モチベーション満タンのブラジルは強い! ってのが昨日の話。
パウリーニョの先制ゴールが日本の出鼻をくじき、
プラス、ちょっとした脱力感もあたえた。 なぜか?
それは圧倒的、破壊的なゴールではなかったからだ。
スピードもコースも、ドヤ・川島ならセーブしていたとしても不思議ではないシュートだった。
えっ!? みたいなね。
あれれ、取れないの? 入っちゃったぁ・・・的な。
でもね、川島を正面から捉えたスローの映像を見ると、疑問が氷解しまっせ。
パウリーニョがシュートにいく瞬間まで、 川島、準備をしていません。
ほぼ突っ立っている感じ。 シュートに備えて体勢をやや低く・・・・・・していないのね。
そうです。
わが守護神、シュートが来るとは思ってなかった・・・・・・とは言いませんが、
万全の準備をしていなかったのも事実。 それは映像からも明らかです。
犯人はパウリーニョです。
アイツです、詐欺師は^^
あのシュートはトーキックで蹴っています。
あの距離から狙う時、日本人ならほぼ100%インステップを選択します。
ま、言ってみれば「大きく振りかぶる」わけです。
それだったら川島ならずともキーパーならシュートに備えられます。
んが、トーキックとなると、走ったまま予備動作なしでシュートが打てます。
キーパー、準備するヒマがありません。
川島の反応が遅れたのではなく(結果的には遅れたんですが)
それ以上にパウリーニョのシュートに意外性があった という事です。 そーゆこと。
勝利したフランス戦の後、前監督・トルシエ(惨敗時の当事者)は、
これからの日本に必要なことを聞かれて、「ディティール」と、答えたそうです。
パウリーニョのトーキックなんかが、まさにその「ディティール」なんでしょう。
大まかな絵は描けるようになった。 それもかなり上手に。
あとはディティール。 細かな目に見えないような部分・・・。
トーキックは教えないもんね、基本。
それでも使ったけどね、試合でも。 まあ、苦しまぎれがほとんどだったけど。
とっさの機転と、苦しまぎれじゃ えれー違いがでるもんだ。
じゃ、また次回