わたしは 三度の飯より
格闘が好きだ
大難のあるところには
必ず わたしを呼べ
この人類の未曽有の危機は
わたしを 素直に 喜ばしめる
血を吐く血もなくなるまで
思う存分
運命の鬼と戦ってやろうぞ
骨が砕けようと
身が焼かれようと
わたしは 前に進む
けして下がりはしない
我がたくましい腕は必ず
相手の喉をつかみ
頸椎を粉々に砕く
おまえたちは 女に何をした
男の力で 何をした
あまりにも 美しい女たちに
安物の肥をぬりつけ
雌ヤギのように肉にして
食らおうとした
許しはせぬ
おまえたちもまた
我が敵となる
節分の豆で 追い出せるほど
鬼は甘くないぞ
火を吐き 糞を吐き
あらゆる苦難の影を
世界中にまき散らす
わたしの戦い方というものを
見たい者は わたしに心寄せるがいい
見せてやろう
おまえたちは 星の彼方に
わたしの戦う姿を見
白雲の彼方から
わたしの戦いの雄たけびを聞くだろう
大魔の骨を粉々に砕きたいと
我が指が震える
戦いこそ わたしの血を
煮えたぎらせるものである
敵はどこだ
で て こ い