内容紹介
遠野地方に伝わる怪異のお話を、柳田国男が蒐集し書きのこした『遠野物語』。 京極夏彦が新たな語り口で現代によみがえらせた! 遠野の森には不思議な家「迷い家」があるという。そこにひそむ妖しいものとは? 森のなかのふしぎな家の世界を、実力派絵本作家・近藤薫美子が見事に描き上げました!
読書備忘録
遠野あたりの山では、不思議なことがよく起きる。
白望山の不思議・・・
同じところに行けない。
きのことりの男は金のといと金のひしゃくを見つたが重くて持てない。木の皮を剥いで印をつけてきたのに次には行けない。
貧しい家の女房がふきを取りに行き見つけた屋敷。
立派なお椀ののった朱塗り黒塗りの膳がならんでいたが、人っ子一人いない。恐ろしくなり家に帰ってその話をしたが誰も信用してくれない。
そんなある日・・・
欲をかいてはいけない。
という昔話はいくつもあるけれど・・・
迷い家(まよいが)は、訪れた人に幸運を授けてくれる。
不思議な世界の物語。
ニョロニョロみたいで可愛いっ!