Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2019年12月4日(水) 関西の岩の殿堂・雪彦山を再訪!

2019年12月06日 | 山登りの記録
■メイン写真
大天井岳の頂から、明神山と家島諸島を遠望する


■今回のコース
雪彦山登山口→不動岩→行者堂跡→出雲岩→セリ岩→馬の背→大天井岳→天狗岩→
地蔵岳分岐→虹ヶ滝→大曲→出合→雪彦山登山口


11月24日(日)に続き、雪彦山への「第2便」。やはりメジャーな山は人気で、
今回も募集5名様、満席御礼!!
今回は平日なので登山口の駐車場はもっとすいていると思ったが、それでも
先着のクルマが6~7台停まっていた。



登山スタート。すぐ先で無数の岩が登山道を覆っているが、通行には問題ない。



登山口の案内板に「いきなりの急坂」と書かれているので覚悟はできているものの、
最初からものすごい急登だ。まずは不動岩を通り抜ける。



行者堂跡の手前にある展望所からは、めざす大天井岳が一望できる。



大木の幹に「ガンバレ」の赤い文字。もうちょっとデリカシーある表示が
できないものか。。。



ウリハダカエデの赤ちゃんもきれいに色づいていた。



出雲岩の手前にある「試し下り」の岩場。皆さん、なんなくクリア。



出雲岩に到着。大きくせり出したオーバーハングもすごいが、その下に累々と
落石が横たわっているのを見ると、ここに長時間とどまりたくなくなる。



出雲岩の少し先で休憩。
途中のサービスエリアで「限定50個」で販売されていたクリームパンで
小腹を満たす。濃厚な甘みがよし。



出雲岩の下を通り過ぎ、左側から回り込むと、狭い鎖場が現れる。
通過のコツは「痩せること」! いや、今言われてもねぇ。



出雲岩の真上にあたる、覗岩に出て、絶景を楽しむ。
狭い岩場の緊張感から、ここで一気に心が開放される。



続いてセリ岩をくぐる。これも狭い。胎内くぐりの様相だ。
ちなみにこの箇所は右からたやすく巻くこともできる。



ここから山頂までは、険しい岩場が連続する。
目の前に次々に出てくる岩場を無心で登るという、純粋に登山を楽しめるところだ。



ちょうど正午ごろ、計ったように大天井岳に到着!
先日はハイカーで満員だった山頂も、今回はすいている。



山頂から見た南側の眺めは最高。高度感がすさまじい。



昼食を済ませ、裏下山道へ向かう。
ある意味では登りの岩場よりも危険といえる難所が始まる。



一カ所、フリーでクライムダウンするよりもロワーダウンしたほうが
安全なので、時間はかかるが、一人ずつ確実に下ろす。



不行岳の岩峰が見えてきた。「ゆかず」の名にふさわしい針峰だ。
雪彦山の「エギーユ・デュ・ミディ(Aiguille du Midi)」と言ったら大げさか。



東南稜クライミングルートのゴールである地蔵岳の脇を通る。



鎖場を下り、フィックスロープの微妙なトラバース箇所を渡る。
とにかく「丁寧に、丁寧に」行くのが基本。



大天井岳からは、はるか下に見えていた地蔵岳が、いつの間にか
頭上に覆いかぶさるように屹立する。



虹ヶ滝の分岐へ下る最後の岩場も気を抜けない。
ここでいきなり小雨がパラついてきた。岩場が濡れる前に核心部を抜けられて
本当によかった。



虹ヶ滝は滝としては散漫なフォルム。雨後にここを遡行するとなかなか面白い
沢登りができるというが、そういう季節はヒルも多いだろうに。



これから先は、さしたる岩場もなく、快適に下っていける。
コナラ、カエデ、トチなどの落葉で、あたり一面がオレンジ色だ。



大曲で右折し、沢沿いの遊歩道跡に出る。かつて架かっていた橋はすべて
消え失せ、わずかに残る石垣が、かつてここが遊歩道だったことを物語る。

今回も無事に下山でき、ほっとする。
帰りに地元の酒蔵・壺坂酒造に寄って、皆さん、地酒だの酒粕でできたお菓子だの
思い思いのお土産を買って、この日の山行を終了した。


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