Mr.Dashのぶろぐ館

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2017年12月21日(木) [大峰]玉置山、宝冠ノ森からの絶景を楽しむ!

2017年12月22日 | 山登りの記録
■メイン写真
宝冠ノ森に広がる大展望。彼方に太平洋がのぞく

■今回のコース
玉置神社駐車場→玉置神社→勧業山記念碑→宝冠ノ森→勧業山記念碑→玉置山→
玉置神社駐車場


日帰り山行としては限界の距離となるが、大峰奥駈道南部の霊峰、玉置山に
チャレンジ。



この日はすばらしい晴天に恵まれた。玉置神社駐車場からは、果無山脈から
奥高野の山々がクリアに見えた。



鳥居をくぐり、玉置神社へ向かう。



まず、大杉に会いに行く。
奈良県下最大という。胸高幹囲8.7m、樹高40mという数値以上に、
美しい樹形と圧倒的な生命感に打たれる。



玉置神社に参拝。今日の安全登山を願う。
神武東征の折、熊野の浜辺から大和をめざす途上に安全を祈願し「十種の神宝」を
奉じたとか、第10代崇神天皇が、天下安泰、悪魔退散を祈願し創建したともいう。



境内には巨大な杉が多く、主だったものには名前がついている。
これは夫婦杉。



神代杉。樹齢3000年というからすごい。枝ぶりが確かに神がかっている。



社務所は国指定有形重要文化財。
江戸時代末期の建物。当時は神仏混淆で、玉置神社の別当寺・高牟婁院の
主殿及び庫裏であった。その後、社務所・台所および参籠所として使用されている。



勧業山記念碑。
十津川郷士による勤皇運動で、維新後、村は窮乏したため、明治15年に更谷喜延らが
政府に勧業資金の貸付を請願した。5年後に貸与された3万円を元手に、近隣の山に
植林が行われたというもの。



尾根筋の道に入り、宝冠ノ森をめざす。
キーンと冷えてはいるが、雲ひとつなく、風も弱い。

シャクナゲ、ブナ、カエデ、リョウブ、コナラ、ヒメシャラなどが見られる
おだやかな尾根がしばらく続く。



やがて岩場が現れる。鎖場を下降し、キレットからは登り返す。
この日は念のため、ロープで補助しながら下ってもらった。



宝冠ノ森のピークに到着。磐座が鎮座する。
このピークは、権現垂迹の聖地とされ「大毘盧遮那嶽」とも呼ばれていたという。



その奥に広がる大絶景に、全員、息をのむ。
これを見るために、険しい岩場を越えてきたのだ。



一族山、烏帽子岳、大雲取山、大塔山、法師山など、紀伊半島南部の
名峰がズラリ眺められ、向こうには太平洋が広がる。



クリスマスも近いということで、ともちゃんがプチケーキをサービス。
寒くて長居できなかったが、ほっこりした時間。



落ちていたブナの実などを見ながら、もとの道を戻る。



勧業山記念碑からは、神社に戻らず、直接、玉置山のピークへ向かう。
この日は冬至の前日。日が短い。



駐車場に戻って、トイレを済ませたり、荷ほどきをしたり、眺めを楽しんで
いたら、あっと言う間に日が落ちた。夕日のきれいだったこと!
澄んだ空に、三日月が出ていた。


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