日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

俺が世代最強だ!ゴールドシップが「4歳3強対決」を制してグランプリ連覇達成!

2013年06月24日 | 競馬

2013年の中央競馬の上半期総決算・第54回宝塚記念(GI・芝2200m 11頭立て)が23日、阪神競馬場で行われました。昨年の勝ち馬でファン投票1位のオルフェーヴル不在の中で行われた今年の宝塚は、昨年の年度代表馬⑪ジェンティルドンナ、春の天皇賞馬③フェノーメノ、春天5着の雪辱に燃える⑩ゴールドシップの「4歳3強」が参戦。ジェンティルは昨年11月のジャパンカップ以来、実に7か月ぶりの国内レース。フェノーメノはGI2連勝、ゴールドシップは昨年の有馬記念に続いてのグランプリ連覇に挑戦します。3強以外では、春天2着の⑥トーセンラー、AJCCで久々の重賞勝ちを果たした④ダノンバラード、現在2連勝中の準オープン馬⑨ローゼンケーニッヒ、重賞3勝の⑧ナカヤマナイト、暴走ペースメーカー⑤シルポートなどが出走しました。


レース直前の単勝オッズは、1番人気がジェンティルドンナ(2.4倍)、2番人気ゴールドシップ(2.9倍)、3番人気フェノーメノ(3.2倍)。やはり3強が人気の上位を独占&単勝1ケタ台。4番人気以降は10倍以上。トーセンラー、ダノンバラード、シルポートと続きました。
スタンド前でのスタートで、ジェンティルドンナが好スタートを切るが、シルポートが先手を奪う。2番手の位置にジェンティルとダノンバラードがつけ、ゴールドシップは後方からではなく4番手と早めの競馬。いつものゴルシじゃない!?5番手のところにトーセンラーとナカヤマナイト、フェノーメノは7番手でゴール板を通過しました。
1コーナーを回ったところで、シルポートが早くも後続を引き離して独走態勢。3強を意識しているのかどうかわわからないが、最後まで影を踏ませぬ走りでファンをアッと驚かせるのか?大きく置かれた後続勢は、ダノバラが単独2番手、3番手ジェンティル、ゴールドシップ4番手追走。5番手にトーセンラー、その後ろの6番手にフェノーメノ。中団7番手に①ヒットザターゲット、8番手ナカヤマナイト、9番手②タニノエポレット、10番手⑦スマートギア、ケーニッヒがしんがり追走という展開。
果敢な大逃げで先頭をひた走るシルポートは、前半1000mを58秒台で通過。内回り3コーナーに差し掛かり、ゴールドシップが3番手のジェンティルに並びかけ、5,6番手で追うフェノーメノも追い出し始める。4コーナーのところでジェンティル、ゴルシ、フェノーメノの3頭が横一線。そんな中、シルポートは後続に大差のリードを保ったまま最後の直線コースに差し掛かる。ただ、2番手との差が徐々に縮まる。残り300mあたりでダノンバラードがシルポートを捕らえるが、残り200mでゴールドシップが抜き去って先頭に浮上。ジェンティルドンナとフェノーメノは2番手のダノンバラードを追うも、全然脚が伸びてこない。ゴールドシップはラスト100mを切って一気に突き放し、堂々と先頭でゴールイン!そして2着にバラードが入り、ジェンティルは3着、フェノーは4着まで…。



全着順&払戻金
1着⑩ゴールドシップ     2分13秒2
2着④ダノンバラード     3馬身1/2
3着⑪ジェンティルドンナ   クビ
4着③フェノーメノ      1/2馬身
5着⑥トーセンラー      2馬身
6着⑧ナカヤマナイト     1馬身1/2
7着⑨ローゼンケーニッヒ    クビ
8着⑦スマートギア      1馬身3/4
9着②タニノエポレット     3馬身1/2
10着⑤シルポート        ハナ
11着①ヒットザターゲット    1馬身1/2

単勝 ⑩ 290円        
複勝 ⑩ 140円 ④ 370円 ⑪ 120円
枠連 【4】-【8】 2560円        
馬連 ④-⑩ 5150円  
馬単 ⑩-④ 6180円
ワイド ④-⑩ 850円 ⑩-⑪ 210円 ④-⑪ 860円        
3連複 ④-⑩-⑪ 2910円        
3連単 ⑩-④-⑪ 23420円



上半期の最強馬を決める宝塚記念は、単勝2番人気だったゴールドシップが、2着に3馬身半差をつけて完勝。「4歳3強対決」を制し、世代最強を証明してみせました。昨年の有馬記念に続いてのグランプリ秋春連覇達成で、GI4勝目を手にしました。2着にはダノンバラードがジェンティルドンナとフェノーメノの追撃を振り切り、粘って2着を確保し、「3強崩し」に成功。1番人気だったジェンティルドンナは3着、フェノーメノは4着に終わりました。どちらも重たい馬場のせいで直線で伸びてきませんでした。ジェンティルは凱旋門賞へ弾みをつけるためにも勝っておきたかったんですが、内容的には完敗でした。前走から3か月の休み明け、初めて背負った56キロの斤量の重さ、道悪で鋭い末脚が使えなかったのが敗因か。フェノーメノは春の天皇賞の反動が出たのでしょうか?距離的にも勝てる可能性は十分あったんですけど…。
優勝したゴールドシップに騎乗した内田博幸騎手は、ヴィクトリアマイルに次いで今年GI2勝目。宝塚記念はエイシンデュピティに騎乗して勝利した2008年以来で、5年ぶり2勝目となります。表彰式ではバック転を披露し、ゲストプレゼンターを務めた武井壮さんにボディブローを入れようとしました。ステイゴールド産駒は2年連続制覇で、同レース通算4勝目となります。
前走の春天ではハイペースについて行けずにまさかの5着に敗れたゴールドシップですが、今回のレースでは一変して先行策を取る作戦に出ました。あくまでも個人的見解ですが、前回の反省を踏まえる意味合いもあったし、シルポートがハイペースの大逃げを打つ事を想定して先行策を取ったのでしょう。道中はジェンティルをピッタリとマークし、3,4コーナー中間点を過ぎたところでスパートを仕掛け、直線では溜めていた脚を一気に爆発させました。道悪の馬場が味方したし、位置取りも上手くハマり、スタミナの差が勝敗を分けたような感じかな。同世代のライバルを軽く一蹴して見事復活、次なる目標は未定だけど、秋は海外に行って、凱旋門賞かブリーダーズカップターフ、香港ヴァーズに挑戦してもらいたいです。精神力のある彼なら海外でも通用すると思うけど…。


上半期のGIシリーズが終わり、来週からは夏競馬が始まります。30日のメインレースは、福島競馬場で3歳重賞のラジオNIKKEI賞、中京競馬場ではサマースプリントシリーズ第2戦・CBC賞が行われます。ラジオNIKKEI賞には、毎日杯2着のガイヤースヴェルト、アドマイヤドバイ、桜花賞6着のサンブルエミューズ、ダービー10着のフラムドグロワール、ケイアイチョウサン、バロンドゥフォール、ミエノワンダー、シャイニープリンスなどが登録。CBC賞には、マジンプロスパーを筆頭にハクサンムーン、サドンストーム、ザラストロ、バーバラなどが出走を予定しています。
あと、28日は大井競馬場でダート交流GIの帝王賞があります。昨年のJBCクラシックを勝ったワンダーアキュート、GI2勝のハタノヴァンクール、JCDの勝ち馬ニホンピロアワーズ、東京大賞典馬・ローマンレジェンド、かしわ記念でGI初勝利のホッコータルマエ、GI2勝テスタマッタ、中央時代にダートGI3勝を挙げたスーニ(地方・船橋所属)といったGIホースが7頭も出走します。「上半期のダートのグランプリ」の名に相応しい豪華メンバーがそろい踏みで、例年以上にワクワクするようなレースになりそうです。


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