日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

パドトロワ「夏の短距離王」連覇へ好発進!東京では戸崎圭太騎手がJRA移籍後重賞初勝利!

2013年06月17日 | 競馬

父の日だった6月16日は、今週から開幕した函館競馬場で「サマースプリントシリーズ」の開幕戦・函館スプリントステークスが、東京競馬場では3歳ダート重賞・ユニコーンステークスが行われました。


函館メイン・第20回函館スプリントステークス(GⅢ・芝1200m)は16頭立てで争われ、昨年のこのレースでロードかな六を破って優勝し、前走の高松宮記念で2着と惜敗した⑫ドリームバレンチノ、昨年のサマースプリント王者⑭パドトロワ、昨年函館1200mで2勝を挙げた①フォーエバーマーク、②テイエムオオタカ、⑧スギノエンデバー、⑤シュプリームギフト、3歳馬⑨ストークアンドレイなどが参戦しました。
ばらついたスタートで始まったこのレース、先行争いでフォーエバーマークが押しながら鼻を奪い、パドトロワが2番手につけ、3番手に⑥ビウィッチアス追走。4~6番手の位置に⑬ハノハノ、②テイエムオオタカ、④マイネルエテルネルが一団を形成。その後ろの7番手ドリームバレンチノが控え、中団の8番手にシュプリームギフト、③サクラアドニス9番手、10番手に⑩アフォード、⑦アウトクラトール11番手と続く。後方グループには12番手⑯アドマイヤセプター、スギノエンデバー13番手、14番手に⑮エーシンホワイティ、⑨ストークアンドレイが15番手。⑪スプラッシュエンドがしんがりで追う展開。
3,4コーナー中間点を過ぎ、フォーエバーが依然として先頭でレースを引っ張り、パドトロワが2番手でマーク。外に持ち出したバレンチノが5番手、シュプリームも6番手まで進出。4コーナーから最後の直線コースに差し掛かり、パドトロワが逃げるフォーエバーマークに迫り、最内からビウィッチアス、間からシュプリーム、ハノハノ、外からドリームバレンチノが追いこむ。しかしバレンチノは伸びてこない。ラスト100mを切って、パドトロワがフォーエバーをかわし、外からシュプリームギフトが詰め、ほぼ2頭が並んでゴールインしたが、わずかにパドトロワが先着しました。

濃霧の中で行われた函館スプリントステークスは、ゴール前で先頭に躍り出たパドトロワが最後の直線での叩き合いを制して優勝。昨年のサマースプリント総合優勝場が2連覇へ好発進です。鞍上の勝浦正樹騎手は、2007年の朝日杯フューチュリティステークス以来、約5年半ぶりのJRA重賞勝利となりました。2着だったシュプリームギフトは最後追い込んで来ましたが、アタマ差で敗れました。1番人気に支持され、連覇を狙ったドリームバレンチノは、直線伸び切れず7着。59キロの斤量を背負って臨んだんですが、この馬には重かった。なお、このレースで5着だったスギノエンデバーが最後の直線で外側に斜行。降着とはなりませんでしたが、乗っていた北村友一騎手は22日、23日の2日間で騎乗停止となりました。
昨年のキーンランドカップ以来となる重賞3勝目を手にしたパドトロワは、函館SSには3年連続で参戦し、おととしは6着、昨年は4着に終わりましたが、3度目の正直でようやく優勝を果たしました。サマースプリント総合優勝後、スプリンターズステークスで8着、京阪杯で15着、前走の京王杯スプリングカップで14着と過去三走は惨敗が続きでしたが、夏の始まりとともに復活してきました。この後はアイビスサマーダッシュか、キーンランドカップに参戦予定。重賞連勝で史上2頭目のサマスプ連覇なるか?


東京メイン・第18回ユニコーンステークス(GⅢ・ダート1600m)は、未来のダート界を担うかもしれない3歳馬15頭が出走。初ダートの端午ステークスで4馬身差の圧勝を遂げた⑫サウンドリアーナ、昨年の全日本2歳優駿を勝った③サマリーズ、ダート3戦負けなし、3勝はすべて東京コースの⑦チャーリーブレイヴ、他にも⑥ベストウォーリア、①エーシンレンジャー、⑩ノウレッジなどが参戦しました。
芝コースからのスタートで、チャーリーブレイヴがやや出遅れ。ダートコースに入り、⑨ヴァンフレーシュとサマリーズの先行争いは、サマリーズが前に出て、ヴァンフレーシュ2番手。エーシンレンジャー、ノウレッジ、⑨クロムレック、⑪コンプリートゲームの4頭が3番手集団を形成し、その後ろにベストウォーリア7番手。中団の8番手グループにれたチャーリー、②ショウナンダイラ9番手、⑬ミヤジマッキーがつける。注目のサウンドリアーナは中団より後ろの11番手辺りを走っているが掛かり気味か。④サウンドトゥルー、⑭ケイアイレオーネが後方3番手から追い出し始め、⑤タッチザターゲット、⑮ベリトゥーベリーが単独最後方。
3コーナーを回り、サマリーズ先頭、ヴァンフレーシュ2番手は変わらず。クロムレックが3番手に浮上。コンプリートゲームも4番手。レオーネが後方から一気に前の位置まで上がり、リアーナは大外に持ち出した。15頭一団の状態で最後の直線に入り、残り400mのところで先頭集団はサマリーズ、ヴァンフレ、クロムレック、ノウレッジ、ケイアイレオーネと5頭横一線。残り200mでベストウォーリアが馬群を割って先頭に立ち、外からサウンドリアーナが一気に追い込んで来たが、ベストウォーリアが抜け出して先頭でゴールイン!サウンドリアーナは猛追見せるも2着まで…。

ダート王への登竜門レース・ユニコーンステークスは、単勝3番人気のベストウォーリアが残り200mで馬群から抜け出し、サウンドリアーナの追い上げを振り切り、2着に1馬身1/4差をつけての快勝。ダート無敗馬を一蹴し、重賞初挑戦で初勝利を飾りました。1番人気で2着だったサウンドリアーナは、上がり3ハロン・34.9秒は出走メンバー中最速タイムだったけど、道中うまく折り合えなかったのが敗因でしょう。でも、直線での力強い走りを見ると、今後に期待が持てそうです。2番人気だったチャーリーブレイヴは出遅れが響いて8着。GIウィナーのサマリーズは10着に沈みました。
優勝したベストウォーリアに騎乗した戸崎圭太騎手は、JRA移籍後初の重賞制覇となりました。今年3月にJRAジョッキーの仲間入りを果たし、現在まで関東リーディングで2位の57勝と好成績を残しながらも、重賞勝ちが遠かったけど、ようやく移籍後初勝利。重賞勝ちも地方時代を含めて通算4勝目となりました。戸崎騎手、おめでとうございます。


さあ来週・6月23日は、阪神競馬場で上半期のグランプリレース・宝塚記念が行われます。ファン投票1位のオルフェーヴルの回避は残念でしたが、昨年の年度代表馬・ジェンティルドンナ、春の天皇賞馬・フェノーメノ、巻き返しを狙う芦毛の怪物・ゴールドシップGI馬3頭が出走します。他にも春天2着・トーセンラー、ダノンバラード、2連勝中のローゼンケーニッヒ、ナカヤマナイトなどが出走予定。どうでもいい話ですが、今年の宝塚記念の表彰式のプレゼンターを務めるのは、陸上十種競技の元日本王者で、百獣の王を目指している武井壮さんです!間違っても武井咲ではありません!




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