本・小川哲 「君が手にするはずだった黄金について」

2024-10-01 07:12:42 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!


               

 読書備忘録 

プロローグ / 三月十日 / 小説家の鏡 / 君が手にするはずだった黄金について / 偽物 / 受賞エッセイ

嫌な思い出というものは、簡単に忘れられるものではない。たとえば・・・と、始まった話に・・・そうそうあるある!・・・「それらは忘れたくても忘れられず、そればかりか、何の前触れもなく、まるで雑踏で急に誰かから肩を叩かれたときのように、唐突に記憶の淵から浮上してくる」イヤーすっかり忘れていたのに黒歴史現る。だから・・・ってことなの?

占い師はみんなインチキ!・・・あーそういえばそうかも知れない。でもすでに洗脳されちゃているから・・・わかるわ。

片桐の話が、ちょっと難しいところもあったけれど、これ、あとでもう一回読んでみたいと思った。

図書館本ですからね。まだ400人以上お待ちです。

ここでもガルシア=マルケスの「百年の孤独」が・・・

★★★★☆




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