちゃ混ぜに入っていて飽きません。
それが大正浪漫なのでしょうね。
可能性にあふれていた時代ともいえるのではないでしょうか。
メロディを知っていれば、何と無く吹けてしまうのがハーモニカの魅力ですよね。
でも、そうは言っても、吹きこなすには相当のセンスが必要です。highdyさんならではですね。
車の長旅の途中でも、休憩をかねて吹いていらっしゃるのでは。
故玩館でも一曲所望すればよかったです(^.^)
でも、なんとなく雰囲気はありますね。
鼓の楽譜は、白丸、半黒〇など数種の記号の並びと掛け声でできています。
能管には正式の楽譜はなく、旋律をメロディ(カタカナ)で表した唱歌というものを使います。
いずれも、初めて見ると「何だこれは」です(^.^)
「クーヨュシッニパス」って何つ、、?
と思いました(笑)。
右から左に読むと「スパニッシュヨーク」となるのですね、、、。
絵もそうですが、文字の読み方も、右から左で、大正ロマンを感じますね(^_^)
つい、竹久夢二を思い浮かべました(^_^)
故玩館からは、いろんなものが飛び出してきますね(^-^*)
当時ですから、右からの語句が多いのかと思っていたら、ほとんど左からでした。ハーモニカは西洋からの楽器だからでしょうか。
日本の歌曲の場合は、縦書きになっていますね。これなら文句はつけようがありません。
「クーヨュシッニパス」の稀少価値を評価してやりたいです(^.^)
どうやってハーモニカで演奏するのか想像もつかない曲が載ってますね~
最後に載っている「ホーム スイート ホーム」はたぶん「埴生の宿」だと思いますが
「埴生の宿」は明治の中期に訳詩が作られているので、もしかしたら違うのかも・・・。
ま~、日本では「ジョージア行進曲」が「パイのパイのパイ」になりますから判りませんが。
というか、イメージがわいてこないです。
この楽譜の裏面には11曲しかのっていませんが、大正14年版になると、世界中から114曲もリストされています。ベートーベンのメヌエットなんていうのもあります。
一度、聞いてみたいですね。