日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

砂の新皇帝ここに君臨!ホッコータルマエが5連勝で帝王賞制覇!

2013年06月27日 | 競馬

2013年の上半期のダート交流重賞のグランプリレース・第36回 帝王賞(JpnI ダート200m 12頭立て)が26日、東京・大井競馬場で行われました。今年の帝王賞は「ダート頂上決戦」に相応しく、超豪華メンバーが揃いました。中央からは昨年のジャパンダートダービー馬⑪ニホンピロアワーズ、東京大賞典を制した⑥ローマンレジェンド、今年の川崎記念でGI2勝目を挙げた②ハタノヴァンクール、かしわ記念でGI初タイトルを獲得して現在4連勝中の⑧ホッコータルマエ、JBCクラシック覇者③ワンダーアキュート、GI2勝⑨テスタマッタの6頭が参戦。地方勢からは中央時代にダートGI3勝を挙げた⑤スーニ(船橋)、今年4戦3勝・南関東のエース格①フォーティファイド(大井)、笠松代表④トウホクビジン、兵庫代表⑦エリモアラルマなどが出走しました。



レース直前の単勝の上位人気は、1番人気はニホンピロアワーズ(2.6倍)、ローマンレジェンドが僅差の2番人気(2.7倍)、ホッコータルマエ3番人気(4.1倍)、4番人気ワンダーアキュート(6.6倍)、5番人気のハタノヴァンクール(9.2倍)までが10倍を切っていて、6番人気以降はテスタマッタ、フォーティファイド、スーニと続きました。
スタンド前からのスタートで、ホッコータルマエとニホンピロアワーズが好スタートを切ったが、ワンダーアキュートが鼻に立つ。2番手の位置にはアワーズとローマンレジェンド、タルマエはインの4番手、外側の5番手に⑫トーセンルーチェ(船橋)、テスタマッタは折り合いが悪そう。ゴール板を通過し、1,2コーナーから向正面に差し掛かり、アキュートがレースを引っ張り、2番手のところにルーチェとニホンピロアワーズが並走、ホッコータルマエ4番手、ローマン5番手追走。中団の6番手にハタノヴァンクール、テスタマッタ7番手、8番手スーニ、フォーティファイド9番手、トウホクビジン10番手と続く。後方は先頭からかなり離れ、11番手⑩エナージバイオ(川崎)、エリモアラルマがしんがり。
3コーナーを回り、ワンダーアキュート、ニホンピロアワーズ、トーセンルーチェ、ホッコータルマエの4頭が先頭集団を作る。特にタルマエは外に持ち出していて絶好の位置だ。4コーナー手前でルーチェが先頭集団から脱落。4番手グループにいるテスタマッタとローマンレジェンドは前の3頭を捕らえるのは難しそう。最後の直線をアキュートが先頭で入り、このまま逃げ粘るかと思いきや、真ん中からにホンピロアワーズ、外からホッコタルマエが迫る。残り150mでタルマエが先頭に立ち、ラスト100mで完全に抜け出す。アワーズが2番手に浮上するも万事休す。ホッコータルマエがニホンピロアワーズの追い上げを振り切り1着ゴールイン!並み居る強豪馬を破って、かしわ記念に続いてGI2連勝です!



全着順&払戻金
1着⑧ホッコータルマエ  2.03.0
2着⑪ニホンピロアワーズ 1馬身
3着③ワンダーアキュート  1馬身1/2
4着②ハタノヴァンクール  2馬身1/2
5着⑨テスタマッタ    3馬身
6着⑥ローマンレジェンド 2馬身1/2
7着⑫トーセンルーチェ  1馬身1/4
8着①フォーティファイド 4馬身
9着⑩エナージバイオ    大差
10着⑤スーニ      5馬身
11着④トウホクビジン  3馬身
12着⑦エリモアラルマ  6馬身

単勝 ⑧ 410円
複勝 ⑧ 140円 ⑪ 120円 ③ 170円
枠連複 【6】-【8】 470円
枠連単 【6】-【8】 950円
馬連複 ⑧-⑪ 460円
馬連単 ⑧-⑪ 990円
ワイド ⑧-⑪ 200円 ③-⑧ 440円 ③-⑪ 320円
三連複 ③-⑧-⑪ 960円
三連単 ⑧-⑪-③ 3850円


GI馬が7頭も参戦し、降り頻る雨によってドロドロの不良馬場で行われた今年の帝王賞は、単勝3番人気だったホッコータルマエが、ニホンピロアワーズとワンダーアキュートとの叩き合いを制して優勝。3コーナーで先頭集団に加わると、直線で外から伸びて、ラスト100m辺りで抜け出しました。2着にはニホンピロアワーズ、スタートから先頭を走り続けたワンダーアキュートは、最後粘れず3着。2番人気だったローマンレジェンドは6着に終わり、掲示板を外しました。6着のローマンまでJRA勢が独占し、地方勢はトーセンルーチェの7着が最高でした。
優勝したホッコータルマエは、今年5月のかしわ記念に続いてのGI勝利で通算2勝目。今年はここまで6戦5勝、2月の佐賀記念から重賞5連勝です。鞍上の幸英明騎手、同馬を管理している西浦勝一調教師は帝王賞初勝利となります。
タルマエはデビューからずっとダートを走り続け、昨年6月の青梅特別で古馬を一蹴すると、3歳ダート重賞・レパードステークスで重賞初勝利。同世代のライバルであるローマンレジェンドとハタノヴァンクールに比べると、タルマエは「実力はあるけど勝てない」イメージがありましたが、今年ようやく本格化。佐賀記念を皮切りに快進撃が始まり、3月の名古屋大賞典、4月のアンタレスステークスと重賞競走を連勝。かしわ記念ではエスポワールシチー、同期のローマンを破りGI初V。そして今回の帝王賞も連勝中の勢いを見せつけ、「ホッコータルマエ時代到来」を告げるかのような勝利。この半年で破竹の5連勝、飛ぶ鳥を落とす勢いで「新ダート王」に上り詰めました。今後はJBCクラシック(@金沢競馬場)、JCD、暮れの東京大賞典の「秋のダート王道路線」に進むと思います。今のタルマエの勢いと充実ぶりからすると、「秋ダート3冠完全制覇」も行けるでしょう。



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