秀衡塗りの茶托、5枚です。
径 12.0㎝、底径 5.1㎝、高 2.1㎝。現代。
底厚は2mm強、縁は少し薄くなっています。
小型の品で、茶托ということもあり、見込みに絵は描かれていません。
先に紹介した秀衡塗りよりも、少し上手の造りです。塗りにもスキがありません。
当然のことながら木製です(^.^)
布着せを施した本堅地の秀衡塗りは少ないですね(もっと高級品を求めればいいのですが(^^;)
さて、いよいよ使う算段です。こういう煌びやかな茶托は、茶碗をえらびます。
うーん、どうしたものか?
そういえば、この茶托には、雲と金の菱形は描かれていますが、草花の絵がありません。
ならば、チョッと色目の濃いこの湯飲みではどうか。
径(蓋) 7.9㎝、径(胴) 7.4㎝、高台径 3.4㎝、高 6.9㎝。戦前。
後期のオールドノリタケを代表する朱菊の食器の一つです。底印からすると、1938年-1943年頃の国内向けの品です。
秀衡塗りの茶托に、菊花模様の湯飲み、なかなか様になります。
幸い、湯飲みも5客ありました。
これなら、故玩館に御婦人方が来訪されても大丈夫ですね。