5連勝で貯金12、交流戦5勝2分けと無敗が続く福岡ソフトバンクホークスは、26日も東京ドームで読売ジャイアンツと対戦。第2ラウンドはソフトバンクが目下5連勝中のホールトン、巨人は4連敗中の東野峻が先発。2試合連続の接戦&投手戦となったこの一戦は、8回にドラマが待っていました!
26日の両チームのスタメンはこちら
ソフトバンク 巨人
1(遊)川宗則 (一)大田泰示
2(二)本多雄一 (二)藤村大介
3(左)内川聖一 (遊)坂本勇人
4(一)小久保裕紀 (左)ラミレス
5(右)多村仁志 (捕)阿部慎之助
6(三)松田宣浩 (右)長野久義
7(中)長谷川勇也 (三)古城茂幸
8(捕)細川 享 (中)紺田敏正
9(投)ホールトン (投)東野 峻
ホークスは細川がスタメン復帰、巨人は守備とメンバーを入れ替え、大田が1番ファースト、サードには古城が入り、紺田が8番センター、長野がライト。
初回、ホークスは川崎と本多が三振で倒れた後、内川がレフト線を破る2塁打で2死2塁と先制点のチャンスでしたが、小久保が東野のストレートを合わせられず空振り三振。その裏、マウンドに上がったホールトンは1死から藤村にセンター前ヒットを浴びると、2塁盗塁を許してしまう。2死2塁でラミレスにストレートを狙われセンター前タイムリーで先制点を献上。
1点を追うホークスですが、東野をなかなか打ち崩す事が出来ず。2回には多村と松田が連続三振に倒れ、4回には内川がライト前ヒットで出塁も続く小久保が投手ゴロの併殺打に打ち取られてしまいます。6回は細川・ホールトン・川崎が東野の前に3者連続三振に倒れ、5回から7回まで3イニング続けて3者凡退に抑えられ、7回終了時点で2安打・10三振と打線は沈黙状態。
一方のホールトンは、4回まで毎回のようにヒットを浴び続け、4回に2死2,3塁と追加点のピンチを招きましたが、東野を内野ゴロに打ち取り0点に抑えます。5回に上位打線を3者連続三振に仕留めた辺りから調子が上がり、7回まで3イニング連続3者凡退。立ち上がりに失点を許したものの、2回以降は追加点を許さず、7回を投げ終えて1失点。このままでは敗戦投手になるホールトン、とにかく味方の援護を待ちます。
巨人1点リードの8回、ホークスは先頭の多村が見逃し三振、続く松田が空振り三振と東野の前に2連続三振を喫します。しかし、長谷川が初球を叩きつけてレフト前ヒットを放って出塁すると、細川のところでホークスベンチが動き、松中信彦が代打で登場。その松中は低めの球を捕らえてライト前ヒット。2死1,2塁と一打同点のチャンスで、ホールトンの代打としてカブレラが登場。カブレラは2ストライク後に外角のボールをしっかり見て、フルカウントまで持ち込む。そして東野の6球目のスライダーを捕らえ、右中間を破るタイムリー2塁打!2塁走者の長谷川が生還、さらに1塁走者の代走・福田秀平が一気にホームイン!カブレラにタイムリーを浴びた東野はKO。ホークスの代打攻勢がズバリ的中し、2-1と逆転に成功!
8回裏、ホークス2番手・森福が藤村にヒットと盗塁を許して2死2塁とされるも、ラミレスを1塁ゴロに打ち取り同点阻止。9回は守護神・馬原が巨人打線を3者凡退に抑えて試合終了!カブレラの値千金の一打でホークスが逆転勝ち!アウェーで巨人に連勝です!
セ・パ交流戦 2011/05/26(木)
巨 人-ソフトバンク 2回戦
(ソフトバンク2勝、東京ドーム、18:00、39308人)
H 000 000 020 2
G 100 000 000 1
【投手】
(ソ)ホールトン、森福、馬原-細川、山崎
(巨)東野、山口-阿部
【責任投手】
(勝)ホールトン7試合6勝1敗
(S)馬原7試合1勝1敗2S
(敗)東野7試合1勝5敗
ホークス先発・ホールトンと巨人先発・東野の投手戦となったこの試合、東野の快投の前に打線が沈黙し、完封負けで連勝も止まるのかと思われましたが、8回2死から長谷川、松中、カブレラの3連打で一気に逆転。今季の交流戦で一番苦しい試合でした。東野をなんとか攻略し、2-1でホークスが逆転勝利。巨人を相手に2試合続けて接戦を制したホークスは、連勝を6に伸ばし、交流戦の無敗も続いています。いやーマジで負けない!対する巨人は4連敗となり、東野は5連敗…。ホームで勝てず、1点しか取れない、借金も増えるばかりだ。
この日の先発のホールトンは、7回まで87球を投げ、被安打5・5奪三振・1失点・1四死球。初回にラミレスのタイムリーで1点を失いましたが、2回以降は粘りのピッチングを見せ、8回に味方に逆転してくれた事で白星が転がりました。これでホールトンは今季6勝目、自身6連勝でパリーグハーラーダービートップタイです。
打線は巨人より1本少ない5安打。そのうち、内川が東野から2打席連続ヒットを放ちました。決勝打を放ったカブレラは、「試合の一番重要な場面で最高の仕事ができました」とコメント。DHが使えない&不振で4試合スタメンから外れましたが、この一打をきっかけに覚醒する事ができるでしょうか。
ホークスは6連勝と絶好調、貯金も13まで増加。パリーグ2位・日本ハムが中日に敗れたため、ゲーム差が3に開きました。28日からはヤフードームで横浜ベイスターズとの2連戦。ローテーションから考えれば、山田大樹と杉内俊哉が登板すると思います。横浜はセリーグ5位(最下位脱出してるやん!)だけど、交流戦では6位とAクラスに入ってます。この週末は内川と多村(元・横浜)に大暴れしてもらい、「勝って当たり前」だと思う相手にパリーグ首位の貫録を見せ、連勝記録を伸ばしてほしい。