内容紹介
木嶋佳苗事件から8年。獄中から溶け出す女の欲望が、すべてを搦め捕っていく――。男たちから次々に金を奪った末、三件の殺害容疑で逮捕された女、梶井真奈子。世間を賑わせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、梶井への取材を重ねるうち、欲望に忠実な彼女の言動に振り回されるようになっていく。濃厚なコクと鮮烈な舌触りで著者の新境地を開く、圧倒的長編小説。
読書備忘録
ぐいぐい引っ張られたのに、読むのに時間がかかった。なんでだ?
それは・・・
マーガリンではなくてバターだから・・・濃厚!
この本の主人公は、木嶋佳苗ではありません。
が・・・
梶井真奈子は木嶋佳苗
獄中から操る。
拘置所での面会・・・記者の里佳がどんどん操られていく様にハンニバル・レクターがぽわぽわした。
お見合いパーティにさくら・・・なるほどね。
美味しいものも・・・
エシレバターにウエストのクリスマスケーキは手が届くところにあるけれど、ロブションでのお食事は絶対にないっ!
新潟土産のルレクチェの羊羹は食べてみたい。ジューシー・・・
ブログを見た。
最高裁が上告を退け死刑が確定した木嶋佳苗が、ブログでこの本が逆鱗に触れたとかで・・・柚木。柚木。柚木。・・・
★★★★☆