ひろば 川崎高津公法研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

陰謀という字 書けないものなのか

2017年11月28日 00時33分13秒 | 受験・学校

 先程まで基本法学概論Bの採点をしていたのですが、刑法総論を勉強してきたはずの学生が陰謀という字を書けないのか、と思うような答案がたくさんありました。

 空欄にしている答案もあれば、次のような解答もありました。

 穏謀 (穏やかなはかりごと? 刑法には似つかわしくない。)

 隠望 (密かな望み? 何を望む? ちなみに、隠謀であれば、陰謀と同じです。国語辞典にも載っています。ただ、現在の刑法学などでは隠謀という表現を使いません。)

 隠媒 (これは「いんぼう」と読めるのでしょうか?)

 陰望 (陰で望む? 刑法には似つかわしくない。)

 隠防 (密かに何を防ぐ? 刑法には似つかわしくないような気もする。)

 因謀 (意味がわからない。)

 陰媒 (これは「いんぼう」と読めるのでしょうか?)

 また、措置と書いてもらうつもりで出題したものについても、何故か「阻置」と書かれた答案がいくつかありました。

コメント
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