Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2011年7月10日(日)急遽、御在所岳・中道、裏道をトレース

2011年08月21日 | 山登りの記録
(メイン写真は、藤内壁を登攀するクライマー達)

御在所岳の最近の写真が要り用になった。
本谷であればタップリ写真があるのだが、仕方ない。




というわけで、鈴鹿の山に詳しく「山が好き、酒が好き」なT中夫妻にも急遽、
ご同行を願っての山行となった。
ご夫妻ともに多忙な中、ご都合をつけていただき、本当にありがとうございます。

蒼滝駐車場に駐車。
朝早いというのに、もうこの駐車場は満車になりつつある。
さすが御在所岳の人気はすごい。



中道登山口まで車道歩きだ。
いきなりの急坂は、風化花崗岩のU字溝状である。

今日はちょっと、ガスが出ていて伊勢湾の眺めが得られない。これは残念。
本来であれば本谷越しの御在所岳がド迫力で眼前に迫るはず。



負ばれ石に到着。
ともちゃん、今にも倒れそうなこの巨岩を支えるの図!!



続いては、てっぺんのサイコロが微妙なバランスの地蔵岩だ。
この岩は、裏手から回り込むと登りやすい(いつも登ってる気がする・・・)。



8合目を過ぎ、北側のフィックスロープをたどりトラバース。
ここが冬場、難所にもなる。



富士見台からも眺めはゼロ。残念。山頂部を辞し、下山は裏道をとる。
裏道登山口の取り付き付近には、まだベニドウダンが咲いていた。

小沢を2~3回渡り、国見峠を右折し、北谷の左岸を下りていく。
北谷は、2008年の豪雨で大規模な土石流が起こり、無残な姿をさらしている。
崩壊した岩がむきだしの斜面を見ていると、落ち着くまでに長い年月がかかりそうだ。
この崩壊に伴い、登山道も部分的に更新された。
今回はGPSによる精緻な測定を行なったが、確かに微妙に違っていた。
被害の状況はT中奥さんが詳しく教えてくださる。

5合目が迫っている。関西クライマーのメッカ、藤内壁を右に眺めながら
下り続ける。



兎の耳と呼ばれる巨岩からは、広い河原歩きとなる。
白い岩に太陽の光が反射し暑い。



関係者の尽力で復興なった藤内小屋に着く。ここで遅めの昼食だ。
たわむれに、ひさしぶりに小屋横の岩でボルダリングしてみたが、
今日のシューズは底がヤワで、ヘルプを求めてしまった。

藤内小屋の下部にあった日向(ひなた)小屋は跡形もなく、そこに大堰堤ができ、
ルートは南側に移った。



林道広場を横断し、赤茶けた流れを見ながら国道をくぐる。



蒼滝茶屋の錆びた古いコカコーラの看板を見ながら、
暗い樹林帯の石段を下って旅館街に出る。これで調査完了。

帰りには、これまたT中さんイチ押しの、グリーンホテル内の、源泉かけ流しの
温泉に浸かる。
天候がイマイチで、いい写真は撮れなかったけれど、名山に登るだけで
じゅうぶんに収穫なのであった。

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