Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2012年4月15日(日)千苅・大岩ヶ岳の偵察ハイキング

2012年04月22日 | 山登りの記録
来週、ともちゃんが山の仕事で大岩ヶ岳の引率をすることになっており、
急遽、その下見に出かけた。突然の計画にもかかわらず、きっしーが来てくれた。

JR福知山線の道場駅で下車。朝からクライミング装備の団体が大勢、
駅前広場で待ち合わせをしていた。そう。ここは不動岩や百丈岩といった、
古くからのクライミング・ゲレンデがあるのだ。



JR線の踏切を渡り、不動岩の下部にあたる舗装道を歩いていくと、
千苅貯水場に着く。春はさくら祭りをやっているので、敷地内が開放されている。



桜といっても、じつのところ樹齢はまだ若い木がほとんど。
それでも懸命に咲く花を愛でながら、千苅ダムへと抜ける。



千苅ダムは、経済産業省から近代産業遺産、文化庁からは登録有形文化財に
していされている。ダムは通常、きわめて無機質な、面白くない建造物だが、
これはなかなか、美しい。ダムはちょうど水音を轟かせて最大放水中だった。

橋を渡り、川を少し戻るようにして、石組みの人工水路が斜面につくられている
ところを金網沿いに登る。



ほどなく明るい山道に出て、和束山や、千苅のダム湖が望めるようになる。



コバノミツバツツジが咲き始めている。いよいよ春本番である。



カエルの鳴き声がしたので路肩に目をやれば、水が浸み出した岩間に
カエルのタマゴが産み付けられていた。
こんなところでオタマジャクシに孵って大丈夫なのだろうか。



右手に、目指す大岩ヶ岳のお椀型の三角点峰(本峰)が近づいてきた。



たいした労もなく着いた山頂からの眺めはサイコー!
1月に登った大船山の尖った三角形も見えている(メイン写真)。

続いて、標識のある分岐を通り過ぎ、そのすぐ先の、テープがついた
やや藪っぽい、一目散に小ピークに上がっていく踏み跡も過ぎ、
次の標識のある分岐も直進。



眼前にものすごいスラブ岩が現れる。登山道は右を巻いているが、
やんちゃ心が芽生え、きっしーと二人で岩を直登した。
東大岩ヶ岳の山頂には、大勢の熟年ハイカーで賑わっていたが、
「ここを登ってきたんですか?」と呆れられた。
実際は、そんなに困難ではない。

2つ目の標識からはなんの難所もなく、丸山湿原への分岐に下山できるが、
さっき通り過ぎた、テープの藪道をたどることにした。



踏み跡はシッカリしていて、少しの登りで標高点が埋まった小ピークに出る。
山の名前はついていないようだ。展望はゼロ。
静かなこのピークで昼食。4-5人なら座って食事できる。



枝道を少し偵察し、再び2.5万図の尾根道に戻り、下山に取りかかる。
風化した、花崗岩質(多分)の尾根だ。

だらだらと標高を下げていくと、右下に、朝通った千苅貯水場が見えてくる。
東山橋に下りて、もとの車道にあっけなく戻れた。

道場駅前のコンビニで缶ビールを買い、今日の仕上げとする。
新発売の、アサヒ・スーパードライの「黒」を試したが、
黒なのに、スッキリした味わいの、のどが渇いたときにも美味しい味。

ビールがきいてきて、帰りの電車では爆睡。
ともちゃん曰く、Mr.Dashの首は90度折れ曲がった感じで熟睡していたという。
よく肩が凝らないもんだ。

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