「ミレニアム」を買いに本屋へ行くと・・・
他にも読みたい本が、あちらの棚からこちらの棚から私を呼んでいる。
んがしかし、財布の中には1000円札が少々。 情けなかねぇ
というわけで、ラスイチを川上未映子と前田日明(アキラ)がせり合う。
純文学とプロレスの対決だ。 清濁併せ呑むのだ。
もちろん、プロレスが“清”であることはゆーまでもない。
前田の本は、あの山本小鉄との共著だ。
題して「日本魂」
オビには前田と小鉄が並び、
鬼軍曹 vs.格闘王 日本は何処へいくのか!? とアオってくる。
ここは買わねばなるまい。 未映子ちゃん、ごめんね。 相手が悪かった。
男の子はアホだから、誰が1番強いのか? というのが重要な命題になる。
この場合の“強い”とは、単純に腕っぷし、ケンカのことです。
で私、頭に浮かぶ男がふたりいる。 マス大山と、前田だ。
オビを引用しちゃおう:
わが孫と子のために守るべき地球環境 / 在日の国籍と参政権、そして拉致問題 /
未成年者の犯罪と“加害者の権利” / 経験しろ、失敗しろ、そして考えろ etc
前田の発言も引用しちゃおう:
(小泉元首相を痛烈に批判した後・・・)
“で、強引に構造改革を推し進めた結果、どうなったか。弱者を切り捨てる世の中ができあがった。
改革というなら、まず弱者が守られるシステムがつくられるべきなのに、見事に逆になった”
“俺の代が在日三世で、秋山(成勲)は在日四世。そのうちに「彼は在日十六世だ」とかなって。
いったい何世になったら日本人になるねん、この国で真面目に生活して”
そう、前田は実に進歩的でラジカルだ。
(噂されている)民主党の枠に収まりきれるのかな?
いっぽう鬼軍曹・山本小鉄は、かの猪木についてかなり深刻な批判をしている。
側近中の側近、右腕と言われた小鉄の言葉は重い・・・。
「日本魂」 前田日明・山本小鉄 共著 講談社
今回、表紙だけの「ミレニアム 3部作」の紹介はまた次回。
こりゃ、死ぬほどおもしろい! とだけ言っときましょ。