日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

連続無失点記録は途切れちゃったけど、交流戦無敗の4連勝!

2011年05月23日 | HAWKS

交流戦で3勝1分けといまだ負け無し、パリーグと交流戦の単独首位をひた走る福岡ソフトバンクホークスは、22日から神宮球場でセリーグ首位の東京ヤクルトスワローズとの2連戦。ホークスは神宮との相性が抜群で、2007年から6連勝中、関東のホークスファンも多く集まり、ある意味「ホークスの第2のホーム」と化しております。「セパ首位対決」の第1ラウンドは、ソフトバンク・摂津正、ヤクルト・増渕竜義の先発で始まり、初回からホークス打線が爆発しました。


両チームのスタメンはこちら
ソフトバンク              ヤクルト     
1(遊)川宗則          (中)青木宣親
2(二)本多雄一          (二)田中浩康
3(左)内川聖一          (一)ホワイトセル
4(一)小久保裕紀         (左)畠山和洋
5(右)多村仁志          (右)バレンティン
6(三)松田宣浩          (三)宮本慎也
7(中)長谷川勇也         (捕)相川亮二
8(捕)細川 亨           (遊)川端慎吾
9(投)攝津 正           (投)増渕竜義
セリーグ主催試合は、DH制が採用されず、先発投手も打席に立たなければなりません。ホークスは不調続きのカブレラを下げて小久保を今季初の4番起用。摂津は9番投手です。


試合前から雨が降り続き、18:00の試合開始予定が30分遅れでプレーボール。ホークスは初回、ヤクルト先発・増渕の立ち上がりを攻め立てます。1死から本多がレフト線へのシングルヒットを放つと、内川が遊撃内野安打と続きます。2死1,2塁で多村がフライで3アウトかと思われましたが、打球はヤクルト左翼手・畠山の前にポトリと落ちるタイムリーヒット。打球が転々とする間に2者生還&多村2塁到達!なんともラッキーな形でホークス2点先取。
つづく2回、1死から摂津(プロ初打席?)が四球を選んで出塁すると、本多と内川の連打で2死満塁と追加点のチャンス。ここで小久保がレフト線を破るタイムリー2塁打を放って2点追加。4-0と突き放します。
ホークス先発の摂津は、初回に1死から田中にセンター前ヒットを浴びますが、ホワイトセルを直球で見逃し三振&細川が二盗を狙った田中を刺殺して三振ゲッツー。3回はヤクルトの下位打線を内野ゴロに打ち取り初めての3者凡退。4回もランナーを出しながらもバレンティンを3塁ゴロ。4回まで無失点とヤクルトの反撃を許しません。
4点リードの5回、ホークスは多村がレフトへの2塁打で出塁すると、続く松田が3塁強襲からのレフト線へのタイムリー2塁打で5点目。なおも無死2塁で長谷川が左中間フェンス直撃のタイムリー2塁打でさらに1点を追加して6-0とさらにリードを拡げます。
しかしその裏、ここまで無失点に抑えていた摂津が相川の3塁打、途中出場・鬼崎裕司の四球で2死1,3塁と反撃のピンチを招き、青木をボテボテの1塁ゴロで3アウトのはずが、ヘッドスライディングでセーフとなり内野安打。この間に3塁走者が生還し1点を返されたと共に連続無失点イニングの記録が途切れてしまった。
5点差とされたホークスは6回、本多が四球で出塁すると、内川がヤクルト2番手・加藤の2球目を捕らえ、レフトスタンドに突き刺さる2ラン本塁打を放ちます。2死後、今度は松田が高めのストレートを狙い撃ち!センターへの大きな打球はバックスクリーンに飛び込む豪快なホームラン!この回は2本の本塁打が生まれて3得点、9-1としました。
その後、摂津が6回を投げ抜き、終盤は大隣→金沢→柳川→森福の中継ぎ投手リレーで、ヤクルト打線を沈黙させて試合終了。投打で圧倒したソフトバンクが9-1で快勝しました。


セ・パ交流戦 2011/05/22(日)
ヤクルト-ソフトバンク 1回戦 
(ソフトバンク1勝、神宮、18:30、13360人)
SH 220 023 000  9
YS 000 001 000  1
【投手】
(ソ)摂津、大隣、金沢、柳川、森福-細川
(ヤ)増渕、加藤、赤川、松井光-相川、川本
【責任投手】
(勝)摂津6試合3勝2敗
(敗)増渕6試合2勝2敗
【本塁打】
(ソ)内川4号2ラン(6回、加藤)、松田9号ソロ(6回、加藤)


セパ首位対決の第1ラウンドは、ホークスが序盤から主導権を握り、ヤクルト先発・増渕から6点を奪うと、6回には内川と松田のホームランが生まれ、先発の摂津が6回1失点の好投を見せ、ヤクルトに完勝しました。これでホークスは今季2度目の4連勝、貯金も最多の11と伸ばしました。一方のヤクルトは増渕が大誤算で4連敗です。それにしてもホークスは神宮では負けませんな~。この調子なら月曜日の試合も勝てそうだし、5連勝行けるかも。
今回の先発・摂津投手は、6回まで打者23人に対して98球を投げ、被安打5・5奪三振・1四死球・1失点で今季3勝目。4回まで無失点の好投で「まさか摂津まで完封しちゃうのか」と思ったけど、5回に点を取られてしまいました。5回を抑えれば39イニング連続無失点の球団新記録だったんですが…。本人も「申し訳ない」と陳謝しておりました。まぁ勝利投手になれたんだからさ、落ち込む事はないよ。
この日は9回裏に先日育成選手から支配下登録された柳川洋平投手がプロ初登板。最初の打者・畠山を遊撃ゴロに打ち取ると、バレンティンをストレートで空振り三振に仕留め、打者2人をしっかり抑え、あと1アウトのところで森福と交代。せめて最後まで投げさせてあげてくださいよ。1軍デビューでようやくプロの仲間入りを果たした柳川投手、山田大樹投手に次ぐ「育成の星」になってもらいたいですね。
打線の方は今季最多の16安打。内川選手と松田選手が共に5打数3安打2打点の猛打賞。6回に9点目となる9号ホームランを放った松田選手は、再びパリーグトップタイに浮上。2ケタ本塁打まであと1本に迫りました。4番に座った小久保選手は4打数2安打のマルチヒット。2回には満塁の場面で2点タイムリー2塁打を放ち、4番起用にしっかりと応えました。先発投手の摂津投手は、最初の打席では四球を選び、3点目のホームを踏めば、送りバントを2度も成功させました。
今季2度目の4連勝のホークスは、試合の無かった2位・日ハムに2ゲーム差に拡げ、交流戦首位をしっかりキープ。23日の試合はヤクルトが右のエース・館山昌平、ソフトバンクは和田毅が先発予定。あれ?岩嵜翔じゃなかったの?まさか巨人戦で投げるのか?普段なら月曜日はお休みだけど、23日は試合があるのでご注意ください。なお、23日の東京の天気は雨の予報が出ており、試合できるかどうかは厳しいでしょう。



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樫の女王決戦は伏兵組のワンツー決着!マルセリーナは牝馬2冠ならず。

2011年05月23日 | 競馬

2011年の牝馬3冠シリーズ第2戦・第72回オークス(優駿牝馬 芝2400m・18頭立て)が22日、東京競馬場で行われました。樫の女王を決めるこのレース、昨年はアパパネとサンテミリオンが1着同着となり、「GI史上初の同着優勝」という出来事が起こりました。今年は桜花賞馬⑨マルセリーナ、同レース2着の⑫ホエールキャプチャ、親子3代のオークス馬を目指す⑯グルヴェイグ、フローラステークスの勝ち馬③バウンシーチューン、⑪アカンサスの「トライアル組」、さらには①ハブルバブル、②メデタシなどの「ディープインパクト産駒」組が参戦してきました。


レース直前の単勝オッズは、1番人気はマルセリーナ(2.2倍)、ホエールキャプチャ2番人気(3.0倍)。単勝1ケタはこの2頭のみで、3番人気以降はグルヴェイグ、ハブルバブル、バウンシーチューン、⑰マイネイザベルと続きました。
ばらついたスタートで始まった今年のオークス、ホエールキャプチャがやや立ち上がってしまい、出遅れ&後方からのスタートとなってしまう。スタンド前での先行争いは、好ダッシュを見せた⑦ライステラスが先手を取るが、⑱ピュアブリーゼが徐々に上がり、ゴール板を過ぎたところで先頭を奪います。、グルヴェイグ、キャプチャ、マルセリーナの有力3頭は中団より後方からの競馬で1コーナーをカーブしました。
2コーナーから向正面に差し掛かり、ピュアブリーゼが先頭、ライステラスと⑬シシリアンブリーズが2番手を争う。3頭の先頭集団から少し離れて、⑧マイネソルシエールが4番手。ハブルバブルは5番手。7番手付近には⑤カルマート、⑮ハッピーグラス、④エリンコートが続き、11番手の位置にメデタシ、マイネイザベルが追走。13番手のところにグルヴェイグ、その後ろにホエールキャプチャが14番手追走。後方グループは、15番手にマルセリーナとアカンサス、バウンシー17番手、⑥サイレントソニックが最後方追走。
縦長の状態で3コーナーを回り、ピュアブリーゼの先頭は変わらず。2番手のシシリアンがジワリと接近。マルセリーナとグルヴェイグは外に持ち出し、キャプチャはまだ馬群の中。4コーナーから最後の直線に入り、逃げ粘るピュアブリーゼが2番手を突き放しにかかる。マルセリーナと⑭スピードリッパーが迫ると、真ん中からホエールキャプチャが襲いかかる。大外に持ち出したグルヴェイグは加速せず、マルセリーナはあまり伸びてこない。残り200mでエリンコートとキャプチャが先頭に迫り、残り100mのところでエリンコートがピュアブリーゼをかわす。ゴール前でホエールキャプチャが並びかけるも届かず。最後は3頭が横並びも、エリンコートがわずかに抜け出して1着。マルセリーナは追い込み不発、ホエールキャプチャはまたもGIタイトルを逃した…。


最終成績&払戻金
1着④エリンコート         2.25.7
2着⑱ピュアブリーゼ         クビ
3着⑫ホエールキャプチャ     ハナ
4着⑨マルセリーナ         2 1/2馬身
5着⑭スピードリッパー       クビ
6着⑰マイネイサベル       ハナ
7着⑪アカンサス          クビ
8着⑮ハッピーグラス        3/4馬身
9着①ハブルバブル        クビ
10着⑩デルマドゥルガー     1 3/4馬身
11着②メデタシ          ハナ
12着⑧マイネソルシエール    1 1/4馬身
13着⑦ライステラス        アタマ
14着⑯グルヴェイグ        3/4馬身
15着⑥サイレントソニック     1 1/2馬身
16着⑤カルマート           1 1/2馬身
17着③バウンシーチューン      7馬身
18着⑬シシリアンブリーズ      クビ
払戻金
単勝 4 3720円
複勝 4 800円 12 140円 18 780円
枠連 2-8 2770円
馬連 4-18 42750円
馬単4-18 104460円
ワイド 4-12 1720円  4-18 9510円  12-18 1810円  
3連複 4-12-18 45120円
3連単 4-18-12 548190円


昨年と同じく雨の中で行われた今年のオークスは、単勝7番人気だったエリンコートが、残り100mでピュアブリーゼをかわし、最後はクビ差で勝利し、71代目の樫の女王に輝きました。道中逃げ粘ったピュアブリーゼが2着と健闘し、伏兵2頭によるワンツー決着となり、3連単で54万円台という波乱決着となりました。ホエールキャプチャはスタートでの出遅れが響き3着、牝馬2冠を狙ったマルセリーナは4着に敗れ、親子3代制覇の期待が寄せられたグルヴェイグは14着と惨敗。
優勝したエリンコートに騎乗した後藤浩輝騎手は、このレース初勝利で、クラシック競走初制覇。JRA・GIは昨年の安田記念以来となる通算4勝目となります。父は現役時代短距離GIを3勝したデュランダルで、同産駒初のGI勝利となりました。まさか名スプリンターの娘が長距離のGIレースで勝とうとは…。
エリンコートは3戦目で初勝利を挙げますが、その後は勝ちきれないレースが続き、7戦目で2勝目を挙げると、前走の忘れな草賞にも勝利。今回のオークスは重賞初挑戦でしたが、ホエールキャプチャやピュアブリーゼとの叩き合いを制して優勝。重賞初制覇&自身3連勝で一気に3歳牝馬の頂点に立ちました。彼女がオークスを勝てたのは、2000m級のレースで勝った事が一番の理由じゃないか思います。「残念桜花賞」の勝ち馬が桜花賞組を破ったのは、まさに下克上と言えるでしょう。秋以降の戦いはエリンコートの実力が問われることは必至でしょう。
「3歳世代の暫定女王」の座はマルセリーナからエリンコートに交代。秋には骨折休養中のレーヴディソールが復活すると思うので、秋華賞では正真正銘の「3歳牝馬№1決定戦」になりそうです。

次週は東京競馬場で3歳世代の頂点を決める第78回日本ダービー!皐月賞馬のオルフェーヴル、サダムパテック、ダノンバラード、青葉賞を勝ったウインバリアシオン、ダービーの切符をギリギリで獲得したトーセンレーヴ、さらにはコティリオン、京都新聞杯の勝ち馬クレスコグランド、ナカヤマナイトなどが出走を予定しています。このレースを勝った馬が今後の牡馬戦線の主役になる事は確実。一生一度の大舞台を制するのはどの馬でしょうか?


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