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前日は阪神相手に逆転負けを喫し、連勝が6でストップした福岡ソフトバンクホークス。6月3日も福岡ヤフオクドームで阪神タイガースと対戦しました。6連勝の後の連敗は絶対に避け、対戦成績を2勝2敗の五分に持ち込みたいこの一戦、ホークス打線が前日の鬱憤を晴らすかの様に打線が爆発しました!
スタメンはこちら
ソフトバンク 阪神
1(右)中村 晃 (二)西岡 剛
2(二)本多雄一 (中)大和
3(指)内川聖一 (遊)鳥谷 敬
4(三)松田宣浩 (指)マートン
5(左)長谷川勇也 (一)新井貴浩
6(一)ラヘア (右)浅井 良
7(中)柳田悠岐 (左)高山 久
8(遊)今宮健太 (三)新井良太
9(捕)細川 亨 (捕)藤井彰人
(投)山田大樹 (投)スタンリッジ
この日の先発ピッチャーは、ソフトバンクは2軍から戻ってきた山田大樹、対する阪神は防御率1.72のスタンリッジでした。
久々の1軍登板となる山田は、初回に阪神先頭の西岡を2塁ゴロに打ち取った後、大和の3塁打、マートンに四球を与えて2死1,3塁といきなり先制のピンチを迎えます。しかし、新井を3塁ゴロに打ち取り、立ち上がりを無失点で凌ぎました。3回には西岡の2塁打、大和四球で1死1,2塁と再び得点圏にランナーを背負いますが、後続を外野フライに打ち取り先制点を許さず。
阪神先発・スタンリッジを攻略したいホークス打線は、1回に先頭打者の中村がライト前ヒットを放って出塁し、2塁への盗塁を試みるも失敗。2回には松田・長谷川・柳田が空振り三振。3回には1死から細川がレフト前ヒットで出塁するも、続く中村が2塁ゴロ併殺打で3アウト。毎回のようにランナーを出しながらも、得点圏に走者を進められない…。
両チーム無得点で迎えた4回、山田が阪神打線を初めて3者凡退に抑え、その裏にホークスがスタンリッジを攻め立てます。先頭の本多の投手ゴロをスタンリッジがエラー。この後、内川のヒット、松田の四球で無死満塁。3人の走者を置いて長谷川がスタンリッジの直球を弾き返し、センター前へのタイムリーヒットでホークスが1点を先制します。なおも満塁でラヘアがライト前タイムリーヒットを放って2点追加。さらに柳田のレフト前タイムリーで4点目が入ると、今宮の場面で2塁走者・ラヘアが三盗を決め、無死1,3塁で今宮が左中間を深々と破る2点タイムリー2塁打で6得点目。ホークスは無死満塁から4連打で6点を奪い、阪神先発・スタンリッジをKOしました。
勢いに乗るホークスは、5回に1死2塁で松田が阪神2番手・鶴直人からレフトオーバーのタイムリー2塁打を放って1点を追加すると、長谷川は左中間への2塁打、ラヘアはライトフェンス直撃の2塁打、柳田はセンターオーバーの2塁打を放ち、なんと4者連続タイムリー2塁打が生まれました。5回に4点入って2ケタの10点が入ります。さらに6回、中村が四球で出塁し、1死後に内川が阪神3番手・玉置隆のフォークを捉え、レフトスタンドへの2ラン本塁打で12点目が入りました。
大量援護を貰った山田は、5回以降もランナーを出しながらも要所を締め、7回まで無失点に抑える好投。8回からは中継ぎが登板し、8回に2番手・嘉弥真新也が0点に抑え、9回は3番手・岩嵜翔が3者凡退に退けてゲームセット。投打で阪神を圧倒したホークスが、12-0で圧勝しました。
試合結果 セ・パ交流戦 2013/06/03(月)
ソフトバンク-阪 神 4回戦 (2勝2敗、ヤフオクドーム、18:00、36104人)
T 000 000 000 0
H 000 642 00X 12
【投手】
(神)スタンリッジ、鶴、玉置-藤井彰、清水
(ソ)山田、嘉弥真、岩崎-細川、山下
【責任投手】
(勝)山田5試合3勝2敗
(敗)スタンリッジ10試合3勝5敗
【本塁打】
(ソ)内川6号2ラン(6回、玉置)
最近好調なホークス打線が、2日ぶりに爆発しました。4回に阪神先発・スタンリッジから6点を奪う猛攻を見せると、5回には4者連続タイムリー2塁打、さらに6回は内川選手の2ラン本塁打で勝負あり。中盤の3イニングで12得点。繋がる打線で阪神投手陣を叩きのめしたホークスが、前日の雪辱を果たしました。これでソフトバンクVS阪神戦の対戦成績は2勝2敗の五分で終了。敗れた阪神は、日曜日にセリーグ単独首位に躍り出たけど、2位・巨人が西武に勝ったため、わずか1日で首位陥落です。
先発の山田投手は、7回まで投げて116球を投じ、被安打6・2奪三振・3与四死球・無失点という内容。4月20日のオリックス戦以来の1軍登板は、毎回のようにランナーを出しながらも、後続を退けて阪神打線に得点を与えず。味方打線の大量援護にも恵まれ、約2か月ぶりの白星を手にし、今季3勝目をマークしました。寺原投手が肉離れ、大隣投手が腰痛再発、攝津投手が疲労蓄積で登録抹消と先発投手陣が相次いで離脱。台所事情が苦しい中、山田投手が復活です。
打線の方は、12得点は今季最多得点。チーム全体で13安打をマーク。お立ち台に上がった長谷川選手は、4回に先制点となるセンター前タイムリーヒット、5回には左中間を破るタイムリー2塁打を打ち、2安打2打点の活躍。連続試合安打も「9」にまで伸ばし、打率も.330まで上がってパリーグ3位。ヒット数72本はパリーグトップです。ラヘア選手は2安打3打点を挙げ、金曜日の広島戦から4試合連続打点。前日無安打だった内川選手は2安打を記録し、6回には今季6号ソロ本塁打を放ちました。今季6本塁打のうち、阪神戦で3本打っています。まさに「打の虎キラー」だ。
ヤフオクドームでの4連戦を3勝1敗で終えたホークスはこの後、5日と6日に横浜スタジアムで横浜DeNAベイスターズとの2連戦、8日と9日はナゴヤドームで中日ドラゴンズと対戦します。アウェーでも猛打爆発で相手チームを黙らせてもらいたいものです。でもその前に、4日はサッカー日本代表がブラジルW杯の本大会出場をかけて、埼玉スタジアムでオーストラリア代表と戦います。全国のホークスファンのみなさん、ザックJAPANの勝利を信じて応援しよう!
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