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内容紹介
僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
尾道
奥飛驒
津軽
天竜峡
鞍馬
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読書備忘録
尾道には一度しか行ったことはないけれど、坂を上っていくと人の住んでいない家々がそこここにあったのを見ていたから、なんとなく雰囲気が・・・
尾道からずるずると引き込まれて行ったの。
ぴたぴたとやって来る白い足・・・おー奥さんもぴたぴたと・・・って、奥さんになっていたのね。
連作の銅版画は夜行じゃない?えーーーっ!
姿を消したのは長谷川さんではなかった?えーーーっ!
こ、混乱・・・あちらではなくこちら、こちらではなくあちら?えーーーっ!
な、なに言ってんだろう?
だって、誘ったのは大橋君だったよね?消えちゃったのは長谷川さんだったんだよね?
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
ほんとだぁ~~~
またしても変なのが出てきて、変なことしていたじゃないの・・・
飛ぶかっ!?
不気味をまとって京都のまちをずるずると・・・異界に迷い込む。
そっ!迷い込むことがあるかもしれない。そのときは楽しもっ!と。
もーわくわくが止まらない!
不思議なお話で楽しめました。
こういうの大好物っ!
百物語じゃないけれど・・・ギャーッ!とも言わないけれど・・・
楽しかったぁ~~~とっても!
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