MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

帰らぬ人 淡き光

2019年10月29日 | A DAY IN THE LIFE

八千草薫さんが亡くなった。

ちょっと前、若くてカッコいい女性は尊いと書いたけど、
老いてなお気高く美しい女性は、もっともっと遥かに尊い。





八千草さん、いろいろ印象的な役柄は多いけれど、
ワタシには「男はつらいよ 寅次郎夢枕」が究極だ。
いつもはフラれる寅さんが、フッちゃうんだから、よりによって八千草薫を!
1972年作だから、八千草さん40歳くらいか・・・まあキレイなこと。


 トラの幼なじみ お千代坊

トラからプロポーズされるものとばかり思っていたのに・・・
なんと逆プロポーズするはめに。
でも、トラはバカだから、、、
もうね、フラれる前後の表情が・・・最高最強です。 

 


↑↑↑ フラれた後の笑顔 だと思う。「嘘よ、冗談よ」って。 

男なら確実に来ます。ヤラれます。
いちのコロです。
これで来ないヤツは男として信用できません^^ 許せんぞ、そこのタコ

巷間、浅丘ルリ子のリリーさんこそ、
寅さんシリーズ最高のヒロインの呼び声が高いんですが、
なにをおっしゃる、この八千草薫のお千代坊こそ最高最強のヒロインです。
まあキレイ。 全編美しい。

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と、エラそーにほざいてますが、
寅さんシリーズ、正直まったく興味がなかったんです、あの頃は^^
1972年だから・・・高校の頃だし。
当然、映画館で観たことは一度もありません。

サッカー部の同級に
「観たことないの? バカだね、トラさん最高じゃん!」と言うやつがいて、
心底バカにしてた記憶が^^ 
と、と、トラさんて、盆と正月のジジババのお楽しみだろ、みたく。
全共闘の残り火がまだチロチロしてた頃です。
健さんは観るけど、と、と、トラさんて 本気か? 気は確かか? みたいな。

やがて時は流れ・・・
ですからこの作品も、だいぶ経ってからテレビで観たと思います。
この八千草薫を、デカいスクリーンで観なかっとことが悔やまれます。

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そうです。
サッカー部のアイツが正しかったのです。
許せ友よ。