MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

東京ロンダリング

2011年09月04日 | A DAY IN THE LIFE

死んだ人の
  部屋に住むのが
     彼女の仕事。



この小説の最大の欠点は、短かすぎること。
クイクイ読めて、キーキーとおもしろいから、アッというまに読了。

小説に対して、わたしに書評があるとすれば、ほぼこれだけだ。
クイクイ読めて、キーキーとおもしろいか、否か。


 主人公りさ子(32)の仕事は、部屋に住むこと。 それだけ。
 ただその部屋が“事故物件”であること。

 そう、誰かが死んだ部屋に住んで、ロンダリングするわけだ。

 マネー・ロンダリングと一緒だ。
 汚い金を、いったんスイス銀行かなんかに預けてキレイにするってやつ。

 他の人間が1カ月住めば、その部屋は何事もなかったことになって、
 不動産屋は、次の借り手に説明する義務がなくなるんだと。 恐いですねぇ


書評はプロに任せましょう。

『暮らす、ということは、その場所に根をおろすことだ。
寄る辺ない身のりさ子が、人とかかわりあうことを通して、
現実の世界に根をおろしていくありようは、
たくましさの回復というよりは、
やわらかい水の中に根をおろし、
まるで光を帯びた花を天空に咲かせる睡蓮(すいれん)のような、気高さを感じさせる。』

さすがプロ!の書評は、松井雪子(作家・漫画家)さんです。


わたしは1点だけ。

リさ子が同業のスガさんと電話で話すシーンで、グっと胸にきてしまい、
まさかこんなシーンで泣ける? 変じゃね? と自問する。

まいいから、もっと泣かせろ! とか思っていると、
あっけなくスルーされる。 う~ん、りさ子の気高さとはほど遠いなぁ^^

ちなみに、読んでるときに聴いていたのがバカラック。



音楽との相乗効果ってあるのさ。
で、それは悲しい話の時には悲しい曲を、 ってわけでもないのね。

 
仕事はつづけるみたいだから、りさ子の後日談が読みたいぞ、と。
でも決着はつけたから、残念ながら無理か。
ほらね、短かすぎるのが悪い。


「東京ロンダリング」  原田ひ香  集英社


I Am A Rock  アイ・アム・ア・ロック

2011年09月04日 | 木曜日のボール

あそこでマイクが決めていたら・・・・・・
男になったのにィ~~ クーッ

でも、マイクは貴重な戦力になる。
“ちまちま”した地上戦に、立体的なオプションを加える。

劇的な幕切れは、長谷部が整え、吉田が締めくくるらしい。
わたしたちのキャプテンは素晴らしい! と、胸を張れるのは素晴らしい。

と書きつつ、おとといの試合はすでに遠ざかりつつある。

だって、なでしこ・代表・なでしこ の3連戦。
中1日って、いかに女子のカレンダーがいいかげんなものか歴然、ア然。

まさかアジアの女が世界チャンピオンになるとは、誰も思ってもみなかった。
だからテキトーにやっつけたスケジュール。

それでもなでしこは勝つ。
今回はキビシーかな?なんて杞憂に終わらせるつもりだ。

澤は少年のようにボールを追う。
終了の笛と同時に、ヒザに手をつきハァハァと喘ぐ世界一のプレーヤーがいるか?

男も女も、われわれのキャプテンは最高だ。




書きながら聴いているのは、S&G(この表記が古いなぁ)
ホームセンターのワゴンセールで500円だ。 安っ

「アイ・アム・ア・ロック」 当然「オレはロックだ!」という歌だとばかり・・・・・
クセだま、ブレだまのポール・サイモンが、
そんなピーター・ロリマーみたく、まっすぐなボールを蹴るはずもなく。

ここらへん理解できてるひと、 古いぞぉ