MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

ブラジル 2

2012年10月18日 | 木曜日のボール

モチベーション満タンのブラジルは強い! ってのが昨日の話。

パウリーニョの先制ゴールが日本の出鼻をくじき、
プラス、ちょっとした脱力感もあたえた。 なぜか?

それは圧倒的、破壊的なゴールではなかったからだ。
スピードもコースも、ドヤ・川島ならセーブしていたとしても不思議ではないシュートだった。

えっ!? みたいなね。 
あれれ、取れないの? 入っちゃったぁ・・・的な。

でもね、川島を正面から捉えたスローの映像を見ると、疑問が氷解しまっせ。

パウリーニョがシュートにいく瞬間まで、 川島、準備をしていません。
ほぼ突っ立っている感じ。 シュートに備えて体勢をやや低く・・・・・・していないのね。

そうです。
わが守護神、シュートが来るとは思ってなかった・・・・・・とは言いませんが、
万全の準備をしていなかったのも事実。 それは映像からも明らかです。

犯人はパウリーニョです。
アイツです、詐欺師は^^

あのシュートはトーキックで蹴っています。
あの距離から狙う時、日本人ならほぼ100%インステップを選択します。
ま、言ってみれば「大きく振りかぶる」わけです。

それだったら川島ならずともキーパーならシュートに備えられます。
んが、トーキックとなると、走ったまま予備動作なしでシュートが打てます。
キーパー、準備するヒマがありません。

川島の反応が遅れたのではなく(結果的には遅れたんですが)
それ以上にパウリーニョのシュートに意外性があった という事です。 そーゆこと。


勝利したフランス戦の後、前監督・トルシエ(惨敗時の当事者)は、
これからの日本に必要なことを聞かれて、「ディティール」と、答えたそうです。

パウリーニョのトーキックなんかが、まさにその「ディティール」なんでしょう。
大まかな絵は描けるようになった。 それもかなり上手に。
あとはディティール。 細かな目に見えないような部分・・・。

トーキックは教えないもんね、基本。
それでも使ったけどね、試合でも。 まあ、苦しまぎれがほとんどだったけど。
とっさの機転と、苦しまぎれじゃ えれー違いがでるもんだ。

じゃ、また次回