本・篠田桃紅 「これでおしまい」

2025-01-23 07:32:44 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

一〇七歳の世界的美術家が最後に遺した「人生のことば」
歳を取るというのは、悲しむだけのものでもない
歳を取ってはじめて得られる喜びがある三月一日に一〇七歳で世を去った篠田桃紅さん。この本の制作途中、「これが最後の本になる」と繰り返し言っていました。
桃紅さんの人生哲学を短い言葉で伝える「ことば篇」と、これまでの人生を写真と文章で振り返る「人生篇」、戦後、世界のアートシーンを牽引するニューヨークに単身で渡り、国際的な評価を得た篠田氏は、日本で最初に自由を希求した女性、と言えるかもしれません。その人生は冒険と波乱に満ちていましたが、自分の心のままに道なき道を歩いてきました。
いまより女性の生き方の選択肢がずっと狭く、さらに戦争、結核など、死と背中合わせにあった 昭和の時代に自由を貫くことは並大抵のことではありませんでした。「人生編」で桃紅さんはこう語ります。
「自由というのは、気ままにやりたい放題することではなく、自分というものを立てて、自分の責任で自分を生かしていくこと。やりたいように振る舞って、人にも頼る。それは自由ではありません。自分の行動に責任を持って考え、自分でやる。それが自由で、だから自らに由る(=因る、依る)という字を書くのです」

今の時代、自由の大切さを誰もがわかっているけれど、「自らに由って立つ」ことの難しさは変わっていないかもしれません。
本書の桃紅さんの言葉は、自分らしい人生を生きたいすべての人に向けての、エールとアドバイスになるでしょう。

               

 読書備忘録 

とてもよかった。

雑誌 Ku:nel  の「私の読書時間」でスタイリストの原由美子さんが紹介していた本

Ku:nel 読んでよかった。

お父さんの地震の話には驚きました。そんなことってあるんですね。経験しているから・・・

 

★★★★★



本・畠中恵 「なぞとき」

2025-01-17 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

さぁさぁ、皆で賭けをしようか! 勝者は一つ、望みを叶えて貰えるって! 若だんなと妖の謎解き合戦の始まりだ!! あの屈強な佐助が血だらけになって、犯人は小鬼の鳴家だってぇ? 菓子職人・栄吉の新作あられの味見会は見合い話を摑む場になっちゃうし、若だんなと妖は摩訶不思議な怪異に遭遇、おまけに若だんなは独立する奉公人の世話をしろと命じられちゃった! 若だんなと長崎屋の妖達はすべての謎を解けるの~? シリーズ第23弾!


               

 読書備忘録 

ひさしぶりっ!しゃばけシリーズです。

薬種問屋長崎屋の若旦那・・・虚弱体質は治らんのかい?と、思いつつ、しょうがないねぇーと読む。

「なぞとき」 佐助が血を流している?人ならぬ者なのにどした?まぁまぁそういうことだったら・・・

「かたごころ」 猫又おしろがひゅんと二又の尻尾を振った。いろいろと心得ておりますよ。片ごころとは、どちらろもつかない、半端な気持ち。

「こいぬくる」 仔犬たちは鍵がお好き?

「長崎屋の怪談」 まぁ何というか、怪談と言ってそもそも妖が家に居るのだから。私ね、すでに結界の中にいると思いますよ。だって入れちゃったらせっかく結界張っても意味ないでしょ?と読んでいたら、でしょ?

「あすへいく」 あらやだ子供のお金を親が使っちゃった!って、だめでしょ?若旦那がんばりましたけれどね。

な~んか出ると楽しみしている。

図書館でも人気でなかなか順番が回って来ません。

読んでいる間はのめり込んでどっぷり江戸にいる。ような気がしているから、ピンポ~ンとなると、あわてる。


★★★☆☆


本・原田ひ香 「古本食堂 新装開店」

2025-01-16 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。
大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。
美味しいごはんとあなたの物語がここに!

珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。
親戚の美希喜(20代)が右腕だ。
作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。
てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。


               

 読書備忘録 

鷹島古書店に喫茶コーナーを作るからと改装工事が始まった。

なんと本棚の裏がカビだらけで前途多難!これは急逝した兄が自分でやったのでは?で、この兄のことも語られていて、そうだったんだ。

そこを引き継いだ珊瑚の話も、前作で ん? だったのが進展してこれからどうなるのだろうね?もしかして?次回作を期待してしまいます。戻って来るのか来ないのか?

”いもや”は、夫が近くに勤務していた時にお昼に何度も行っていたお店と聞いていた。

その頃は、仕事終わりに待ち合わせしてお蕎麦屋やロシア料理店や喫茶店など行っていたのね。今はもうわざわざ神保町に・・・って気はなくなったけれど、思い出がたくさんある街

山の上ホテルは、老朽化に伴い閉館と聞いてあわてて泊りにいって、珊瑚がひとりでいったバーものぞいた。のぞいただけで満席で入れなかった。

山の上ホテルはお隣の明治大学の手に渡ったと聞いて、よかったわー!

★★★★★


本・角田光代 「あなたを待ついくつもの部屋」

2025-01-15 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ母に教わった「バーの味」、夫婦で訪れた憧れの上高地……。
全国3か所の帝国ホテルを舞台に織りなす、めくるめく部屋の物語。

帝国ホテル発行の会報誌「IMPERIAL」で11年間にわたって連載した、42編のショートショートを一冊にまとめました。
幻想的な夢の世界を描くものもあれば、現実の夫婦を描いたものもあり、また過去と現在を行き来して語るものも。42編すべて趣向の違う、角田光代さんの幅の広さを思い知る短編集です。
1話5ページで読める短い文章量ながら、じんわりと心が温まり、時には泣け、時には笑えるストーリーが詰まっています。

(収録作)
クロークに預けたままの、亡夫の荷物。夫の秘密がそこにあるのか――開いた鍵の先に、妻が見たものは(秘密を解く鍵)
半年に一度しか会えない小学校6年生の娘。連れだってブフェに行くも、娘はなかなかマスクを外さない(父と娘の小旅行)
窓から射しこむ朝の光、錆びた流し台にしたたる水滴の音――ホテルで眠る夜、どこかで出会った部屋たちの夢をみる(表題作・あなたを待ついくつもの部屋) 
他、全42編

               

 読書備忘録 

ホテルにはいろいろな思い出がありますから・・・

お別れしたお話に、そっか・・・と思ったり、それもいいわね…と思ったり

50年前に焼岳がオレンジ色に染まっていたのを見たけれど、果たして本当のことだったのかしら?と夫に話したのだけれど、本当でしたね。

だからってそれ見に行くか?と言うとどうでしょうね?確実に晴れます。とわかれば行くかもしれない。が、かなり前に予約をするわけだから、その日が晴れるかどうかなんてそんなに先のことまで分からない。って書いて思ったのは、日帰りすればいいじゃないの?ってこと!長野の人は日帰りするのだから、私達も長野の人になった時に・・・

東京のホテルは、何度かバイキングに行ったり、売店に行ったり、待ち合わせしたりと行ったことがあるだけ・・・

村上シェフはいっときご近所さんでした。ワンコのお散歩で何度かお見かけしていたから、ご挨拶したらやさしく返してくださって、連れているワンコが似ていました。

★★★☆☆



本・篠田桃紅 「一〇五歳、死ねないのも困るのよ」

2025-01-08 07:19:29 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

そよ風に吹かれるだけで、なんて恵まれているのだろうと感じることのできる幸せ。どれだけ長く生きても、生きることに行き詰まることはない-。生涯現役、ひとり暮らしを貫く希代の美術家が送る、後世へのメッセージ。

               

 読書備忘録 

「死んだら人は生物として無くなったというだけで、なにもない。「無」なのだろうと思っています」私もそう思っていましたから・・・

「人を羨ましがるとか、妬むとか、そういった感情を抱くのは愚か。みんな、寂しい、悲しい思いをしている」

お風呂の話にへぇー・・・

老いることに絶望はしない。杖を突くことになってもそれを嫌だとは思わず、楽しむことが大切。幸せになりえる人は、ないものねだりをしない。・・・思います。と・・・

芸術は、あらゆるときに人の心を支え、寄り添ってくれます。

江戸弁?・・・「こ」をつける。なるほどね。普通に使っていたけれど、なんで「こ」つけるの?と言われたことを思い出した。こぎれい、こざっぱり、こうるさい、こいき、こじゃれた、こっぱずかしい・・・

★★★★☆



本・古内一絵 「東京ハイダウェイ」

2024-12-22 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 内容紹介

ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。

東京・虎ノ門の企業に勤める桐人は、念願のマーケティング部に配属されるも、同期の直也と仕事の向き合い方で対立し、息苦しい日々を送っていた。

直也に「真面目な働き方」を馬鹿にされた日の昼休み、普段は無口な同僚の璃子が軽快に歩いているのを見かけた彼は、彼女の後ろ姿を追いかける。
辿り着いた先には、美しい星空が描かれたポスターがあり――「星空のキャッチボール」

桐人と直也の上司にあたるマネージャー職として、中途で採用された恵理子。
しかし、人事のトラブルに翻弄され続けた彼女は、ある日会社へ向かう途中の乗換駅で列車を降りることをやめ、出社せずにそのまま終着駅へと向かう。
駅を降りて当てもなく歩くこと数分、見知らぬとんがり屋根の建物を見つけ、ガラスの扉をくぐると――「森の箱舟」

……ほか、ホッと一息つきたいあなたに届ける、都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた6つの物語。

東京・虎ノ門の企業に勤める桐人は、「真面目な働き方」を馬鹿にされた日の昼休み、同僚の璃子が軽快に歩いているのを見かけて…。都会に生きる人々が抱える心の傷と再生を描いた連作短編集。

               

 読書備忘録 

自分だけのひそかな隠れ場所

「今日はサボリます」と会社に電話したあと第五福竜丸をみつけたのは恵理子、電話でそれを受けたのが昼休みに会社近くのプラネタリウムに行く璃子、ふたりの同僚の桐人。

カフェチェーン店の店長の久乃は恵理子の大学の友人。この久乃の話にうるうるした。その久乃のお母さんに恵理子が言われたこと・・・私も美術を勉強していた友人に言われたことがある。それを北欧旅行でご一緒した美術に詳しかった殿方に言った所、初めはね、みんなそうなの。その彼女だってそうだったんじゃない?だから行ってみたいな!観てみたいな!と思ったら行けばいいの。そのうち少しずつわかってくるから・・・わからなくてもいいんだよ。あの場所いいでしょ?と・・・

もうね、なんと言うか、わかるわーとわかった気になる世界・・・ホント生きていると色々あるわけで東京ハイダウェイをみつけられてよかった、よかった。

「私たちは皆、惑いの星の住人だ。完全な人間なんて、一人もいない」

★★★★★


本・原田ひ香 「母親からの小包はなぜこんなにダサいのか」

2024-12-21 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

業者から買った野菜を「実家から」と偽る女性、父が毎年受け取っていた小包の謎、そして、母から届いた最後の荷物…。温かな想いが詰まった6つの物語。Webサイト『BOC』連載を単行本化。

               

 読書備忘録 

母親からの小包にはババシャツが入っていることが多かったのですね?

ヒートテックではないのか?

「ありんこ農場」の話にウルッと来た。

最近、親ガチャって言葉を知った。

「最後の小包」こんな出会いもあるのだね。なくなる前に送った小包・・・まさおさんも子供たちもいい人たちじゃないか!本当はわかっていたのよね?お母さんが選んだ人なのだから・・・思い切り泣けてよかったね。いいお話でした。

余談・・・

夫の赴任先の宅配便の話

母は何でも二人分送ってくれていたけれど、義母は夫の分だけ!食品もひとり分!例えばレトルトカレーひと箱一人前、あじの干物、りんご、みかんはひとつだけ!母は箱で送ってくれていたから、ひとつよあなたっ!みかんがひとつ・・・だから私は、これはあなたに送られて来たあなたの物だから、自分でなんとかしたら?と、言ったなぁー・・・中のメモに、○○(夫の名前)に食べさせるものと書いてあったのも思い出して、夫に言ってみたら、初めの頃はそう言う事されてたなぁー!意地悪だったなぁー!でも〇(私)ちゃん相手にしなかったから!って・・・

義母は面と向かうとそういうことの言えない、できない、人だった。電話攻撃はすごかった。私は、ずけっと言っちゃうこともあって、東京の人はキツイ!と、案外怖がっていたのかもしれない。もういない人だからね、文句言っても始まらないけどぉー!

最後に病院になんのかんのと私が行かなくてはならなかった時には、私を見て怯えていた。仕返しでもされると思っていたんじゃないの?するわけないじゃない!そして今までのことを謝っていた。自覚はあったのね。

そもそも義母は四姉妹ですぐ下の妹が質が悪く指示していたのはわかっていたから、ほんの一か月くらいの間だったけれど、ほぼ毎日病院に通ってバカ話をするほど仲良くできました。

★★★★☆


本・群ようこ 「捨てたい人捨てたくない人」

2024-12-20 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

これは、捨てる! あれも、捨てる……?
溢れかえる洋服、本、フィギュア、溜め込んだカップ麺、レトルトカレー、非常食、密かに隠した写真に手紙……。他人事ではありません!
身内の身の回りを“断捨離”しようとする人たちの、右往左往に大共感の連作小説。


               

 読書備忘録 

笑えました。

「捨てられない姉 捨てさせたい妹」 妹はセレブだからね・・・まぁ、どうでもいいかな。

「息子の嫁の後始末」 もうあなたのところには戻りません。とLINEが来ても拉致されたんじゃないか?と人のいいお父さん!嫁の実家からは、娘は好きな男性ができて、そちらのほうに行ってしまった。と!子供置いて!・・・息子は転勤になり子供を連れて行き、子供の面倒を見ないと!って事で残された父親がひとりで嫁の残していった、そんなに?って、荷物を整理するというお話

「本好きとフィギュア好きの新居問題」 まぁ手放せないならそうするしかないかも。

「溜め込みすぎる母」 こ、これは・・・ちょっと他人ごとではないかも。これから自分がどんな年寄りになっていくのか不安になりました。ちょっとだけ!

「夫の部屋」 もうこれは気持ち悪いとしか言えない。そんな夫と離れないならしょうがないじゃない、娘はそんな父親だったからか?弁護士になっちゃいました。

★★★☆☆



本・酒井順子 「消費される階級」

2024-12-19 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

デジタル下層民、東大礼賛と低学歴信仰…。多様性が叫ばれる中、見えづらくなったが存在する、学歴、年齢、性別、外見、経済力などに対する日本人の階級意識をあぶり出す。『よみタイ』連載を書籍化。

               

 読書備忘録 

五十代からの「楢山」探し・・・これとはちょっと違うかも知れないけれど、妖精さんのいる会社に人材派遣で行っていたことがあった。コピー機の前から動かないから、どうしました?って聞くと、コピーとれないんですぅ―。紙ないんじゃないですか?ランプついてますよ。別の人はインクなくなっているみたいなんですけどぉー。入れたらいんじゃないですか?誰かがやってくれるのをぶりぶり待っていているだけ。あの人たちは何をしに会社に来ているのか?いいとこのお嬢さんで一応社会に出ました。が欲しいだけなのよ!と聞いた。姫とか妖精とか言われていました。ってのを思い出した。昔の人材派遣はそこそこ経験がない仕事の紹介はしてもらえなかったし、仕事ができないと他の人に変えてください!派遣初日から、じゃこれお願い!と書類を渡された。という時代だった。「楢山節考」はというと70才!もう山に入らなくては!

”親ガチャと子子ガチャ” 東大礼賛と低学歴信仰 に、そういえば聞いたことが・・・

「ドラえもん」が表す子供社会格差・・・うちの子供たちが行っていた小学校は、あるときそんなことしていました。運動会でよーいドン!して一緒の走りだし、ゴール手前で整列して一緒に!ってこと・・・

ミヤコとアズマ、永遠のすれ違い・・・面白いっ!

超高齢化時代のおばあさん格差・・・長生きしてくださいね。と、言わなくなった。私なんかぽっくり逝けるといいですね。と絶対に言わないけれど、思います。

世代で異なる、斜陽日本の眺め方・・・選挙に行きましょう。少しでもマシなところを・・・

面白かったわぁー・・・

★★★★☆


本・森永卓郎 「書いてはいけない」

2024-12-16 07:36:09 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

『ザイム真理教』を上回る衝撃作! ~日本経済墜落の真相~

‥2023年12月、私はすい臓がんステージ4の告知を受けた。告知の瞬間、私は、何かを食べたいとか、どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。
なんとか自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。
そのことだけを考えた。
その意味で本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。(本文より)‥

【目次】
第1章 ジャニーズ事務所
第2章 ザイム真理教
第3章 日航123便はなぜ墜落したのか
第4章 日本経済墜落の真相


               

 読書備忘録 

第3章 日航123便はなぜ墜落したのか

これがいちばん読みたかった。

実は私、かなり近い人と言うか・・・聞いていた。

が、その手の情報がまったくなかったから、ほんとかぁ?と思っていたけれど、PTAのクラス委員をしていた時に、担任との飲み会で何かのきっかけで、日航機の話が出た席で、実は・・・と話したところ、担任が、え!そうなの?って事になりその後、いろいろと聞いたりした結果、私を呼び出して、ホントだったわ・・・そんなことがあったのです。

そして、ある日こちらの本を読んだのです。

青山透子 「日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」

そして、森永さんの本を読んだったわけで・・・怖いでしょ?

ジャニーズのことは北公次くんが書いていたじゃないですか。

中学の時、当時代々木に事務所が有って、外階段に二人で座ってアイスクリームを食べていたのを見た時に、仲いいのね!なんて思っていただけだったけれど、高校生のお姉さんたちは、いろいろと言っていましたわ。

経済のことなどは、ほぼ知らない部類に入る人の私は、知らない事ばかり!ただ、マスコミがどうでもいいことでわいわいしている時は、知らないうちに何かが決まっている。というのは聞いた事がある。だから今まさに何かが?なんて思ってしまう。

そして・・・なぁんだ、あるんじゃない!

テレビは当てにならない。

安住さんが面白いことを言っていましたね。安住さんはフリーで充分やって行けるでしょうから・・・

とにかく知らないことばぁーっかり!

嘘ばぁーっかり!

色々なことがつながっていてゾッとした。

もう、中途半端に知るより知らない方がいいかもしれないなんて思いますけど・・・どうでしょうね。

今年3月に出版され、やっと順番が回って来た。

市の図書館の所蔵数17冊 ・・・まだ1300人程がお待ちです。

★★★★☆


本・新井素子 「定年物語」

2024-12-09 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

「結婚物語」から40年。陽子さんが待ちに待った正彦さんの定年がやってきた。二次元コードやキャッシュレスシステムに翻弄される陽子さんと、趣味の道を極める正彦さんの新・定年生活を描く。『Web BOC』に加筆修正。

               

 読書備忘録 

楽しく? あるあるでした。

正彦さん、鼻腔を焼く手術したそうで、ここにも以前書いたけれど・・・入院こそしなかったけれど私もレーザーやりまして、ハイおしまい!と帰されたのだけれどお会計時に鼻血が出ていて院内のコンビニでマスクを買って詰め物して帰ったら、マンションエレベータの鏡にものすごいものが!って事がありましたね。

そうコロナの時は公園混んでいましたっけ・・・

東京から大阪に行っての介護は大変!私にはまずできない!偉いわぁーと思い、母にも義母にもさほどの面倒をかけられずに逝ってくれたことに感謝した。続きまして私もと願うばかり・・・

謎の四角の話に・・・そうそうそうなのですよ。初めての時、こちらからご注文お願いします。に、目がテンになったのを覚えている。お水飲んじゃったから、一瞬お水代だけ払って出ようかと思ったくらい。ま、すぐ店員さんが来てやり方教えてくれたけれど、スマホなかったら生きられないんだなぁーと思った瞬間でもあった。

食べ物にこれだけこだわりがあったら、どうなんだろうね。年齢的にそろそろ妥協してもいいんじゃないの?と、大きなお世話を思いました。

足が攣った。を読んでいて、私、全身攣ったことあります。たった一回!声を出そうにも真夜中で、隣の部屋の夫はすやすやしているし、どうしたもんか?声も出ないから枕もとのスマホをかけようと思っても攣っているから動かない。

私、初めのぎっくり腰の時には、もう今日で最期だな!と思ったことを思い出して、体が攣って死んだなんて聞いたことないから大丈夫でしょ?ちょっと大変なことになっているのに、眠気が勝り朝起きたら、あれ?あれは何だった? 朝、夫に話したら全身? そう全身!すごいでしょ?ピキッとね!

俳句の話が長かった。俳句ってそんなにめんどくさいのね?夫に勧めなくてよかったわ。もっとも夫は人間ギリギリまで働くことができるから、〇ちゃんやったら!と逆に勧められそうだから言わなくてよかったわ。

483ページ!でも・・・ギュッと詰めたらね。ってことで重い本を読みました。

★★★☆☆



本・辛酸なめ子 「煩悩ディスタンス」

2024-12-08 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

観覧車でリモートワーク、海外の大学のオンライン講座、古代エジプトのミイラと対面…。三密を避けながら、距離や時間、次元をも超えて取材して見つけた、コロナ後を生きるための「距離感」とは。『WEBきらら』連載に加筆。

               

 読書備忘録 

いろいろなところに取材に行っていたのですね。

「観覧車ディスタンス」 あのころは様々な事が提案されて、どうですか?こんな方法もありますよ。などあったのを思い出したけれど、まさか観覧車とは・・・

動物たちと観覧車に始まったお話ですが、せっかく取材されたのに、それほど興味のないこともありこのまま読み続けるか?と思いながらせっかく借りたからと読み続けたところ・・・

「秘密結社の館で俗世からのディスタンス」 秘密結社の世界、中でもメジャーなフリーメイソンの話が出てきて、お!・・・以前、箱根駅伝の勝手に応援で増上寺界隈で選手が来るのを待っていたところちょっとプラプラして、みつけた。中がどうなっているのか?ネットでみて、荘厳!よく知らないから余計に興味がわいていた。

慈善精神あふれる、人間性を高める結社なのでは?秘密の儀式が好きな、中二ピュアさを持ったエプロンおじさんたちの会なのかもしれません。終わらない放課後的な、大人になっても部活のような楽しさがありそうです。と・・・入会するのはなかなか難しいようですね。

「顔トレ自主練でマスク老け対策」 そうそう、マスクの中でしてはいたけれど、最近何もしていないのを思い出し、ちゃんとしましょ!と、思いました。

「海洋散骨体験ツアーで異界との境界へ・・・・・」 参考になりました。

★★★★☆



本・内館牧子 「女盛りはモヤモヤ盛り」

2024-12-07 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

懲りもせず失言を繰り返す政治家。知らず知らずのうちに相手を不愉快にさせる不作法者。日本語の方がわかりやすいのに、わざわざカタカナ語を多用する大人たち……。何気ない日常のふとした違和感をすくい上げ、歯に衣着せぬ物言いでズバッと切り込む。ウイットに富んだ内館節全開でおくる、忖度なしの痛快エッセイ七十五編。


               

 読書備忘録 

会社員時代の同僚(複数)・・・ご両親は社内結婚で、三菱重工横浜で同僚だったそうでに、へぇー!

女子アナ志望でした!・・・あらーそうだったのですか。女子アナにならずによかったですね。

老人の愚痴・・・老人は思い切って、愚痴の時間を筋トレに回したらどうか。「みんなの体操」いいですよ。

しなやかな肝っ玉・・・私もすごい人だなぁーと思って、どういう方か調べてみたことがあった。先日の結果にほんとによかったですね。とニュースを見ていた。

人生のコスパ・・・面白いっ!子供が育つまで親が犠牲にしなければならないことは多いわけ。子育てをコスパに考えたことなかったし、そんなこと考えて子供育てていなかったから。

自ら招いた地獄・・・「挨拶は、相手に聞こえなければしたことにはならない」

免許返納、決心を・・・これは複雑!2018年から2020年に書かれたエッセイ。今はかなり安全な車も出てきたことだから、今はどう思われているのか?と聞いてみたい気がした。と言うペーパーの私は運転免許証更新に必要な高齢者講習のお知らせが届き、自主返納する方は講習を受けないわけだからこちらに電話を!で、電話をしたらとてもうれしそうに声を弾ませて応対された。営業マンじゃないんだから、ただ電話を受けただけなんだから、お手柄ではないんだから、そんなに嬉しそうにしなくてもと思って、夫に言ったら、何かいいことあったんじゃないの?感じ悪いよりいいじゃないか。と言われ、なるほどそうかもね。

今気になるのは、石破さんのお箸とお茶碗の持ち方!肘ついて食べたり、お口の中をね。ってこと。

OL時代に上司に、みっともないから箸の持ち方をなおしなさい。と言われていた男の子がいた。かーなりいいおうちの人だったけれど、今だったらパワハラにでもなるのかな?ナイフとフォークは手慣れたものだった。

昔、左利きはなおされた。私はもともと左利きだったけれど、体育の先生にあなた左利きなのね?と言われ、え!なんで?ペシペシ叩かれてなおされたのに!と言ったら、スタートと踏み込みの足でわかる。と言われた。

そのうち、右みそ汁左ご飯もなくなるのかな?

★★★☆☆



本・千早茜 「雷と走る」

2024-12-03 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 あらすじ

幼い頃海外で暮らしていたまどかは、番犬用の仔犬としてローデシアン・リッジバックの「虎」と出会った。唯一無二の相棒だったが、一家は帰国にあたり、犬を連れて行かない決断をして-。『文藝』掲載に加筆修正して単行本化。

               

 読書備忘録 

番犬、塀に囲まれた広大な敷地の家、ジャカランダの花が咲いている、空港からすぐ車に乗り、目的地へ・・・とにかく外では車から出てはいけない。ちょっとでも車が止まるとわらわらと花を手にした子供たちが売りつけに来る。

そんなことを駐在員から聞いた事があったから、南アフリカかな?と読んでいた。

拓ちゃん一家がお父さんを残して帰国した。あることがあった時に、帰っちゃうかな?と思っていた。

着いて早々に防犯のために犬を・・・仔犬を求めて行った先にいたいちばん小さい弱弱しい犬を選んだ。それがずっと一緒にいることになった「虎」

この虎とのお話・・・

「あの犬は、あの国でこそ生きる犬だった。ガードドッグという、仕事を持つ犬」

「雷神の使いのような犬、私だけの犬だ」

★★★★☆


本・加藤シゲアキ 「なれのはて」

2024-11-30 07:48:19 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

第170回直木賞候補作!

一枚の不思議な「絵」から始まる運命のミステリ。

生きるために描く。それが誰かの生きる意味になる。

ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動することになったテレビ局員・守谷京斗(もりや・きょうと)は、異動先で出会った吾妻李久美(あづま・りくみ)から、祖母に譲り受けた作者不明の不思議な絵を使って「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談を受ける。しかし、絵の裏には「ISAMU INOMATA」と署名があるだけで画家の素性は一切わからない。二人が謎の画家の正体を探り始めると、秋田のある一族が、暗い水の中に沈めた業に繋がっていた。

1945年8月15日未明の秋田・土崎空襲。

芸術が招いた、意図しない悲劇。

暴走した正義と、取り返しのつかない後悔。

長年秘められてきた真実は、一枚の「絵」のミステリから始まっていた。

戦争、家族、仕事、芸術……すべてを詰め込んだ作家・加藤シゲアキ「第二章」のスタートを彩る集大成的作品。

「死んだら、なにかの熱になれる。すべての生き物のなれのはてだ」


               

 読書備忘録 

面白かったわ~!

先が気になりぐいぐい読まされ二晩でよんだ。

名前がね、なかなか覚えられないお年頃なものですから、あの人はこの人の〇だから、この人は〇でしょ?で、この人は?と家系図のようなものをメモして読んでいました。

勇と道生の事情がわかったとき、うるっときた。

日本があと一日早く降伏していれば・・・

だから戦争なんかしちゃいけないのだよ。

なるほど・・・なれのはてか・・・

他の作品も読んでみようと思いました。

★★★★★